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向いている、と思える仕事に出会う喜び。チャンスは意外と身近なところに。

皆さんのようにテレワークで働いていない私のインタビューなんて…そんな風におっしゃるのは「東京都」にお住まいの「河村 陽子」さん。
いえいえ、お話を伺ってみたらとても素敵な働き方をされていらっしゃいました。
SEとしての経験とキャリア、幼いころから学んできた英語力を活かした河村さんの働き方とは。そしてお仕事につながる意外なきっかけとは…。
インタビューで詳しくお話を伺いました。

SEとしてのキャリアと英語力…夢は叶わなかったけれど

現在はテレワークではなく、小学校のお仕事をされてらっしゃるんですね

今は平日の午後に学童の仕事をさせていただいてます。
午前中は学校でボランティアの仕事をしていましたが、現在はコロナの緊急事態宣言等の影響でお休みをしています。

今までにどのようなお仕事をしていましたか?

大手外資のグループ企業で、SEとして10年ほどプログラム開発、改良、客先サポート、外資系だったので海外で作られたものを日本版に変えたりマニュアルを作成したり。納品後にお客様が実際に使っているところに出向いてのサポートや、新人研修の講師をしていました。
本当は退職の予定はなかったのですが、育児休暇の3か月くらい前に急きょ会社が移転して通勤がなかなか厳しい状況になってしまって。保育所も当時は早く開いていませんでしたので辞めざるを得ませんでした。
始めての子育てでしたので自信もなく、往復4時間、かつ普通の生活をするのはとても無理で…そこで心を子育てに切り替えました。

SEとして身につけたスキルはどのようなものでしたか?

開発等で得たスキルはシステムを作る際のアルゴリズム、論理的思考、不具合時の切り分けや代替案などの問題解決能力です。
入力するデータと期待されるアウトプットのデータの道筋をどう作るか、ということを考えるスキルはかなりできたと思います。ひとつのインプットとアウトプットでいくつもの道筋を同時に考えていたりもします。
作る側と使う側の感覚が違うことがあり、最終的には使う方がどうかというところに焦点をあてていかなければならないので、その辺のすり合わせも意識したり。プロのプログラムを作る側がいいと思うことが、使う側にとって必ずしもいいとは限らないということは多々あります。そこは効率や時間よりも大事だったりすることがあると思います。

なるほど、ではそのスキルを活かした河村さんの強みはなんでしょう。

 効率を踏まえた処理の流れだけでなく、保守のしやすさ、使いやすさ等も考慮すること。
何を考える時もどういうことが大事かということを踏まえて向き合えるということ。
プログラムには必ず道筋がある、できなくても必ず回避策があると思い、なんとかなってきているので、あきらめの悪さが強みではないかと思います。過去からそういうものを得たと思っています。
また客先現場やボランティアコーディネーターの経験により、コミュニケーション能力や調整力など。
SEとして仕事の客先に出向いたり、学校のボランティアをまとめるコーディネーターだったり、色々な方とお話をする機会があり、お伝えしたことに対して「まさかこっちじゃないだろう」という答えが返って来た時の衝撃とか(笑)
色々な考え方の方がいることが身に染みてわかったので頭が柔軟になりました。

外資系企業ということですが、英語はもともと堪能だったのですか?

英語力に関しては小学生のころから夢があって英語を勉強していたんです。その夢はかないませんでしたが、そのおかげで今は小学生に教えたりして楽しい仕事につながっています。振り返ると、あぁそういうことだったんだと。
外資系の企業ではある程度皆さん英語は出来て当たり前の世界でしたね。仕事で役立ったこともありますが、退職後に子供の学校に外国人のお客様がいらっしゃった際にお手伝いを頼まれたりしてそちらで役立ったと思っています。収入にはあまり結びついてはいないのですが(笑)

