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フリーランスとしての成功へ導いたものは「人を育てる仕事」への情熱と家族への思い

長年人材開発の世界で培ったスキルを活かし、「愛知県」でMAIA女子として働く「木村 由紀子」さんに、現在どのような働き方をしていて、どのようなライフスタイルを送っているのか詳しくお話を聞きました。

今までの私のキャリアについて

今現在の働き方を教えてください

フリーランスとして働き始めてちょうど丸3年ほどになります。20年勤めた会社を辞め、50歳になる前にキャリアチェンジをしてこの先のことを考えようと思いました。
もちろんフリーになるということへの不安はありましたが、前職の会社の職場再編により今までの業務が続けられなくなるというきっかけと、息子が小学校に上がるいわゆる「小1の壁」と言われるタイミング、20年やってきた仕事がベースにありこの先もこの仕事を続けていきたいという思いもあったので、会社に残ることを取るか仕事の内容を取るかを考えたときに、一旦会社を離れるという選択肢もありではないか、と決断しました。
転職というより、今までやってきたことを活かしながら自分のやりたいこと、求めてもらえることをベースに仕事ができたらいいなと思いましたし、小1の息子との生活スタイルとも折り合いをつけながら働ける働き方を模索したいということもありました。
ありがたいことに前職の会社と今もビジネスパートナーとして取引が出来ているのでいい形での独立が出来たと思っています。

今までにどのようなお仕事をしていましたか?

◆システム会社(営業・SE・インストラクター)
業務システム等の開発をしている会社で2年ほど。長い職歴ではありませんが設計やロジカルシンキングは好きで、これが後にRPAをやってみようという気持ちに繋がる部分でもあります。

◆人材派遣会社(インストラクター)
結婚と主人の転勤により関東に引越しましたが、会社の支社が無かったため退職しました。

◆総合人材会社(人材開発・組織開発コンサルタント、研修講師・ITインストラクター、講師採用・育成、スタッフ教育、MS試験会場運営、アウトソーシングPMなど)
再び名古屋に戻ることになり名古屋で再就職をした会社に20年ほど勤めました。主にクライアント企業内での人材開発コンサルタントや研修業務。IT系の研修や語学系もありましたし、研修と名のつくものは殆ど受託しており、企業・大学・官公庁等で人の育成に関わるジャンルの仕事をしていました。
インストラクター経験があったので講師の人材がいなければ自分で登壇することも。企業内での問題をどう解決するかを考えたときにひとつの手段として研修というものを提案し、組織改善に向けて伴走していくコンサルタント的な仕事がメインでした。

過去のキャリアで身につけたスキルはありますか?

・RPA関連知識(BizRobo、UiPath)
・人材育成、組織開発に関する専門知識
・レジリエンス、ストレス対処能力に関する専門知識
・コンサル、講師、PM業務による調整力、コミュニケーション力、言語化スキル
テクニカルスキルで言えばもともとやっていたOA系のインストラクターという仕事は続けており、ITの知識はブラッシュアップしながらというところで今につながっていると思います。
組織開発・人材開発に携わってきて、トレンドも変わっていく中でそういったものを取り巻く心理学的な専門知識は20年やってきたからこそのノウハウはある程度身についてきたと思います。

【保有資格等】
・Executive Certificate 認定レジリエンス・トレーニング講師
・アンコンシャス・バイアス 認定トレーナー((⼀社)アンコンシャスバイアス研究所)
・メンタルヘルスマネジメント検定 Ⅰ種 マスター(国家資格)
・PRAS・SOCトレーナー((株)医療産業研究所)
・アンガーマネジメント ファシリテーター ((⼀社)日本アンガーマネジメント協会)
・アンガーマネジメント ティーン インストラクター(同上)
・アンガーマネジメント キッズ インストラクター(同上)
・2 級ファイナンシャルプランニング技能⼠(国家資格)
・Microsoft Certified Trainer(日本Microsoft社 1998年~2014年保有)

心理学的資格についてはもちろん業務上の必要性ということもありましたが、ひとつのきっかけは出産ということがありました。もともとネガティブに捉えがちだった自分が折れないようにしなやかでありたいということと、息子がこれから生きていく社会が少しでも優しいものであってほしいという願いからです。
(各資格については動画内で詳しく解説していただいていますので、是非動画もご覧ください!)

