転職・再就職を目指す女性におすすめ SAP認定コンサルタント資格の取得について

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SAP(エス・エー・ピー)とは1972年にドイツで設立された、企業の経営資源を総合的に管理するERP(統合基幹業務システム)を提供している会社です。会社と同名のソフトウェア「SAP」は、特にグローバル(国際的)なビジネス展開を目指す企業で採用されており、日本の大手企業でも多く利用されています。世界中で広く使用されているSAPですが、これを取り扱う人材は慢性的に不足しており、そのスキルを持つ人材の需要は非常に高いと見込まれます。ここでは、SAP人材となるため、SAPの資格やスキルの取得について考えてみましょう。

目次

    SAP認定コンサルタント資格とは?

    SAP認定コンサルタント資格とは、SAP社が提供するERPの専門知識とスキルを証明するための資格です。資格を取得することにより、業務へのアサインや、転職の際にスキルを客観的に証明することが可能となります。

    一概にSAP認定コンサルタント資格といっても、統合基幹業務システムの内容が多岐にわたること、業務での役割によって必要なスキルが違うため、試験内容も複数に分かれています。

    SAP認定コンサルタント資格とは?

    ERP(Enterprise Resource Planning)とは企業資源計画のことで、企業の主要な業務プロセスを一元管理するためのシステムです。SAP認定コンサルタント資格は、SAP社の提供するERPに関する深い知識を証明できます。

    SAP資格を取得することで、認定資格の保有者としてデジタルバッジを受け取ることができ、客観的に自分のスキルを証明することができます。

    幅広い選択肢のあるSAP認定コンサルタント資格

    SAPの公式サイトにある認定試験一覧を確認すると、その資格の種類の多さに驚くでしょう。

    SAPシステムの運営に必要なスキルを問われる試験や、SAP社によって開発されたプログラミング言語ABAPに関する試験、SAP財務会計(FI)やSAP 管理会計(CO)のモジュール(業務領域ごとにプログラムをまとめた機能群)に関する知識を問われる試験など、資格試験は80種以上に分かれています。

    また、SAP認定コンサルタント資格のレベルも3つに分かれているので、資格の種類はさらに多くなります。自分の専門分野やレベルに合わせて受験する資格を選ぶ必要があるため、目標とする資格を事前に確認しておきましょう。

    SAP認定コンサルタント資格の難易度は?

    SAP資格の難易度は取得を目指す資格の種類や、試験のレベルによって異なります。SAPの試験レベルは、基本的な知識を必要とするアソシエイト認定資格スペシャリスト認定資格プロフェッショナル認定資格の3つに分かれています。特にプロフェッショナル認定資格では、高度な知識や理解力が求められる問題も多いことから、SAPの実務経験がないと難しい問題も多くあるでしょう。

    試験の合格ライン(スコアカット)や対応言語は取得する資格の種類によって異なりますので、事前にSAPの公式サイトで確認しておきましょう。所要時間や出題範囲、サンプル問題も確認が可能です。対応言語が英語のみの資格試験も多く、試験を提供するサイトも英語表記が多いため、英語が苦手な人にとっては受験するまでのハードルもやや上がるかもしれません。

    SAP資格を取得するための費用

    • CER001 SAP Certification Exam, One Attempt 12か月間で1回(オンライン受験)
    • CER006 SAP Global Certification Online Exam (6 attempts) 12か月間で最大6回(オンライン受験)

    SAP認定コンサルタント資格は自宅やオフィスなどからパソコンを使って、オンラインで受験する資格です。資格を受験するためには、12か月間の内に1回受験ができるタイプと、12か月の内に6回受験が出来るタイプのどちらかのCertification Hubを購入する必要があります。

    2024年6月現在、それぞれの費用は12か月間で1回受験が35,755円(税込)、12か月間で6回受験は89,391円(税込)となっており、1回あたりの費用は6回受験が出来るタイプが割安です。しかし、価格改定がされることもあるため、事前にSAPの公式サイトで確認をしておきましょう。

    転職・再就職を目指す女性にSAPがおすすめな理由

    SAPは世界中の多くの企業で利用されていますが、その専門知識を持つ人材は不足していると言われています。SAP認定コンサルタント資格は需要が高いスキルをもつ証明として、転職や再就職の際、大きな自己アピールポイントとなるでしょう。さらに、2004年にリリースされたSAP ECC 6.0のサポートと保守サービスが2027年に終了する予定であるため、この移行作業にも注目が集まっています。

