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女性が結婚したら仕事は辞める?結婚後に後悔しない働き方を知ろう

「結婚退職」この言葉は一昔前に比べると、身近ではなくなってきたように思います。

結婚したからといってすぐに仕事を辞められる状況ではない夫婦が多いこと、そして女性の社会進出が進んできている背景もあるでしょう。

ですが実際、結婚を機に、仕事について考え直す女性は多いです。

「結婚したらみんなどんな働き方をしてるの?」

「子どもができたらどんな仕事がいい?」

など、将来の仕事に対しての不安が大きいのではないでしょうか。

そこで当記事では、結婚後の女性がどのような仕事を選べばいいのか、具体的にイメージできるように解説しています。

結婚後の仕事に悩むあなたの道しるべになれば幸いです。

 

女性の結婚後、仕事はどうする?

下の図を見てみると、結婚・育児のために退職した女性の就業状況では、退職した人が7割以上にも及んでいます。

結婚・育児のために退職した女性の中で、就業を希望している女性は6割です。

中小企業庁:女性・シニアの労働参加の実態より引用

このことから、結婚をすると現在の仕事が続けられない、もしくは家庭に専念したいと感じる女性が多いということが読み取れます。

上のグラフは「結婚のため」だけでなく「出産・育児のため」と答えた女性も集計されている為、必ずしも結婚だけが理由ではないですが、それらの理由により退職した女性が7割にも及ぶことから、結婚後は仕事について見直す女性が多いということでしょう。

加えて、退職後に働きたいと思っている女性が6割、ということを考えると、やむ負えず仕事を辞めた女性も多いのかもしれません。

結婚後に仕事を辞める場合と続ける場合では、当然ですがそれぞれにメリットとデメリットがあります。

これらを加味して、あなたがどちらの選択をするべきなのか、今一度考えてみましょう。

 

結婚後仕事を辞めるメリット

結婚後に仕事を辞めるメリットは

・家庭に専念できる
・家族をサポートできる

など、仕事をしないことで家庭に専念しやすいことが主に挙げられます。

特に子どもを持ったり、身内が介護の必要があるなど、家庭に時間と労力が必要な場合にはメリットはより大きく感じられるでしょう。

 

結婚後仕事を辞めるデメリット

結婚後仕事を辞めるデメリットは

・収入が減る
・キャリアが途絶える

などが考えられます。

特に金銭面の不安は大きいのではないでしょうか。パートナーの収入だけで家族が生活していけるのかは事前に確認しておく必要があるでしょう。

 

結婚後仕事を続けるメリット

結婚後も仕事を続ける場合のメリットは

・キャリアを積み上げることができる
・収入を維持できる
・場合によっては産休・育休など福利厚生を受けられる

女性でもキャリアを積み上げることができ、収入面での不安は和らぐでしょう。パートナーだけのお給料よりも2馬力なら世帯収入は大きく変わってきます。

また、場合によっては産休・育休も取得できる為、仕事をできない間の収入面も保障されます。

 

結婚後仕事を続けるデメリット

結婚後も仕事を続けるデメリットは

・ワークライフバランスが取りづらい
・仕事のプレッシャーやストレスがある

結婚後は家族が増えることで家事の負担も増加します。

パートナーの協力次第では回避できますが、家庭の負担は女性が多く背負うケースが多いです。仕事と家事の両立が難しくなり、ワークライフバランスが崩れてしまうことが懸念されます。

また、日々の仕事のプレッシャーやストレスなど、精神的な負担も大きいのではないでしょうか。

 

女性が結婚後も家庭と両立できる仕事の形態は?

結婚後は、それまで働いていた会社を辞めて転職する女性も多いです。

正社員からパートや派遣社員へ転職し、時間の融通を利きやすくすることでワークライフバランスを整える、もしくは正社員の安定や充実した福利厚生を選ぶ女性もいるでしょう。

ここでは、正社員、契約社員、派遣社員、パート、4つの雇用形態において、メリットとデメリットをお伝えします。

 

正社員

正社員として働くメリットと言えば、真っ先に浮かんでくるのが収入面ではないでしょうか。

ボーナスの支給、長期休暇でも給料が変わらない、など、正社員だからこそ受けられる恩恵があり、長期的な収入が見込めます。

また、福利厚生が充実していることも正社員ならではのメリットと言えるかもしれません。もちろん会社にもよりますが、家族手当がついたり、家賃手当が支給されるなど、給与面以外でも金銭的なメリットが大きいです。

ただし、時間的な拘束や責任が大きくなる部分はあるでしょう。これは育児中や家庭を優先したい女性にとってはデメリットです。

場合によっては休日出勤などにもなりかねませんし、私用での長期休暇が取りづらいと感じている女性もいます。

 

正社員のメリット

・ボーナスの支給
・長期休暇でも収入が変わらない
・充実した福利厚生が受けられる

正社員のデメリット

・時間の拘束が長い
・長期休暇が取りづらい
・仕事の責任が重い

 