小学校のお仕事を始めかけは何だったのでしょう。

子供が小学生だった頃、子供の隣の席に日本語が全くわからない外国人のお子さんが転校してきました。
「お母さん、何を言っているのか全然わからないから助けて!」と言われまして。その話を担任の先生に相談したら「そうなんです、是非来てください!!」という流れで…それがきっかけでした。
お手伝いをし始めたところに、高学年のクラスに国際文化交流の時間があり、いらっしゃる外国人のお世話や打ち合わせを手伝ってほしいという要望もあり、ちょうどそのころから小学校の英語の授業が始まりましたので学校の先生からもどうしたらいいでしょう?と相談を受けるようになりました。なので勉強してJ-SHINE(小学校英語指導者資格)という認定資格を取って、小学校で授業をしたりイベントを開いたり…もう10年ほどになります。
小学生の英語の授業はとにかく楽しみながら英語に親しめるよう、歌って踊って、単語のゲームをしたり。私は教室に入る時には外国人の名札をつけて、その名札がついている間は日本語は話しません、みたいなルールにしたりして、楽しく進めています。

テレワーク、というものに関してお伺いします。

現在はテレワーカーとしては働けていません。残念ながら。
Bizrobo!マーケットのプロジェクト(MAIA女子で一般に公開・ダウンロードできるロボットパーツを作成するプロジェクト)に参加した時にテレワークを経験しました。

-その際に何か困ったことはありましたか?

ネットワーク回線が何度か落ちた為環境を変更しました。
また、慣れるまで質問する相手が間違っていないか不安な時がありましたし、ビジネスチャットでの質問の書き方にも迷いました。
下手に堅苦しくなるのもよくないしフランクになりすぎるのも失礼だし、その中間がどこにあるのか…など、仕事でこのような文章だけのコミュニケーションは初めてだったので戸惑いました。

では、今後はいかがでしょう。完全にテレワーカーとして働きたいと思いますか?

 いえ、ハイブリッドで働きたいと思っています。
子供にまだお金がかかるので一定の収入が必要であることと、仕事を通した社会との一定以上の繋がりがある方が良いと感じています。
社会に出ている方が自分の立ち位置が判るというか、自分の考えが独りよがりにならずに済む、バランスが取れていいかなと思います。
ただ、後々介護等がからんでくると完全テレワークが出来るといいなとは思っています。
人生長くなっているのでまだまだあと20年は欲張って働いていたいですね。

MAIA女子という働き方に「あ、これなら…」と光を見出しました

河村さんがMAIA女子になろうと思ったきっかけは何だったのでしょう。

きっかけはたまたま見たNHKの番組「あさイチ」でした。
もともと会社を辞めるつもりがなかったのでおそらくIT関連のお仕事には未練があったんでしょうね。ただ、主に低級言語を使用していた為、潰しが効かないと諦めていたところに、あ、これなら復活できるかも…という光が差したような思いでした。

MAIAではどのようなスキルを身につけましたか?

まずはRPA、ロボット開発を学び、Bizrobo!マーケットでロボット開発のお仕事をしました。
その後、Word、Excelといった基礎知識をひと通り。どのような機能があるのか勉強しました。
元々のお仕事がネットワーク系ということもあり、ネットワークに関する講座も復習として見ていました。

ロボット開発では過去の経験やキャリアを活かすことが出来そうですね。

過去の経験から、自分でどんどんBizrobo!の機能を探しながら「多分これはこうだろう」というあたりを付けて新しい機能を使ってみることが出来ました。
また、作りやすい所から作成・テストし、うまくいかない所は後から作成することで効率よく作業できました。
最初の頃はイチから順番に作っていくと思うのですが、私は慣れがあるのでざっと流れを見て、ここはぱっとできる単純な作業、ここは工夫が必要、という切り分けが出来ました。ブロックごとに先に作れるところは作って、ややこしいところは後から作って組み合わせる、色々なパターンを作ってどれが一番早く動くか試したり、経験があるからこそ効率よく進められたと思います。
全部最初から通してダメだった、というよりずっと楽でした。

