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グラミン日本×MAIA「ビジネスコミュニケーション研修」開催レポート

株式会社MAIAは、一般社団法人グラミン日本とSAPジャパン株式会社と共に、生活困窮者への経済的自立支援を目的として、デジタル・プラットフォームを活用した案件創出を目指し多様な働き方の支援及びデジタルスキルのエンジニア育成のためのプログラム「でじたる女子」を8月25日より提供開始しました。

本セミナーは女性が自立していくための仕組みで、デジタルのスキルを学ぶことはもちろん大切です。
そして、女性が本当に自立していくためには、「プチ起業」の知識が大きな助けになると考えています。
▼「でじたる女子」の詳細はこちら
グラミン日本、SAPジャパン、MAIA「でじたる女子」プログラムの提供開始

10月28日(木)に、グミラン日本とMAIAとの第三回目のコラボとして、「ビジネスコミュニケーション研修」 を開催しました。
普段何気なく行っているコミュニケーションですが、ビジネスにおいては誰もが必要なスキルです。
今回は、ビジネスコミュニケーションの「聴く・読む・話す・書く」の主な4つの動作のうち、今回は「聴く」と「話す」の2つをスコープとして取り上げました。

ビジネスにおけるコミュニケーションの目的

一般に、コミュニケーション能力が長けている人の特徴と言えば「話が面白い」「話題が豊富」などのイメージがあるかと思いますが、ビジネスにおけるコミュニケーションで大事なことは、「相手が言っていることを正しく理解すること」「自分が言いたいことを正しく伝えられること」と言います。

ビジネスコミュニケーションの目的は、あらゆるビジネスの場面で、企業と企業や人と人の間を円滑にし、双方に利益をもたらすこと(≒損害を発生させないこと)になるのです。

「聴く」テクニック:定義の明確化

ビジネスにおいて「聴く」ことの目的とは、相手が自分に話していることを正しく理解し、その上できちんとアクションに繋げることが重要です。

また、曖昧な使われ方をする名詞が出てきた際には、相手に質問し具体化し、すり合わせる必要があります。

例1)要注意の名詞と曖昧な点
・「改革」  :何が、どのように、変わるのか
・「改善」  :何が、どのように、良くなるのか
・「顧客視点」:どのような顧客の視点で見るべきなのか?
・「経営視点」:どのような経営の視点で見るべきなのか?

さらに、曖昧な形容詞についても講義の中で解説していただきました。

例2)要注意の形容詞
「良い・悪い」「早い・遅い」「優先度が高い・低い」「金額が高い・安い」

質問をするということは、決して恥ずかしいことではありません。
相手がふわっと話していることを明確化することで物事が動き出していきます。

また、講義ではもう一つのテクニックとして「傾聴」について解説していただきました。

傾聴とは、相手の話に耳を傾けて熱心に話を聴くことで、言語情報だけでなく、非言語情報も重要だと言います。
傾聴には、「アイコンタクト」「復唱」「あいづち」の3つがあり、傾聴に加えて「汲み取る」力も大事と、例を交えながら解説していただきました。

「聴き方」演習

このセクションでは、より具体的なシチュエーションを例に、相手が伝えたいことを正確に汲み取るために必要な質問力を鍛える演習を行いました。

演習1:プロジェクトメンバーからの報告でいくつか曖昧な点があった場合、明確化するためにどんな質問をすれば引き出せるか?という演習

演習2:上司から下記のような資料作成の指示があった際、精度の高い資料を作成するために不足している情報を引き出す質問を考える演習
「今度、売上低迷に関するMTGをするから、資料を作っておいてください」

質問力向上には、「どんな情報があったら自分は動けるだろう?」とイメージしながら、徐々に鍛えていける力だとお話しいただきました。

「話す」テクニック:結論先行

質問をされた場合には、質問者の意図を正確に理解し、簡潔に回答すべきですが、頭の中で考えてもやもやしながら話し始めると、「YESなのかNOなのか」という質問に対して「Cです」という会話になりがちです。

まずは結論を先行して話すということを意識することが大事だとお話しいただきました。

また、講義の中では下記のテクニックについても実例を交えながら解説していただきました。
・「構造化」  :カテゴリ分類して整理しながら話すことで、コミュニケーションが円滑になる
・「論点の整理」:「なぜ」と「なに」を少なくとも3回繰り返し、掘り下げていくことで考えを整理する
・「PREP法」  :
要点→理由→具体例→再び要点の順番で話をするテクニック
・「
DESC法」  :描写→表現→提案→結果の順番で話をするテクニック
・「SDS法」  :要約→詳細→要約の順番で話をするテクニック

「話し方」演習

このセクションでは、より具体的なシチュエーションを例に、自分が伝えたいことを正確に理解してもらうために必要な話し方を鍛える演習を行いました。

演習1:プロジェクトメンバーからのタスク進捗報告について、報告の仕方の問題点を指摘し、改善案を挙げる演習
「仕事やんなっちゃいました。頼まれたタスクも今日中に完成しないですし···。無能すぎて自分に嫌気が差しています。」

演習2:上司と部下のコミュニケーションについて問題点を指摘し、改善案を挙げる演習

ビジネスでは、複数のタスクや複数の問題を同時に進めていくシーンが多くあると思います。
今この場で片付けられる問題についてはすぐに動けるよう完結するようなコミュニケーションをとることが大事だとお話しいただきました。

また、講義の中では補足として、「メラビアンの法則」「EQとIQ」「円滑なビジネスコミュニケーションの10ヶ条」についても解説いただきました。

ビジネスは自分一人だけで成功させることは困難だからこそ、ビジネスコミュニケーションを磨きながら、周りとの信頼関係を積み重ねるヒントを探る時間となりました。

アンケートにお寄せいただいたコメント(一部抜粋)

社会に出てからこういった勉強会をしたことがなかったので大変勉強になるとともに、実践として今後の仕事で活かしたいと思いました。

「聴き方」「話し方」を身につけることで、効率の良い仕事ができるのかな。と思います。 このような機会を設けていただきありがとうございました。

最後に教えていただいた10か条が特に印象に残りました。大切なことはいろいろありますが最後に行きつくのは相手への敬意や感謝の気持ちなのかなと思いました。忘れないようにしていこうと思います。

 

 

 

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