契約社員

契約社員は、正社員の「無期雇用契約」とは違い、「有期雇用契約」となり雇用される期間が決まっている雇用形態です。

有期であることがデメリットに感じてしまう方は多いですが、場合によってはメリットにもなり得ます。

契約更新の時期が半年~1年で来るため、思っていた職場とは違った時に次の仕事に移ることができるのは正社員にはないメリットです。

また様々な職種経験を積みたい人にとっても、契約社員という働き方は向いていると言えるでしょう。

加えて、家庭を優先したい女性にとっては勤務時間などの相談もしやすいため、ワークライフバランスも整えやすいです。

正社員に比べて仕事への責任も重くないことがほとんどなので、仕事へのプレッシャーも少なく済むでしょう。

ただし契約社員は正社員とは違い、必ずしも月給制という決まりがありません。時給制が月給制かは会社によって異なる為、収入が安定しづらいという側面もあります。

 

契約社員のメリット

・次の職場に移りやすい
・ワークライフバランスが保ちやすい
・正社員ほど責任がない

契約社員のデメリット

・雇用が安定しづらい
・時給の場合は収入の上下が激しい

 

派遣社員

派遣社員は、派遣元となる会社と雇用契約を結び、派遣先となる企業で働く雇用形態です。

近年では無期雇用派遣という制度も導入され、雇用の安定化が進んでいますが、基本的には契約社員と同じく有期雇用となります。

1ヵ月~半年ごとに契約更新月が設けられ、最大3年まで契約更新することが可能です。

契約社員と同じく、契約更新の期間で次の仕事に移るか否かを決めることができる為、自由度は高いと言えるでしょう。

加えて「家庭を優先して働きたい」「英語力を活かしたい」など、希望に合った派遣先を紹介してくれる為、個々に合った仕事を選択することができます。

一方で、契約期間の上限があったり、期間満了を派遣先から伝えられることもあり、雇用の不安定さは否めません。ほとんどの場合時給制となる為、収入面でも正社員に比べると不安定になるでしょう。

 

派遣社員のメリット

・次の職場に移りやすい
・個々の希望に合った働き方ができる
・仕事の範囲が契約で決められる

派遣社員のデメリット

・雇用と収入が安定しづらい
・期間満了になる可能性がある

 

パート

パートは基本的に「短時間労働」で、主婦に人気の雇用形態です。

週3、1日5時間など、家庭と両立しながら無理なく働くことができ、未経験者でも働ける仕事が多いことがパートの大きなメリットでしょう。

拘束時間が短く、責任のある仕事は任されにくい為、体力的にも精神的にも負担が少なく、女性にとっては比較的働きやすい雇用形態です。

一方でパートは他と比べて時給が低い傾向があり、福利厚生が充実していないことが挙げられます。

家庭との両立や無理なく働くにはパートは最適ですが、安定した収入にはつながりにくいでしょう。

 

パートのメリット

・ワークライフバランスが整えやすい
・未経験の仕事でも挑戦しやすい
・体力的にも精神的にも負担が少ない

パートのデメリット

・収入が安定しづらい
・一般的に時給は低め
・福利厚生が充実していない場合がある

 

女性が結婚後も仕事を続けるためには

結婚後も働き続けるには「残業が多い」「休日出勤がある」など、時間の制約が大きいと、ワークライフバランスが乱れやすい傾向があります。

結婚後の生活がどうなるのか、どうしたいのかによって、女性は結婚後の仕事についてきちんと考えることが必要です。

ワークライフバランスを重視したいのであれば、拘束時間が長く責任の重い正社員で働き続けることはしんどいかもしれません。

ある程度の生活水準を確保し、世帯収入を増やすためにはパートでは厳しい面もあるでしょう。

それでは女性が結婚後も仕事を続けるために、どのような対策をすればいいのでしょうか。

次項で3つの対策について解説します。

 

今の会社で働き方を変える

今働いている会社で、子どもが生まれた後や介護が必要になった時に、時短勤務やフレックス制度が使えるかを事前に確認しておきましょう。

制度として存在はしていても、忙しい部署で時短勤務にはしにくい・・・という場合もある為、事前に部署異動の希望を上司に伝えておくのもいいかもしれません。

また、子どもを考えている場合、出張や転勤がある部署で働き続けることは難しいです。転勤は子どもを持たないとしても、パートナーとの今後に関わってくる為、事前に確認が必要ですね。

更に可能であれば、今の会社で雇用形態を変更してもらえるかも確認しておくと良いでしょう。

正社員の場合、パートや契約社員など、時間の融通が利きやすい雇用形態に変えてもらうことも、結婚後に働きやすくする一つの方法です。

 