やりがいも感じられるのではないでしょうか。

まずプログラムやロボ開発はお仕事をいただけた、というやりがいを感じてテンションが上がります。
全てのテストがクリアになった時、納品できた時、お客様に喜んでいただけた時はとてもやりがいを感じられ次へのエネルギーになります。
仕事をしていてよかったと思うことは、自分の世界が広がると同時に視野も広がり、母ではなく一個人としての価値観を認識できたこと。また、ロボを作っている時の楽しさや終わってからの達成感を感じられたことです。
社会とつながって自分とのバランスがとれるということ…仕事自体も自分の役割や存在価値まで言うと大げさですが、役に立てたということと共に、自分自身が「真っすぐ立っていられる」どちらかに偏らずにいられる、というところです。
英語やロボ、プログラムは自分に向いていると思っているので、またそこに携われるということが嬉しくもあります。
家庭に10年間いた自分が、ボランティアをしながら徐々に社会とつながって、お仕事をして、家庭と社会と両方…という過程を経験し、家庭だけだった自分のバランスが悪かったことを感じました。

大変なことや苦労したこともあったかと思うのですが…

プライベートのことなのですが重なるときは重なるもので、ロボ開発期間に子供が高熱を1週間のうちに2回出してしまったことがあったのですが、同じ時期に母に別の病気が見つかって入院することになって。
予定が大幅にずれてしまってどう埋めて行けるのかが見えなくなった時、ヘルプをどこで出したらいいか悩みながら進めていました。結果何とか仕上げることができたのでよかったのですが…。

-普段のお仕事のスケジュール的にはいかがでしょう。

テレワークで仕事をいただければと思っていますが、平日の午後が学童でのパートなのでお仕事を受けづらいことがあります。週に何日かの出社でも事前に日付が決まっていればよいのですが、応募時点では詳しいことがわからないので応募もしづらくて。仕事とパートとの両立が難しいですね。
パート時間の平日午後を除いてアサインしていただけるお仕事が少なそうなこともあります。開発等の自分でスケジュールが決められるお仕事があれば是非お仕事をしたいと思っています。

河村さんが考えるMAIA女子の魅力とは?

ロボ開発時、先輩開発者やサポートの方々から手厚いサポートをいただきとても心強く、感謝で一杯でした。
頂いた仕事を理解しきれていなくてうまくいかなかったときに、似たようなロボを前期のプロジェクトで作った方が、前に作ったものを見せてくれて、目から鱗で一気にに進みました。
ひとりで作業していてもひとりではないんだ、というのをすごく感じられましたし、Backlog(ビジネスチャット)でつながりのなかった方からも、サポートやコメントをいただけて、繋がれているんだということはありがたかったです。
ビジネスチャット等を通じてどこかで誰かが頑張っているというのが、漠然とでなくきちんと目に見える形でわかることも心強いですね。

-印象に残ったエピソードなどがあったら教えてください。

仕事ではなくラーニング中に、自分が勘違いをしていて機能があるのに気づかず、それでも何とかして作ったものの違和感があったので、提出の際にこう考えていますが…と質問をしたところ、そんなに難しく考えなくてもいいですよ、と回答してもらったことがあり、それから切り替えて一晩でロボを作り替えたことがありました。
再度提出したところ「すごいですね、ほぼ模範解答です」というお褒めの言葉をいただいて。助けていただいて気づいて、褒めていただけるのはとても嬉しかったです。一人では永遠にトンネルの中にいたかもしれません。

お仕事をすることに関して、ご家族の理解はいかがでしょう。

本当に良く理解されていると思います。
主人も同業者ですのでどんな仕事になるかどんな作業になるかということも話さずともわかるのが助かります。
子供たちはもう大きいので母親が何か新しい事をやり始めたのをどんな感じかな?と見つつ、忙しそうにしていると手伝ってくれますし、遅くまで作業していると「早く寝れば?」と声をかけてくれます。
彼ら彼女らも忙しい中、普段はあまりやってくれないのに、ロボの開発の時にはとてもよくやってくれていたなぁ…と今気づきました!普段は私に時間の余裕があると思っているのかなっていうのに今気づいてしまいました(笑)
彼らは私が忙しそうにしていると働いてくれるのかもしれません。