過去のキャリアを生かした強みを教えてください

自分の強みについては客観的に知りたかったので、米国ギャラップ社の「ストレングス・ファインダー」というアセスメントを受けてみました。かなり納得できる結果が得られたと思います。
<学習欲>
今までのキャリアの中で「人材育成」という形のないものを商品として扱ってきました。
目に見えるデザインや仕様では示すことが難しい分野です。学術的進歩や社会環境によるトレンドの変化もあります。理論や概念をお伝えしていくには、自分自身が学び続けることが大切だと思っています。
ただ、インプットに重きを置きがちなので、仕事としてつなげていくにはもう少しアウトプットしていかなくてはと考えています。

<個別化>
それぞれの人の特長を一歩引いて観察し、それに合わせて話をしていきたいなと思っています。

<最上志向>
これは仕事に対するスタンスの問題で、例えば90%の完成度でいい成果物であっても120%を目指したい、自分の中でベストと思えるところまで高めたい、という気持ちです。生産性とのせめぎ合いにはなるのですが…

<分析思考>
ものごとの仕組み、どうしてそうなったのか、などつい分析したくなってしまいます。何となくこう…というのではなく、どうして?という裏付けが欲しくなってしまうんです。これは学習欲にもつながる部分だと思います。
また、お客様の組織の課題が何なのか、点と点を線で結びながら改善に導いていくという仕事の面でも役立っています。

<協調性>
人とかかわる仕事でしたので。元々は友達がたくさんいるというタイプではありませんが、仕事をするなら楽しくやろう、いい関係性を保ちながら仕事をしていこうと思っています。

今現在テレワーカーとして働けていますか?

 働けています。コロナ以前はリモートとオンサイトの割合が半々でしたが、今は95%はリモートです。
オンサイトの仕事も若干はあります。仕事内容や案件ベースで必要があれば実際に伺って仕事をしています。

テレワークで困ったことはありますか?

仕事をするうえで必要な調整の範囲と考えていますが、やはり息子が小学校低学年ですので学校が休校になったり、今は健康なのでいいのですが急病で学校を休まなくてはいけないときは困りますね。
仕事上、リモートといえどもオンラインの研修など対面で話をしている際にはおとなしくいてくれるのですが、それも3時間くらいが限界ですので…。これはオンサイトの仕事の時も同じなのですが、テレワークだからといって困らないわけではないなぁと実感しています。

完全テレワーカーとして働きたいですか?

ハイブリッドで働きたいですね。
テレワークはまだ息子が小さいのですごく魅力的な働き方ですし、テレワークの割合が多いのは自分自身の体力面でも非常に楽です。
移動をせずに名古屋にいながら全国での仕事が成立するようにもなりましたし。
ただ、実際に集まるからこその温度感やよさ、そこで生まれるものがあるという価値はわかっているので、テレワークでなければ仕事ができない、ではなく、オンサイトの方がいい仕事、顔を合わせてすることに意味のあるものであれば出向いて仕事をしたいです。
テレワークかどうかというスタイルより仕事の内容の方を優先したいですね。やりたい仕事がオンサイトであれば調整をつけて行きたいです。100%出向く仕事となると今現在はちょっと厳しいですが。

MAIAでのキャリアについて

MAIA女子になろうとした経緯を教えてください

独立してすぐのタイミングでRPA女子に参加しました。フリーランスになった当初はすぐに仕事がたくさん来るわけでもなく、投資先行で仕事を増やすことをどうしていこうかと考えていて。
前職のつながりで研修の仕事を軸足にしていましたが、もしその仕事自体がなくなってしまったら…軸足が1本だとそれが折れたら転んでしまう、というリスク分散の意味で今までのキャリアとは異なる仕事も柱として育てたいという思いが生まれました。
ご多分にもれず朝イチを見た!というものもちろんありました(笑)
勤めている時期はあの時間テレビを見られていなかったので、フリーランスになったタイミングであの番組を見たということには運命を感じますね。

MAIAで身につけたスキルは?