転職する

今の会社で結婚後の働き方に不安を覚えるのであれば、思い切って転職するのもいいでしょう。

子どもが生まれてからの正社員採用は難易度がグッと上がる為、女性は子どもができる前が転職に良いタイミングと言えます。

産休や育休を取ることができますし、その間の収入も保障される為、経済面の不安が少なく済みます。

もしくは正社員にこだわらず、これを機にパートや派遣社員など、雇用形態を見直してもいいかもしれません。

子どもを持つことを前提にしている場合、事前に働き方改革を進めることも女性には必要です。

産休や育休はパートや派遣社員でも取得できる場合があるので、そちらも検討するといいでしょう。

 

資格やスキルを身につける

家庭を主に担うことが多い女性にとっては常に前線で働き続けることは難しい場合が多いです。

子どもができた時、介護が必要になった時、など家族の状況によって女性のライフスタイルは変化します。

その為、仕事をセーブしている時や、余裕がある内に資格やスキルを身につけておくと長い目で見た時には安心できます。

世の中に必要とされている資格やスキルを持っていることで、再就職もしやすくなりますし、もしくは自宅でフリーランスとして働くことも可能かもしれません。

自宅で働きたい場合は、Web系の資格やスキルがいいでしょう。今後も需要が見込めますし、企業にも必要とされるスキルです。

MAIAでは、女性向けにWeb系の講座を開催しており、オンラインで受講できる為、自宅で好きな時間に受講することができます。

MAIAの講座は、RPAなど今後デジタル化が進められていく時代に必要とされるスキルや、Web集客に必須となるWebマーケティングの知識を習得することが可能です。

育児や介護でキャリアが途切れたり、仕事を続けることが難しくなりがちな女性は特に、資格やスキルを持っていることで今後の働き方の選択肢を増やすことができます。

 

女性が結婚後の仕事について考えるときに大切な3つのステップ

女性が結婚後の仕事についてどうするかを考えるときには、以下の3つについてしっかりと考えることが重要です。

・結婚後の生活をパートナーと話し合う
・結婚後の生活をなるべく詳細にイメージする
・自分自身がどうなりたいかを考える

すべて考えた通りにはいきませんし、行き当たりばったりも時には必要でしょう。

ですが、この3点を事前に押さえておくことで、それまで見えていなかったことがより具体的になってくるのです。

 

結婚後の生活をパートナーと話し合う

パートナーとの結婚後の生活はどのようなものにしたいですか?

夫婦共働きで収入の生活の心配は必要ないほどに稼ぎたいのか、それとも夫婦の時間を大切にして仕事はそこそこにしたいのか。

転勤族のパートナーであれば、ついていくのか、それとも単身赴任になるのか・・・

子どもは欲しい?同居の予定は?両親は頼れる?など、子どもができてからの働き方についてもここで話し合っておくといいでしょう。

あなたが結婚後も変わらず働くつもりでも、パートナーは仕事を辞めて家庭に専念してほしい、もしくはパートにして家庭を優先してほしい、と思っているかもしれません。

反対にあなたがどのように仕事をしていきたいか、も伝える必要があります。どちらか一方がすべてを譲ってしまうと、結婚後の生活にはストレスが溜まってしまいます。

結婚後の生活について、パートナーとはじっくりと話し合っておくことが大切です。

 

結婚後の生活をなるべく具体的にイメージする

次に結婚後の生活をなるべく具体的にイメージしましょう。

仕事の比重や家事の分担、結婚後の生活であなたはバリバリ仕事をしていますか?それとも家庭を支えているでしょうか?

具体的にイメージしたとしても、結婚後の生活は基本的に経験のないことなのでイメージとは違ってくることももちろんあるでしょう。

ですが、ここでイメージしておくことで自分の結婚生活における仕事の比重について考えることができます。

 

自分自身がどうなりたいのかを考える

最後に自分自身が今後どのように仕事をしていきたいのかを考えます。

結婚後もバリバリ働くキャリアウーマンになりたいのか、子どもを持って家庭を優先しながら働きたいのか、それとも子どもが大きくなるまでは家庭を優先し、復帰後に在宅で気楽に働きたいのか。

それによって結婚後のキャリアは大きく変わってきます。

結婚後だけでなく、将来的に自分自身がどんな仕事をしていたいのか、どのように仕事と向き合っていたいのかを考えてみましょう。

そうすることで、今自分がするべきことは何なのか、少しずつイメージできてくるはずです。

 

まとめ

家庭と仕事の両立は簡単ではないですし、結婚しても今の働き方でいいのか・・・と悩む女性は多いです。

ですが多くの女性の場合、結婚後は寿退社で専業主婦へ、という時代ではありません。

今後は更に共働き家庭が増加することが予想されます。その為女性もスキルを磨き続けることが必要になるでしょう。

特に家庭を優先する場合には、女性はブランクが長くなりがちです。いざ復帰しようと思った時にスキルがなければ就職の難易度は上がります。

パートナーと話し合い、自分自身のキャリアについてもしっかりと向き合い、答えを出していきましょう。

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