今後挑戦してみたいことがあったら教えてください。

ロボ開発をしていて思い出したことがありました。新人の頃、コンピューターの出来ることとして、すごく大変そうな事務関係の方たちの仕事をなんとかできれば一番いいなってずっと思っていたんです。あ、それがこれなんだ、ということに気付いて。
私に事務系の知識があれば色々な企業に飛び込みでお仕事をいただきたいくらいです。
他のRPAツールやBizrobo!も離れてしまうと忘れるのでキープのために勉強しながら、派生するHTMLやCSSなどの理解も深めたいです。
まだ漠然とですが、子ども達にもプログラミングを教えられるようになれたら良いなと考えています。

お仕事以外に人生を豊かにするライフスタイルについて

河村さんの趣味について教えてください。

スキー、旅行、子供の時から親しんでいた英語関係の洋楽、ドラマ、映画。
子供たちの受験だったり介護だったりでこのところは行けていませんが、一番はスキーでした。旅行も主に山の方に行くことが多いです。
子供のころから父に連れて行ってもらえていたというベースがあるらだと思います。夏休みに電気も水道もない山小屋で一週間くらいも過ごす、という体験をしたこともありました。自然と自分の距離が縮まるというか自然を意識するというか。
誰もいない山頂のゲレンデで、周りを見渡しても自分ひとり、という状況では色々抱えていたものがすごくすっきりするんです。何とも言えないリフレッシュ、リセットしてもらえるような感覚。誰もに居なくて音もしなくて、すっと落ちるものがあるんですよ。

-雄大な自然の中で自分をリセット…いいですね。では日常の中での息抜きはどうされていますか?

単純に日々の疲れをとるのはやはりシャワーでなく湯船につかることですね。好みの入浴剤を入れています。
でも究極は…猫に遊んでもらうこと!遊んであげる、ではなく遊んでもらうです。猫様です(笑)

好きな音楽を聴きながら体を動かすことも。
体力維持のためのワークアウトです。エアロビクスとはまた違うのですが音楽に合わせて体を動かします。
職業柄体力が必要ということもあるのですが、実は3年前に事故に遭って筋力体力が落ち、リハビリが終わってもあちこちが痛かったので身体をもう一度イチから作り直さなければと思いました。
おそらく何もしないで普通の生活をていた10年前よりも、体力・身体の動きもいいように思います。まだまだ大丈夫なんだなって思いました。
今後やってみたいのは…逆にこの年になると欲張りになって、やったことのないものをやってみたいと思います。
モノづくりが好きで、レジンをつかったアクセサリーやスイーツデコなどを作ったことがあるので、それをもう少し続けてみたいですね。
ピアノも昔少しだけやっていたので、少しぐらいだったら弾けるかな…と挑戦してみたいです。

今後につながる取り組みもされてらっしゃいますね。

今はコロナでお休み中ですが、子ども達に英語やプログラミングを楽しみながら親しんでもらえたら、そこから世界が広がればとお手伝いをしています。今後プログラミングの授業も始まるので、時間があればそちらのお手伝いをしたいです。

-MAIAでも子供向けのプログラミングセミナー等が開催されています

はい、拝見しました。
学校でお手伝いされている内容も考えてみると英語とプログラミングを一緒に教えられる場があったらいいなと漠然と考えていて。
今は子育てや介護と仕事を両立できてはいますが、将来のことも考えるとテレワークとしてのお仕事をいただきつつ、それと並行してプログラミングや英語の講座が出来たらいいですね。もしそういう機会がありましたら是非お声がけいただけたらと思っています。


【インタビュー協力】RPA女子第1期長期生 / 河村 陽子さん
【インタビュワー・ライター】RPA女子6期生 / 吉田 圭子
【ディレクション】株式会社MAIA 執行役員 兼 アートディレクター / 森山 譲治

 

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