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多彩なキャリアとグローバルな視点が完全テレワーカーとしての道を拓く

多種多彩、そしてグローバルなキャリアを活かし、「東京都」でMAIA女子として働く「茅野 いずみ」さんに、現在どのような働き方をしていて、どのようなライフスタイルを送っているのか詳しくお話を聞きました。

今までの私のキャリアについて

今現在の働き方を教えてください

フリーランスとパートです。フリーランスとしては完全在宅で複数社と契約して働いています。

今までにどのようなお仕事をしていましたか?

秘書、ITサポート、ネットワークエンジニア、IT系のプロジェクトにエンジニア兼アシスタントとしてサポートとして入ったり、また技術通訳。
ネットワークとはまた別に、Web系クリエイティブやEコマースなどコンサル系のアシスタント、それに伴う新人教育、Web広告設計・運用。
趣味レベルではありますがボランティアのような形で友人のHP制作をしています。
ジャンルは全く違いますが、ヨガインストラクターもしています。
秘書は日本企業の役員についていたこともありますが、それ以外に外資系企業のグループセクレタリーも経験しました。
また元々秘書だった方が起業したスタートしたての会社で、私がその方の秘書につく、ということもありました。一口に秘書といっても業種によって大分違いますね。
技術通訳はそこまでバイリンガルというわけではなく会議通訳までのレベルではありませんが、通訳もやはり様々なジャンルがありますのでエンジニア経験があるから通訳の仕事もできた、という形です。日本語で法律のことを言われてもわからないのと同じで、知識と経験がないと例えば英語ができる方が話しても用語がわからなければ意外と通じなかったり、カタコトでも技術的な共通する経験がある人が話した方が通じることもあるんです。
HP制作は独学なのですが、まだHTMLとは何?という時代にイチからHTMLを書くことから始めました。大変ですが、その方が構造がわかるのでエラーが出た時など勘が働いて対応がしやすいんです。
ヨガインストラクターは実は教える気は全くなくて、アーユルヴェーダを学ぶ学校に通っていたのですが、その時にご一緒していた方と家が近かったのでやりたい方を集めてサークル的に開催しています。

過去のキャリアで身につけたスキルはありますか?

コミュニケーション力というのがまず一番にあると思います。多国籍な方とのコミュニケーションであったり、働かせていただいた企業数も割とありますので、その会社・業界ごとに異なる文化を経験してきたことによってコミュニケーション力はついたと思います。
また文化が違うことにより忍耐力や、相手が何を言いたいのか意図しているのかを想像する理解力だと思っています。
基本的には英語でのやりとりなのですが、英語圏であってもアメリカとイギリス、オーストラリアであったり、英語を話していてもアジア圏の香港やシンガポールの方であったり、言語は同じでも文化が違うということを経験してきました。

過去のキャリアを生かした強みを教えてください

様々な現場で働くことによって得た異なる環境下への対応力、検索力、通訳力。
通訳力というのは単に語学力ということではなく、文化の違いによりその時々の「当たり前」なことが違いますのでその辺りを踏まえての通訳力です。
その業界でのスタンダードな用語が他の業界でイコールとは限らない、例えば「AI」と聞いて何を思い浮かべるか、IT系の現場(Artificial Intelligence)と医療系の現場(Autopsy Imaging)とでは全く意味が違います。思い込みもありますので気を付けないといけませんね。
また、何でも人に聞くことも大事ですが、ある程度自分で探すこと、見つけることも大事だと思っているので検索力もついたと思います。

今現在テレワーカーとして働けていますか?

はい。数年前から、コロナというもの以前から、完全リモートワーカーとして働けています。

テレワークで困ったことはありますか?

第一は相手からのレスポンスがないとき(連絡がないとき)
色々なコミュニケーションツールがありますが例えばLINEなどで既読スルーであったり、電話に出てくれないであったり…非常に困ります。
ビジネスチャットも、他の代替手段で連絡が取れればいいのですが、それひとつしか連絡手段がない場合はとにかく待つしかないですので。何か一言でもいいので状況がわかるような返事があると助かります。

完全テレワーカーとして働きたいですか?

