結婚、出産、育児・・・ライフイベントが少し落ち着いてくると
「そろそろ仕事復帰しようかな?」
「復帰するならどんな仕事が向いているのだろう?」
「なるべく主婦業に影響がないような仕事ってどう選んだらいいのかな?」
「もしかしたら、在宅ワークとか開業もいいかもしれない!」
再スタートに向けていろいろ迷ってしまいますよね。
特に30代主婦が仕事を探そうと思った時、同じように再スタートを切る30代主婦はどんな仕事選びをしているのか気になるモノです。
本記事では、30代主婦が仕事復帰する際に、どんなことに気を付けているのか?どんな仕事についているのか?というお話をいたします。
これから仕事復帰を考えているあなたが再スタートを切るヒントになれば幸いです。
30代主婦からの仕事復帰、みんなはどんな仕事に就いている?
30代主婦からの仕事復帰、みんなはどんな仕事に就いているのでしょうか?
厚生労働省委託調査「平成 30 年度 仕事と育児等の両立に関する実態把握のための 調査研究事業 報告書 労働者アンケート調査結果」(30代の女性・正社員の回答割合は 63.7%、30代の女性・非正社員の回答割合は 65.6%)をみてみましょう。
産後休業や育児休業から復職や再就職した人が希望した時期に復職や再就職ができたかどうかをみると、「女性・正社員」では、「あてはまる」が 60.8%でもっとも回答割合が高く、「女性・非正社員」では、「あてはまる」が 57.5%となっています。
ともに6割程度の30代主婦が希望した時期に復職や再就職ができているようです。
次に、育児休業を取得した女性回答者について、復職の時期を決める際の優先事項をみましょう。
「女性・正社員」の場合
就業継続よりも、無理なく子育てができること 33.5%
復職後も、キャリアアップは急がないが休業前と同じ仕事ができること 32.2%
復帰後も仕事の内容問わず同じ会社で就業継続ができること 24.8%
「女性・非正社員」の場合
就業継続よりも、無理なく子育てができること 41.8%
復職後も、キャリアアップは急がないが休業前と同じ仕事ができること 27.8%
復帰後も仕事の内容問わず同じ会社で就業継続ができること 23.9%
正社員・非正社員にかかわらず、無理なく子育てができることに重きを置いて仕事の選択をしている人が多いことから、休業前と同じ仕事であったり、同じ職場であったりと慣れ親しんだ場所で慣れた仕事に就くというのが王道のようにも受け取れますね。
30代からの就職活動、理想の仕事に就くには?
30代になると、結婚、出産、育児とライフイベントが増える時期でもあります。
したがって、30代からの就職活動は、ライフイベントに合わせて理想の働き方が実現できるかというところに着目して仕事選びをすることになります。
そんな中でも、家庭と仕事の両立、パートナーの協力、将来性を考慮し、次の3つの働き方を選択されるのではないでしょうか?
①家庭を優先したい方(旦那の扶養の範囲内で働きたい方)
②フルタイムでバリバリ働きたい方
③高度なスキルを身につけて高収入を目指したい方
それでは、順にご紹介いたします。
家庭を優先したい方(旦那の扶養の範囲内で働きたい方)
家庭を優先して働きたい方は、まず、自分のライフスタイルに合わせられる仕事を選ぶことが重要です。
自分のライフスタイルに合う仕事を選ぶポイントは、勤務先の働く環境や制度が充実しているかどうかです。
近年、企業側も雇用確保のために、福利厚生の充実や雇用形態の多様化などに取り組んでいます。
例えば、お子さんの急なお迎えにも対応しやすい「半日有給や時間有給制度」や主婦の働き方の融通が効きやすい「時短勤務、テレワーク」など取り入れることで働く主婦を受け入れやすい職場環境を作り始めています。
家庭を優先したい方は、転職したいと思う企業の福利厚生の充実や雇用形態の多様化などに注目してみましょう。
フルタイムでバリバリ働きたい方
フルタイムでバリバリ働きたい方は、まず、家庭と仕事の両立ができるように旦那さんや嫁ぎ先、実家などの協力体制が可能かどうかを確認してから仕事を選ぶことが重要です。
家庭を優先したい方と似ているようですが、家庭を優先したいというのは、今のライフスタイルを保ちながら仕事がしたいということです。
それに対し、フルタイムでバリバリ働きたい方はライフスタイルを調整して、自分がフルタイムで働ける環境を作り、その新しいライフスタイルに合わせた仕事を選ぶ流れになります。
そういった事前の段取りの良さは仕事面にもあらわれ、時間に縛られているからこその「効率の良さ」や「生産性が高い」と評価される事でしょう。
高度なスキルを身につけて高収入を目指したい方
高度なスキルを身につけて高収入を目指したい方は、職場復帰の場合、資格取得とか、レベルの高い仕事を望んでアピールしていく必要があります。
会社に資格手当があるならば、その資格を取得することで、収入アップにもつながりますし、レベルの高い仕事を望めば、おのずと高度なスキルを得ることになります。
しかし、子育てしながらの資格勉強や新しい仕事にチャレンジすることは、簡単なことではなく、相当な覚悟と周りの協力を得ながらキャリアアップしていくという流れになります。
近年、在宅ワークや開業という選択肢も
近年、在宅ワークや主婦起業で仕事をする主婦も増えてきました。
「2 女性起業の現状と課題 – 中小企業庁 – 経済産業省」のデータによると、特に女性の30代にピークを迎えており、その後は緩やかに下降傾向のため、30代で女性起業家を選択される方が増えてきているということでしょう。
しかしながら、女性起業家の個人所得は7割が100万円未満ということから、なかなか大変な道のりとも言えます。女性起業家の9割が従業員を雇用せずに起業しているから、男性と比べて、女性の起業は、比較的小規模な起業が多いからかもしれません。
起業時の課題を男女別に見てみると、女性が起業する際の課題は、「経営に関する知識・ノウハウ不足」、「事業に必要な専門知識・ノウハウ不足」と回答する割合が高いことがわかります。
起業するまでに、経営や事業に関する知識や経験を得る機会が少なく、また、これらの知識・ノウハウを与えてくれる助言者に出会う機会も乏しいことが、要因であると考えられます。
一方、「開業資金の調達」という課題については、女性の起業が比較的小規模であり、自己資金のみで起業する割合が高い傾向にあるため、起業しやすいという面があります。
このように、ライフイベントに合わせた働き方や雇用形態が多様化されていることから、職場復帰や転職、起業などの選択肢を広く持って仕事を探しましょう。
まとめ
結婚、出産、子育てなど、ライフイベントが少し落ち着いてくると、仕事の再スタートに向けていろいろ迷ってしまいますよね。
特に30代主婦が仕事を探そうと思った時、同じように再スタートを切る30代主婦はどんな仕事の選び方をしているのか気になるモノです。
復職後も、キャリアアップは急がないが休業前と同じ仕事ができること
復帰後も仕事の内容問わず同じ会社で就業継続ができること
さらに、30代からの就職活動は、ライフイベントに合わせて理想の働き方が実現できるかというところに着目して仕事選びをすることになります。
フルタイムでバリバリ働きたい方
高度なスキルを身につけて高収入を目指したい方
30代主婦が仕事復帰する際に、どんなことに気を付けているのか?どんな仕事についているのか?というお話させていただきました。
これから仕事復帰を考えているあなたが再スタートを切るヒントになれば幸いです。