「長年勤めていた会社を退職したけれど、これから先もまだ働いていたい」
「夫の収入だけでは老後資金が不安・・・」
そう考えている60代の女性の方も多いでしょう。
人生100年時代と言われる今、定年退職をしてからも働き続けることを考える女性が増えています。
日本人の平均寿命がどんどん延びてきており、女性の場合87.45歳が平均寿命だと言われています。
そう考えると、60代の女性は残り約20年は生活をしていかなければなりません。
しかし、年金や貯金だけに頼って生活するのは不安が大きいですよね。
この記事では、60代の女性が働きやすい仕事や老後を生き抜くために必要なことをご紹介します。
これからの自分の人生について考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
60代女性の仕事の実態
まず、60代の女性の仕事の実態について見てみましょう。
(画像引用:厚生労働省 高年齢者の雇用・就業の現状と課題Ⅰ)
1968年には、労働力人口のうち60歳以上の人は8.6%でした。
しかし、2013年には19.0%と倍以上に増えています。
(画像引用:厚生労働省 今後の高年齢者雇用の 現状と課題について)
女性の場合、25歳~35歳の間に一時労働力が減少しますが、これは結婚や出産が理由だと考えられます。
その後、再び労働に就く人が増え、2010年の60歳以上の労働者は45.7%となっています。
2000年の39.5%より6.2%上昇しています。
また近年、男女ともに60歳以上の労働者は増えていますが、高齢者が働く理由として以下の調査結果が出ています。
(画像引用:厚生労働省 高年齢者の雇用・就業の現状と課題Ⅰ)
60~64歳で一番多かった理由は、男女ともに「生活の糧を得るため」でした。
65~69歳では「いきがい、社会参加のため」や「健康にいいから」といった理由が増えています。
60代になっても生活に必要なお金を得るためや、社会とのつながりを求めている人が多いことがわかります。
60代の女性が仕事探しで不安になることは?
60代でも仕事をしたいと考える女性が多い中、仕事探しに関する不安はいくつか挙げられます。
●年齢の条件
●体力の心配
●自分の経験やスキルが活かせるか
●通勤時間
仕事募集の情報を見ると、多くの会社が年齢の制限を設けています。
60歳以上でも採用可能という募集は比較的少なく、自分の年齢が募集対象になるのかという不安を抱く方が多いです。
その他、体力的な面からも業務内容や職場までにかかる通勤時間の心配や、今まで自分が培ってきた経験やスキルが活かせるのかといった点も不安要素として挙げられます。
実際、60~69歳で働いている人が仕事をする上で必要だと思ったことに関するアンケートでは以下の結果が出ています。
(画像引用:厚生労働省 高年齢者の雇用・就業の現状と課題Ⅰ)
一番必要だと思われているのが、やはり「健康や体力」です。
仕事の内容にもよりますが、身体への負担が大きすぎると働き続けることは困難になります。
仕事を探すにしても、業務に対して自分の体力が追いつくかどうかという懸念点から、仕事を選ぶ幅が狭くなってしまう場合も多いでしょう。
次に必要だと思われているのが、「仕事の専門知識・技能があること」です。
専門知識やスキル、資格などがあれば採用にも繋がりやすいですが、特に何もない状態だとなかなか難しいのが現状です。
60代女性に人気のある仕事は?
では、60代の女性でも働きやすい仕事はどんな仕事でしょう?