はい。今まで会社員や派遣としてオフィスに出勤をする形は何年もさせていただいて、それはそれで楽しいことや大変なことも含めていい経験をさせていただいたと思っていますが、9時から5時という時間の決め方が現状の私のライフスタイルに全く合っていないです。
自分で時間を組める現状の方が、確実に効率も良く自分に合っていると思います。
早朝であってもやれるものはやってしまえる方が個人的にはとても合っていると思っていますし、且つその方が効率が良いということを実際にしてきて感じていることなのでこのまま続けていきたいと思っています。

MAIAでのキャリアについて

MAIA女子になろうとした経緯を教えてください

以前からITの業界にいましたのでプログラミングにはとても興味がありました。プログラマーとしてチャレンジするまでのチャンスもなく勉強もしていませんでしたが、NHKのあさイチでMAIAの事を知りました。
当時は既に在宅で仕事はしていたのですが、まだそれほど忙しいわけではなかったので興味があり時間もあったので応募しました。

MAIAで身につけたスキルは?

RPAです。

MAIA女子として関わった業務を教えてください

まずRPAの開発、次のプロジェクトではRPAの設計をしました。
プロジェクトが終わると色々と忘れてしまいますし、バージョンアップで新しい機能が増えていたりもしますので、もっと開発や設計のお仕事をしてみたいですね。

過去の経験やキャリアを活かせた事例があれば教えてください

まずは、完全オンラインという形に戸惑われる方もいましたが、私は当時すでに完全在宅でお仕事をしていましたので、オンラインのみでコミュニケーションを取るということであったり、コミュニケーションツールを使うことも経験済みであったので迷いなく入れたことです。
設計の際にはもともとエンジニアでもあったことで、エンジニアが作るデータがたくさんある中の要件定義書の簡易版であるということがイメージできたので、こちらも迷いや困るということもなかったように思います。

どの様な時にやりがいを感じますか?

自分自身で納得できるクオリティの成果として出せるということが大事だと思うのですが、たとえそこが8割であっても周りの方のニーズにきちんと合っていたり、認めていただけるということにやりがいを感じますし、またそれが次は自分の中で9割にしよう、というモチベーションにもつながります。
RPAの開発で言えばもちろんロボが納期内に制作でき、お客様のところで正常稼働し続ける、喜んでいただけることであり、設計で言えばロボを作る方が理解するのに手間取らず開発を進めていただけることです。

お仕事をしていて良かったことはありますか?

その業務、現場でないとできない貴重な体験や学び、またそこでないと得られないご縁というものがたくさんあると思うので、どの現場に行ってもよかったと思うことはあります。
やはりお仕事の上での経験と、人間関係のご縁というものが大きい二つだと思っています。
例えばITに関して世の中には資格というものがたくさんあるのですが、実は私はほぼ持っていないんです。試験が苦手で(笑)
そんな中でも、実際に現場でお仕事を任せていただいたり、それは資格を取るというための勉強ではなく、仕事という現場で得られるとてもいいことだと思っています。
とある会社で派遣で働いていた際、会社の事情で契約は続けられなかったのですが、正社員の方が次の派遣先を決めてくださったことがあって。とてもいいご縁だったと感じました。

辛かったことや苦労した点はありますか?

顔を合わせていてもそうですが、特に在宅であれば文字のみのやりとり…メールでもチャットでも…の場合、相手のことや業務のことを考えて伝えたつもりが逆に事務的になりすぎて、意図していたことと若干ずれて残念な方向で伝わったりしまった時は辛いです。
嫌なイメージを持たれてしまいがちで、その先の仕事がしづらくなるのは困ります。ボリュームのある内容を簡潔に、と思うと素っ気なく受け取られますし、こちらも相手のことがわからないとさじ加減がとても難しくて、工夫が必要だと思う部分です。

印象に残ったお仕事のエピソード等はありますか?

設計としてMAIAのお仕事をさせていただいた時に、その前の開発でご一緒した方々からお声がけをいただいたことが本当に嬉しかったです。
前プロジェクトでの私の発言を覚えていて下さったり「またご一緒できて嬉しい」と言っていただけたり、本当にありがたいと思いました。
Backlogなどに皆さんご自分の写真等を載せているわけではないので、お顔を合わせることのないまま進んでいる中でも名前を覚えていてくださるのは嬉しいことです。

MAIA女子になることの魅力とは何ですか?

