12月11日(土)に、一般社団法人ハートフルファミリー理事の西田真弓さんをお迎えし、「シングルマザー人生を豊かにする心をお金のおはなし」ウェビナーを開催しました。
パートナーと別れ、4桁以上の負債を背負い、息子さんと一緒にシングルマザーとして生きていくことを決めた西田さん。
「それでも受け入れて、今を頑張っている。そんな自分の人生に誇りを持って生きていくしかないんだ」と、西田さんのこれまでのご経験から、シングルマザーにこそ伝えたい女性の自立と経済力の大切さについて教えてくださいました。
【恋愛/結婚 < 自立】経済力は一つの武器になる
「『シングルマザーだから』なんて言われたくない。子どもに不憫な思いをさせたくない。
だからこそ、必要なのがお金だった」と、西田さんはご自身の経験から語ります。
「誰かいてくれたらいいな」と思うことは女性の幸せとして全然いいこと。
でも、結婚をゴールにしないこと。自立を優先しましょう。
ここで大切なのは、「自立は自信になる」ということ。経済力は一つの武器になるんです。
自立とは、自分自身が自分の足で立つこと。人のせいにしないこと。
そうすれば、子どもをしっかり守ることができる。
「経済的な今を変えたい」という気持ち
当時は大きな負債があったため、「ふつうに9時-17時で働く」という選択肢がなかったと話す西田さん。
現在は株式会社m’company internationalの代表取締役、一般社団法人ハートフルファミリーの理事と二足のわらじで活躍する西田さんですが、「起業したい」というよりも、そうせざるを得なかったそうです。
「私にできるかな?」ではなく「やってみたい」という意識に変えていくこと。
そして、あとに引けない状況を作り出す。
もちろん、不安もあるのはわかります。失敗もするし、私は騙されたこともあります。
でも、結果的に今の自分を作り出しているのは、その経験があったから。
大丈夫。心の自立は後からついてきます。
親子は共に戦う”同志”
「困難があったからこそ、とてもいい親子関係が築けている」と西田さんは当時を振り返ります。
お金もないし、稼ぎに出ないといけないので家にいられず、子供は大概に寂しい。
自信もなくて、「子育てを十分にやれていない」という思い。こんなに我が子が大好きなのに、届かない。
息子にとってどんな親でいたらいいのだろう?と日々悩んだそうです。
西田さんはそんな時、息子さんと「親子会議」をよく行ったと教えてくれました。
「何をするにしてもお金は必要だよね。ママもあなたに色んな経験をさせてあげたい。だからママは稼ごうと思ってる。
でも、そんなの要らないからずっと家にいて欲しいと思うなら、ママはそうするよ」
そう話し、「一緒に決めよう」と息子さんに提案したそうです。
ウェビナー中には、24歳になった息子さんが西田さんをどのように想っているのか、当時の暮らしをどう感じていたのかといったコメント文や、息子さんから西田さんへの素敵な贈りものの思い出ムービーがシェアされ、ご参加いただいた皆さんからも「ほっこり感動した」とコメントがありました。
強く生きるかっこいいママへ
まずは、「なんだってできる」という強いマインドにすること。
そして、間髪入れず「こうなりたい」という未来に近づく手段や情報を掴み、チャレンジする一歩へのエネルギーに変える。
西田さん自身も、この強い気持ちで踏ん張ってきたそうです。
そして不思議なことに、自分がチャレンジしていると、同じようにチャレンジしている人と出会えたそうです。
「経済的な自立」は努力をして手に入れることができる。
そして、私たちシングルマザーの悩みの8割は経済的なことを克服したら解消できる。
過去と他人は変えられない。今を変えていく手段をどんどん探していく方が、お得ですよね。
やむを得ずシングルマザーという人生を歩むことになった、そのことを逆手にとってしまいましょう。
通り過ぎたら、笑い話になりますよ。
「強く生きる覚悟を持ってね」と、西田さんは力強く、太陽のような笑顔で語ってくださいました。
アンケートにお寄せいただいたコメント(一部抜粋)
・同じ体験をした方のお話はやはり刺さります。起業に踏み切れずにいますが、頑張ってみたいなと思いました。
・今からでも始められるという希望を持てました。ありがとうございました。
・ 起業するなんて無理だと思っていましたが、今の仕事を続けながら、土日だけ、夜だけなど副業としてできる範囲から始めればいいんだというのは思い付きませんでした。 西田さんのお話を聞いて、すごく共感する事もありましたし、元気、勇気を貰えました! 娘のために、一歩踏み出してみようと思います!
講師
西田真弓
株式会社m’company international代表取締役
一般社団法人ハートフルファミリー理事
19歳で結婚、29歳で離婚。4桁の借金を背負いスタートしたシングルマザーとして人生を切り
ひとり息子が24歳になった今、