今の自分のキャリアに満足していなかったり、さらに上を目指したいと思った時、多くの方が「キャリアアップ」を考えるのではないでしょうか。
そもそもキャリアアップをするとは、具体的にどのようなことなのでしょう?
何をすればキャリアアップになるのか、キャリアアップをすることでどのようなメリット・デメリットがあるのか気になりますよね。
この記事では、キャリアアップについて具体的に解説していきます。
あなたの理想のキャリアを築き上げるためのお役に立てれば幸いです。
キャリアアップとは何か?
「キャリア=職歴、経歴」のことを指します。
つまり、より高い能力を身につけて、高度な職歴や経歴を積むことが「キャリアアップ」ということになります。
具体的には次のようなケースが挙げられます。
●課長から部長に昇格する
●アルバイトから正社員になる
●転職して収入が上がる
●管理やマネジメントに携わる
●独立・起業する
役職や地位が向上したり、雇用形態が変わったりなど、様々なキャリアアップがありますが、自分ができる仕事の幅や裁量が広がることで、新しい経歴を積むことになります。
また、キャリアアップすることによって、現職よりも高収入な仕事に転職できる可能性も広がります。
例えば、新聞記者として働いていた人が、そこで培ったライティングスキルや取材スキルを活かして、フリーライターとして独立するということもあります。
フリーのライターになれば、自分の興味のある分野に集中できたり、自分の働き次第で収入アップも見込めます。
キャリアアップすることで、自分の市場価値が高まり、周囲からの評価を得られやすくもなります。
キャリアアップのメリット・デメリット
キャリアアップは、世間一般的にポジティブなワードとして捉えられていますが、キャリアアップすることによって負荷がかかることも事実です。
では、キャリアアップのメリットとデメリットはそれぞれどういったものがあるか見てみましょう。
●働く条件が良くなる
●個人の能力が高まる
●仕事にやりがいが感じられる
働く条件が良くなる
まず、会社内で昇進・昇格すると、その分給与・年収が上がります。
また、高度な地位にいけばいくほど待遇が良くなり、自由な働き方ができるなど、労働時間や福利厚生の条件も良くなります。
先ほど例にあげたフリーライターの件に関しても、キャリアアップして自分で独立できれば、働く条件も自分で決めることができます。
好きな時間に好きな場所で働くといったことが可能になります。
個人の能力が高まる
先行きが不透明になった現代、大企業でも終身雇用を採用しなくなったり、いつ倒産するかもわからないという状態になりつつあります。
そんな中必要になるのが、個人の能力です。
キャリアアップは、個人の能力を高めることに直結します。
戦略的に自分自身のキャリアを意識し、キャリアアップをして市場価値を高めていくことが重要です。
仕事にやりがいが感じられる
キャリアアップは、目標が高い状態にあるからこそできることです。
さらなる高みを目指してキャリアアップをすることで、その先の仕事に対してのやりがいも自然と大きく感じやすくなります。
モチベーションが高まったり、日々の充足感も感じやすくなるでしょう。
●責任が重くなる
●仕事優先になる
責任が重くなる
会社での地位が高くなり収入や待遇が良くなるほど、それに見合った成果や結果を出さなければいけないといった責任が重くなります。
例えば、会社の事故や不祥事があった場合、管理職となるとメディアでの謝罪会見などが求められます。
一般社員なら顔や名前は出ることはありませんが、管理職だと責任を取って謝罪、あるいは辞職を求められる可能性もあります。
その責任の重さに耐えられなくなるといったパターンも少なくありません。
仕事優先になる
キャリアアップを目指すには、相当の努力や時間が必要になります。
そのため、プライベートよりも仕事優先になる可能性が高いです。
例えば家庭を持っている人なら、キャリアアップよりも子どもや家族との時間を大切にしたいという思いを持つ人も多いでしょう。
キャリアアップをするには、プライベートや家族の時間は犠牲になりやすいといったデメリットがあります。
このように、キャリアアップにはメリットだけではなくデメリットもあるということを考慮して、その上で自分の理想のキャリアのためにキャリアアップが必要であれば目指してみましょう。
キャリアアップの3パターン
キャリアアップは、大きく分けて3パターンあります。
①同じ職場内で高度な能力を必要とする部署に就く
②異業種へ転職する
③独立する
①同じ職場内で高度な能力を必要とする部署に就く
同じ職場内でもキャリアアップは可能です。
例えば営業職の場合、一般社員からチームリーダーに昇格し、それからエリアの営業部門、最終的に管理職に就くという流れがあります。
管理職は、営業としての実績だけではなく、部下の指導やチームとしての営業戦略を考えるなど、チーム力を高めていく高度な能力が必要になります。
そういった部署に就くことでキャリアアップが果たせます。
企業によっては社内制度を利用してキャリアアップを図れるところもあります。
②異業種へ転職する
例えば、「飲食店で働いた経験から食品メーカーにて商品開発に携わる」「販売員として現場で働いた経験から、マーケティングや商品企画をする」など、それまでの経験とは違う職種へ転職することもキャリアアップのひとつと言えます。
まずは、自身のキャリアプランを明確にすることが重要です。
最終的にどうなりたいか?目指すゴールがどこにあるかを見据えてみましょう。
そして、その目標を達成するにはどういった仕事に就くべきかということを考えて進むことで、スムーズなキャリアアップが図れます。
③独立する
現職の中でのキャリアアップ、転職をすることでのキャリアアップの他、独立するという道もあります。
特に近年、独立して個人事業主やフリーランスとして起業する人が増加しています。
会社員では年収アップには限界がありますが、独立すると自分次第で年収を増やすことも可能です。
自分のスキルや経験、人脈を活かして、会社に雇われるのではなく自分で仕事をしていくというのも大きなキャリアアップではないでしょうか。
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テレワークを活かしたの女性のキャリアアップ
これまでキャリアアップについてご説明してきましたが、人生100年時代と言われる今、女性のキャリアアップも注目されています。
女性は、結婚出産というようなライフイベントのため仕事を諦めるというのが当たり前でした。
しかし、これからの時代は違います。
働き方が多様化され、在宅ワークで子育てをしながら仕事をすることも可能になりました。
そのため、これからの時代のキャリアアップは、ITスキルやテレワークスキルを用いることも選択肢の一つとなります。
MAIAでは、キャリアアップを図り新しい働き方をしている女性がたくさんいます。
RPAスキルを身につけ、家庭とのバランスを保ちながらその上で収入を得ることができるので、テレワークを活かした女性のキャリアアップとして注目されています。
女性のための新たなキャリア形成モデル 〜RPA女子が支持される理由〜
まとめ
自身が目指す将来像を実現するには、キャリアアップは不可欠です。
そのためにはまず、自分がこれまでしてきた経験、強みや弱み、ゴールを目指すために必要なスキルはなにかを把握することが重要です。
それがキャリアアップへの第一歩となります。
将来なりたい像を目指して行動に移す、そうすることでキャリアアップの成功に繋がります。
女性の場合は、家庭と仕事の両立を望む人が多いでしょう。
それを実現するには、どのようなキャリアアップが必要か?改めて考えてみてください。
理想のキャリアを築いて、更なる活躍を目指していきましょう。