短期・単発のプロジェクトの場合は特に、様々な立場であったり住んでいる場所であったり、どんなキャリアの方であってもお仕事ができるということを実践・実証しているところが魅力です。
多種多様な年齢・職業・経験の多様な方たちとやりとりが出来て、それがプロジェクトに集まった時点ではフラットな状態で進められるということも魅力だと思っています。

ご家族の方からの理解度を教えてください

本当に良く理解されています。
細かいところは違いますが、主人もジャンルとしてはIT系という同じ業種ですので仕事の流れなど説明不要です。自分も大変なところがあるのはわかっているので理解してくれます。逆にランチの時に会議みたいになってしまうこともありますが(笑)

今後挑戦したいことはありますか? 

最近RPAでのお仕事が出来ていないのでもっと現場の経験を積みたいと思っています。
今までは単発のプロジェクトが多く、間が空くと忘れがちなので。
また、WinActorやその他のプログラミングでも経験を積みたいですし、勘でやり続けている画像編集ソフトも深めていきたいです。

 

お仕事以外に人生を豊かにするライフスタイルについて

趣味は何ですか?

美味しいものと美味しいお酒をいただくこと。読書。

その趣味の魅力を教えてください

シンプルに美味しいものを食べてれば幸せ、ということもありますが、味はもちろん、その時間や空間、例えばお料理だけではなくお店のインテリアや場所を大好きな人と共有できること。
また文化や歴史への興味のきっかけとなることが魅力です。器や使っている食材ひとつとっても興味を持ち始めると深い部分があったりして面白いです。
国内旅行であれば、あの街のお寿司屋さんに行こう!という目的で旅行に行ったりもするんです。
読書はあまり外に行くのが好きではないので家の中で出来ることということで。ビジネス書や歴史書は読まなくて、ひたすら楽しそうな小説を読んでいます。

お仕事や趣味以外に取り組んでいること、熱中していることはありますか?

日常に組み込まれているのはヨガです。コロナ以降は教えるということはなくなりましたが毎日家で欠かさずしています。
ヨガは学校でガチガチに学んだので、もはや楽しみは求めていないというか…(笑)でも体調はいいですよ。
ヨガも色々な種類がありますがパソコンに向かっている時間が長いので、瞑想と呼吸法を重視しています。
最近サボりがちなのですが心理占星術も。心理占星術は哲学的であったり仏教の考え方を取り入れていたり、占うというよりはその方ときちんと向き合うのである意味カウンセリングの要素が強いと言われています。
陶芸と金継ぎ…陶芸はたまにしか行けないのが残念なのですが、家で作品を使っています。おそらくひとつのことに没頭するのが好きなんだと思います。金継ぎも同様で息を止めながら集中してやってます。

お仕事の息抜き方法はありますか?

外に行くということにあまり興味がないので「息抜きしたい」とほとんど思ったことがないのですが、その日やることは朝のうちに何となくスケジューリングしているので、仕事以外の時間になったらぱっと切り替える、引きずらない、というのがある意味息抜きなのかもしれません。息を抜かなくてもいいかな、くらいの感覚です。
これは最初在宅で始めた時はなかなか切り替えられなくて大変だったのですが、それを経て、何年も続けているうちに身に付いたものです。

お仕事は子育てや趣味、介護などと両立出来ていますか?

はい。

今後、お仕事以外に挑戦や取り組んでみたいことはありますか?

在宅で仕事が出来ているからかと思いますが、世界各国で移住しながらの生活をしていきたい、というのがまずあります。
実際に旅行に行くときはパソコンを持って行ってその場で仕事をしながら現地で遊んだりしていますので、出来るということは実証済みです。政府がワーケーションを言い出していますが、もうとっくにやってます、と言いたいです(笑)
最近は旅行すら行けていなくて英語を使う機会がないので、英語もまた深めていきたいです。
私にしては珍しくアウトドアですが、何度か乗馬をしたことがあるのでまた始めたいなと思っています。

 


【インタビュー協力】RPA女子3期生 / 茅野 いずみさん
【インタビュワー・ライター】RPA女子6期生 / 吉田 圭子
【ディレクション】株式会社MAIA 執行役員 兼 アートディレクター / 森山 譲治

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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