もちろんRPAです!
最初に入った会社がシステム会社であり、インストラクターの仕事には関わってきましたのでIT系の仕事もやれそう、向いているかも、RPAという新ジャンルは面白そう、RPA人材はこれから需要が増えそう、勉強してみる価値があると思って始めました。

MAIA女子として関わった業務を教えてください

 

RPA開発だけでなく、様々な分野での仕事をさせてもらっています。
・BizRoboマーケットにて RPA開発を担当
・企業案件にて BizRobo導入研修での開発者向け講習の講師、学生向けインターンシップ研修、RPA開発、学習サポート
・RPAメーカー社案件にて、名古屋 営業向け勉強会講師
・MAIAのテレワークに関するeラーニングコンテンツ開発
・MAIAが関わっている自治体PJ テレワーク概論セミナー講師、UiPath研修講師…など

 

過去の経験やキャリアを活かせた事例があれば教えてください

研修、教材開発関係の案件ではRPAスキルと、これまでの人材開発コンサル、講師・インストラクター業務スキルとの掛け合わせです。

どの様な時にやりがいを感じますか?

RPAに限らずなのですが、自分がクライアントの役に立てたというフィードバックを得られたとき。
これはフリーランスになってつくづく感じることなのですが、次の仕事、リピートにつながったとき。助かった、ありがとう、と言われて終わった後にもう一度仕事が来ると本当に自分が役に立てたと再確認できます。人材会社にいた時には逆の発注する側でもあったので、よりそう思います。仕事の報酬は次の仕事です。
RPA開発においてはやはりロボットが止まらず最後まで動いたときの走り切った感、爽快感ですね。

お仕事をしていて良かったことはありますか?

世の中において、自分に何らかの役割・提供価値があると感じられることです。

辛かったことや苦労した点はありますか?

仕事の上で嫌な事や辛い事は誰しもありますし、誰とでも心から仲良くできるわけではないと思います。担当者との関係性でストレスから蕁麻疹が出たことも…。
そういうことは多少はあるものと思ってはいますが、それ以上に続けられるかどうか悩んだのは、子供が1歳で仕事に復帰をしたのですが保育園に入りたての頃に急病が続いて…。地下鉄に乗って会社に着く前に保育園から電話があって引き返すということも多々ありましたね。
仕事の進み具合にも影響が出ましたし、時短勤務制度があれどなかなか早く迎えに行けなかったり、息子にも会社にも保育園にも申し訳なくて頭を下げてばかり。本当に辞めようかと思ったのはその時期でした。
昨年3~5月は独立後約2年経ち徐々に軌道に乗り始めたところでのコロナ禍で、受託していたほとんどの案件が消失したことが厳しかったです。

印象に残ったお仕事のエピソード等はありますか?

BizRoboの導入研修に伺った企業で、情シスの方に「自分が先行で受けに行ったBizRobo研修で腑に落ちていなかったことがとてもクリアになった。初めから私も木村さんに教えてほしかった」と評価いただいたとき。その後もご指名をいただて嬉しく思いました。
企業案件で、社内のRPA開発前任者が途中で退職され、資料も仕様書も整備されず混沌とした中を引き継いでのPRA開発受託でしたが、短期間で納品完了、ユーザー企業との運用調整につなげることができました。クライアント企業担当者から「どうなることかと思っていたところを助けてもらった。もっと早くMAIAさんの存在を見つけたかった。またRPA案件は是非依頼したい」と感謝の言葉をいただけました。

MAIA女子になることの魅力とは何ですか?

コロナ以降リモートでの案件が増えたこともありますが、名古屋にいながらにしてテレワークを通じて全国の色々な案件に携われることがありがたいです。MAIAが最初からリモートでやっていくという価値観でいるためだと考えます。
RPA女子という切り口から入りましたがそこだけにとどまらず、多様な案件について声をかけていただくことから派生して仕事の幅が広がっていくこと、チャンスをいただけることがありがたいと感じています。
木村さんにお願いしたい、と名前を呼んでもらえることがとても素敵だなと思っています。
チームで取り組む仕事もあり、前職の関係の仕事だけをしていたら出会うことのなかった住んでいる地域も年齢も全く違う背景を持った方と一緒に仕事ができるのもよさの一つだと思っています。