人気のある仕事を職種別にいくつかご紹介します。
●接客業
●清掃業
●調理補助
●保育補助
●軽作業
●警備員
接客業
60代などシニア世代にも人気なのが接客業です。
レストランや喫茶店、ファストフード、お弁当販売、コンビニ、スーパーなど、60代以上の女性の方も多く活躍しています。
シニア世代の採用を積極的に取り入れている企業も増えています。
例えば、すかいらーくグループでは、応募資格に年齢制限を設けておらず、60代以上の方も働くことが可能です。
また、ローソンもシニア世代の採用に積極的で、70代の女性も働いている店舗もあります。
接客業は比較的働く時間帯もシフト制で自分の希望を通しやすく、特別な資格やスキルがなくてもどなたでも働きやすいでしょう。
清掃業
清掃業も、定年退職後の60代が働きやすいと人気を集めています。
オフィスビルや店舗、ホテルや旅館などの清掃を行う仕事です。
窓ガラスを吹いたり、モップをかけたり、部屋、洗面所、トイレなどの清掃やシーツ交換などを行います。
難しい知識や技術は特に必要なく、肉体的にも決して重労働ではありません。
掃除をして体を動かすことで運動にもなり、自然と体力がつくので、健康的な仕事と言えるでしょう。
調理補助
調理補助は、調理を行う人がスムーズに作業ができるように準備をする仕事です。
例えば、野菜の皮をむいたり食器を用意したり、簡単な盛り付け、皿洗い、食事の配膳などを行います。
飲食店はもちろんですが、病院、学校、保育園、老人ホーム、スーパーなど、様々な場所で調理補助が必要とされています。
また、調理補助は資格はいりません。
調理経験がない方や未経験の方でも働くことができるので、60代の女性の方には非常に働きやすい職種でしょう。
保育補助
保育補助は、託児所や認可保育所・認小規模保育園などで保育士のサポートを行う仕事です。
保育士は国家資格が必要ですが、保育士のサポートを行う保育補助は資格や経験は必要ありません。
0歳~未就学児を対象に、食事やトイレの補助、寝かしつけやお昼寝の見守り、園内の清掃や環境整備など、保育士の手が回らない業務を行います。
パートやアルバイトで募集されていることが多く、子育ての経験を活かして働くことができます。
軽作業
軽作業もシニア世代の求人募集が出されています。
工場や倉庫で行う仕事が多く、業務内容としては、
●梱包
●仕分け
●検品
●ピッキング
●シール貼り
●組み立て
などが挙げられます。
出荷前の商品に異物混入や不良品がないかをチェックしたり、商品を包装紙で包んだり段ボールに詰めたりします。
マニュアル通りに仕事を進めていくので、一度マニュアルを覚えればスムーズに仕事をすることができます。
黙々と集中して作業を行い、重労働は比較的少ないため体力的にも働き続けやすいでしょう。
警備員
警備員は、工事現場や施設内などの警備をする仕事です。
具体的には、工事現場のイベントでの交通誘導や、住宅施設や駐車場などで盗難や事故を防ぐために常駐・巡回警備を行います。
アルバイトで募集されていることが多く、シニア世代の女性も活躍しています。
ほとんどがシフト制で、日中あるいは夜間など、自分の働きたい時間帯に合わせて仕事を探すことができます。
ただ、立ち仕事なので体力は多少必要になるでしょう。
人生100年時代、老後を生き抜くには
これまで、60代の女性の方が働きやすい仕事をご紹介しました。
どの仕事も資格やスキルは特に必要なく、どなたでも始められる仕事です。
しかし、高収入は見込めません。
やはり、高収入を得るためには専門知識やスキルを身に着けていた方が有利です。
今現在身についていなくても、まだまだこれからチャレンジしていくことはできますよね。
知識やスキルを身に着けるために学んでいくことで、高収入に繋げることも可能なのです。
そうすれば、老後の生活に対しての不安も軽減されていくでしょう。
例えば、MAIA女子のようにRPAスキルを身に着けておくと、在宅ワークで高収入を得ることもできます。
RPAとは”Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)”の略です。
簡単に言うと「人の代わりにロボットが自動で業務をこなしてくれるツール」のことで、RPAを導入している企業は近年どんどん増えてきています。
それに伴い、RPA技術者検定という資格が注目されてきています。
教えることは学ぶこと。RPAとの出会いでさらなる挑戦へ。
自分の働き方は自分で決める。無理のない働き方を求めて
株式会社MAIAでは、自社のRPAランニングツールを利用し、女性がRPAスキルを身に着けられるように育成を行っています。
老後を生き抜くためには、女性の経済的自立がカギとなります。
RPAスキルを身に着ければ、主婦の方でも在宅で仕事をしながら高収入を得られるので、体力面での不安も少なく、老後資金を蓄えることが可能でしょう。
まとめ
60代の女性でも働くことを必要とされる現代。
人生100年時代の老後を生き抜くには、常に新しいことに挑戦し、学んでいくことが必要です。
そうすることで、より元気に活き活きと毎日の生活を送ることができ、心身の健康維持にも繋がります。
あなたの明るい老後の未来のために、自分に合った仕事を見つけてみてくださいね。