    慢性的なSAP人材不足

    SAPは企業の基幹業務を統合する非常に複雑なERPシステムであるため、業務として携わるには幅広い業務の知識と専門技術が求められます。実務経験なしではシステムを深く理解するにも時間がかかるため、人材のトレーニングには長い時間や高額なお金が必要となります。

    また、SAPコンサルタントやエンジニアは高いスキルを持っている人材が多いことから、他社からの引き抜きや転職が頻繁に行われることも、人材が不足する要因となっているようです。

    SAPが抱える2027年問題

    2004年にリリースされた、SAPのバージョン SAP ECC 6.0のサポートと保守サービスが2027年(拡張プログラムで2030年まで)に終了を予定しているため、2024年現在、新しいバージョンへの移行が進められています。

    移行作業が増えることで、業務に関わる人材が不足するタイミングだからこそ、今、SAPコンサルタントやエンジニアのような高い知識やスキルが求められる職種だけでなく、テスターや運用・保守サポート、マニュアル作成などSAP関連の幅広い仕事の需要が高まっています。

    SAPで在宅ワーク ワーク・ライフ・バランスを整えるヒント

    SAPを利用している企業への就職はもちろん、SAPの業務をテレワークやフリーランスとして在宅でおこなうことができれば、通勤時間が無くなります。お昼休みなどの隙間時間も有効に使うことで、ワーク・ライフ・バランスを向上させることができるでしょう。

    また、フリーランスで働く場合には自分でタスク管理ができるため、介護や育児などの家庭事情で少し仕事を抜けたい場合も、会社勤めとは違い比較的自由に時間を調整することも可能です。自身の生活スタイルに合わせた働き方を実現すれば、長期にわたって働き続けることも可能となるでしょう。

    でじたる女子+のリスキリング講座とは?

    SAP認定コンサルタント資格の取得は難易度が高く、高額なお金もかかるため、資格取得をあきらめたり、ためらう方もいるでしょう。また、資格の種類が数多いため、「まずはテスターやサポートとしてSAPの業務に携わりたいけど、何から始めてよいのかわからない」ということもあります。

    でじたる女子+」ではパソコン初心者からでも始められるSAP講座を受講でき、就労のサポートも整っています。SAP講座だけでなく、定額でIT基礎知識やデジタル時代のニーズに合った専門スキルを学べるため、SAPの知識だけでなく幅広い基礎知識を身につけられます。

    でじたる女子+の特徴・講座内容 受講のメリットも紹介

    でじたる女子+はe-Lerningプログラムで、パソコンを使ってオンライン学習をおこなう講座です。SAP講座では、SAPシステムの実機操作など、パソコン操作が必要な項目以外はスマホやタブレットで、いつでもどこでも学習が可能。不明点はFAQで調べたり、チャットツールなどで気軽に相談できる環境が整っています。

    でじたる女子+のSAP講座の内容については、SAPの幅広い知識の習得を目指しており、SAPの基礎知識、業務シナリオに沿ったSAPシステムの実機操作、SAPのプログラムの不具合を確認し、テスト結果の報告書を提出する試験などがおこなわれます。

    でじたる女子+でスキル取得し実績を積む

    資格試験やスキル取得の講座を受ける場合には、スキルを身につけても業務につながらない不安もあるでしょう。でじたる女子+では、スキルの習得から就労までを一貫サポートしており、プログラムの修了者には実務経験を積むための案件応募の機会が設けられています。

    応募できる案件には、SAPに関する業務はもちろん、SAP以外の多様な案件も含まれています。これまでの経験や取得したスキルを活かせる案件や、思いもよらなかった案件に挑戦できる可能性もあるでしょう。

    SAPの基礎知識を学んでステップアップを目指そう

    でじたる女子+のSAP講座は、サポートも手厚く学習内容をすべて日本語で解説しているため、英語に自信のない人も挑戦しやすい講座となっています。SAPの幅広い基礎知識をつけることにより、SAPを使用している企業への就職活動、そしてSAP認定コンサルタント資格の取得のための足掛かりとなるでしょう。

    グローバルな規模で普及が進むSAPの資格取得を目指すことは、これまでのキャリアの幅、働き方の選択肢などをより広げられる可能性があるといえます。

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