ご家族の方からの理解度を教えてください

非常に全面的に協力をしてくれています。主人は出張が多いのでいないことが多いのですが、自分が仕事をすることを応援してくれていますし、ひとりの社会人として認めてくれていて、出来る範囲で協力してくれています。
土日や夜間の対応が必要な案件においても、夫は息子の学童迎えや休日対応など、できる限り調整に協力してくれます。
どうしても夫が仕事の調整がつかない時は、息子は自宅の別の部屋でYoutubeを見たりゲームをして待機したり、祖母の家で過ごしたりすることに協力してくれています。
息子は保育園の頃に「どうしてママは働くの?」と疑問をもっていたのですが、そこで「お金のため」とはせずに「働くこと」の意味や意義をちゃんと言葉にしようと思って伝えてきたつもりです。ママの小さな仕事でも誰かの役に立っている、それが嬉しいから仕事をしているんだよ、ということや、みんなが誰かの役に立つために役割をもって仕事をしていることを理解してくれています。
ママが仕事をするのはパパが仕事をしていることと同じだと理解してくれていると思います。

今後挑戦したいことはありますか? 

PRA開発の幅を広げていきたい。また、派生技術、関連技術へも対応領域を広げていきたい。
コンテンツ配信をやってみたいです。
抽象的になってしまうのですが、業務の軸や人脈を増やすこと、それらを掛け合わせて新たな付加価値を生むことの両方を行っていきたいです。

お仕事以外に人生を豊かにするライフスタイルについて

趣味は何ですか?

今はなかなか劇場には行けていないのですが、ミュージカルを観に行くことです。子供が生まれてから本数は減りましたが劇場に観に行きます。劇団四季の会員になってかなり長いですし、ニューヨークのブロードウェイにも3回ほど行きました。3泊5日の旅行で6本観たりとか(笑)
名古屋は東京にも大阪にも行きやすい場所なのでしょちゅう観に行っていました。

その趣味の魅力を教えてください

観終わると「生きているって素晴らしいな」と思えますし「明日も頑張ろう」と力をもらえます。劇団四季は価値観として生きている価値を認める作品を上演するというポリシーなので特に。
劇場で生身の役者が演じている場の世界観・体験の共有、ライブ感。ストレートプレイも良いのですが、ミュージカルを観ると身体から発する生の歌には力があって感動します。

お仕事や趣味以外に取り組んでいること、熱中していることはありますか?

「自身が熱中していること」とは違うのですが、息子が優しく強く生きていけるよう自己効力感を育てたいという思いは常に心にあります。
巣立つまでにもうあとたった10年と思うと、日々を大切に見守りたいと思っています。

お仕事の息抜き方法はありますか?

 コーヒーを飲むこと。友人との食事、会話。映画を観たり、音楽を聴くこと。Voicy、Stand fmなどのコンテンツ配信を聴くこと。夫、息子と出かける。息子の小さい頃からの写真を眺める。そしてやっぱり、寝ること。

お仕事は子育てや趣味、介護などと両立出来ていますか?

はい。フリーランスになったことで自分で仕事を調整できる部分もありますので。
子供の長期の休みにはオンラインで繋がなくてもいい作業系に仕事をシフトたり、ある程度学校生活のスケジュールに合わせた仕事の配分ができるようになりました。

今後、お仕事以外に挑戦や取り組んでみたいことはありますか?

半分仕事ではあるのですが、子供向けのレジリエンスや自己効力感、アンガーマネジメントなどの育成の場に携われたらと思います。
なかなか学校に校外から講師を招くということが難しくもあり、子供たちに直接アプローチするチャンスに巡り合えてはいませんが、今後機会を見つけていきたいです。息子が生きていく世の中が少しでも思いやりのある世界になればと思っています。
部屋の片づけ&片付いた状態のキープ(非常に苦手)
夫・私ともに学生時代はバスケ部でしたので、夫、息子とバスケを楽しみたいです(公園レベルでOK)
夫、息子とマラソン大会に出る(短い距離からで。まだ何もしていない…)夫はホノルルマラソンに出たいと言ってますが、私は名古屋マラソンくらいで…。
夫、息子とブロードウェイにミュージカルを見に行くこと…など。
息子が大学に入るころにはきっと自立して家を出るかもしれませんし、一緒に何かをするということをこの10年の間に実現出来たらと思っています。

インタビュー動画

記事では書き起こしきれない内容も盛りだくさんです。
インタビュー対談動画は、MAIA公式YouTubeチャンネルからご覧ください。


【インタビュー協力】RPA女子4期生 / 木村 由紀子さん
【インタビュワー・ライター】RPA女子6期生 / 吉田 圭子
【ディレクション】株式会社MAIA 執行役員 兼 アートディレクター / 森山 譲治

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