「パートをしたいけれど、コロナの影響で外に働きに出るのはちょっと・・・」
「子どもがまだ小さいから、家で少しでも収入を得られるお仕事はないかな?」
そんな主婦の方に人気なのが「在宅ワーク」です。
好きな時に好きなだけ働くことができる在宅ワークは、子育て中の主婦でも取り組みやすいと人気を集めています。
シール貼りやアンケートモニターなど、様々な仕事がありますが、その中でも人気が高いのが「データ入力」です。
パソコンスキルや専門知識がない初心者でも気軽にできるので、在宅ワークの中でも比較的スタートしやすい仕事だと言われています。
データ入力で一体どのくらい収入が得られるのか?どのような仕事内容なのか?
本当にパソコン初心者でもできるのかなど、不安になられている方も多いと思います。
この記事では、データ入力の仕事内容や報酬、稼働時間などについて詳しく解説していきます。
また、データ入力以外の在宅ワークも一緒にご紹介するので、在宅ワークをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
在宅ワークの定番、データ入力とはどんな仕事?
まず、データ入力の仕事内容についてご紹介します。
データ入力のお仕事は、「情報入力」や「アンケート結果集計」「リスト作成」など、データを文字で入力する業務と、音声データを聞いて文字に起こす業務に分類されます。
具体的には、このような仕事内容が挙げられます。
・顧客の名前や住所をExcelに入力する
・レシート入力やECサイトの商品情報入力をする
・名刺や会社の伝票、決算データを入力する
・紙の資料やPDFデータをWordなどに入力する
・例えば、路上アンケートなどで消費者から収集した情報をパソコンで入力する
・Webショップの商品リスト作成
・飲食店やホテルなどのリスト作成
・住所録などのリスト作成
これらは、主に紙媒体の資料やPDFデータを文字入力したり、ネットで情報を収集してリスト作成するものです。
なので、パソコンスキルとしては、基本的なインターネット操作やWord、Excelが使えればできるお仕事でしょう。
・録音された音声データを聞いて文字に起こす
会議の録音データ、あるいはインタビューなどを録音したデータを聞いて、文字に起こすお仕事です。
こちらも必要なスキルとしては、インターネット操作やタイピングとなります。
特にタイピングは、スピードと正確さが求められます。
音声によっては雑音が多かったりするものもあるので、ヘッドフォンなどを使用するとより聞き取りやすくなります。
在宅ワークでデータ入力をした場合の報酬は?
データ入力は簡単に始められるお仕事ですが、どのように報酬を得られるのか気になりますよね。
報酬体系は、大きく分けて2種類あります。
1つは「時給制」、もう1つは「成果報酬制」です。
時給制の場合、1時間1,000円ほどが相場となっています。
ただし、スキルや経験、クライアントによってはそれ以上に時給が上がる場合もあります。
成果報酬制の場合、1件または1文字で単価が設定されていることが多いです。
1件10円~50円、1文字0.1円~1円、文字起こしなら1本60分で5,000円~10,000円の案件が多かったり、あるいは1分100円前後が相場と言われています。
仮に時給制で1ヶ月働いた場合を計算してみると・・・
1,000円×5時間×3日=15,000円
15,000円×4週間=60,000円
となります。
成果報酬制は、1文字0.1円の場合だと3,000文字でやっと300円になるので、時給制に比べると安価です。
しかし、単価が1文字1円に上がれば3,000文字で3,000円になります。
なので、高単価の案件を受注したり、タイピングなどに慣れてくると、その分報酬も大きく増やすことができます。
文字起こしも、作業量によって大きく報酬が変わってきます。
・1時間5,000円の案件を3時間でこなした場合=時給1,700円近く
・1時間5,000円の案件を6時間でこなした場合=時給900円近く
と、大きな差が出てきます。
文字起こし初心者の場合、慣れないこともあり作業時間が長くかかってしまうので、時給に換算すると報酬は低くなってしまいますが、慣れてくれば高収入を得られる可能性も高いです。
データ入力の仕事はどこで探せる?
では、データ入力のお仕事はどうやって探せるのでしょう?
一般的に多くの方が利用しているサイトをいくつかご紹介します。
クラウドワークス
(画像引用:クラウドワークスHP)
日本最大級のクラウドサービスで、案件数がダントツで多いのがクラウドワークスです。
初心者向けからプロ向けのデータ入力など、豊富な案件からお仕事を探すことができます。
会員登録などは無料で、報酬の数パーセントが手数料としてクラウドワークスに差し引かれます。
ランサーズ
(画像引用:ランサーズHP)
クラウドワークスと並ぶクラウドソーシングサイトです。
システムもクラウドワークスとよく似ていて、会員登録数は100万人を突破しています。
こちらも会員登録などは無料ですが、仕事が完了した場合、システム手数料としてランサーズに差し引かれます。
ビズシーク
(画像引用:ビズシークHP)
案件数は多くはないですが、他の大手サイトにはない高単価のジャンルが多いのがビズシークです。
会員登録などは無料で、最大の特徴としては、他のクラウドソーシングサイトに比べてシステム手数料が安いです。
ママワークス
(画像引用:ママワークスHP)
主婦やママに特化した求人WEBメディアです。
お子様が眠っている間や、幼稚園や小学校に行っている間などのスキマ時間を活用できる求人案件が豊富に揃っています。
現役ママによる役立つコラムや、先輩在宅ワーカーのレポートなどの情報も発信しています。
シュフティ
(画像引用:シュフティHP)
忙しい主婦が働きやすいように、複雑な仕事は比較的少なく、データ入力やアンケートなど、簡単なお仕事を大量に扱っているサイトです。
家事の合間や通勤時間など、スキマ時間を有効に活用できるお仕事が多いです。
データ入力が向いている人は?
どんな仕事でも、性格によって向き不向きがあります。
データ入力は高度なパソコンスキルや専門知識は必要ありませんが、単純作業でありミスが起こりやすいお仕事です。
具体的にデータ入力が向いている人の特徴を見ていきましょう。
黙々と作業することが好きな人
データ入力は基本的に「動きのない仕事」です。
情報入力やリスト作成のお仕事が多いので、コミュニケーションを取りながら仕事をすることはほとんどありません。
その為、黙々と同じ作業をこなすことが好きな方にはとても向いているお仕事です。
反対に、人とのコミュニケーションを大切にする人や、動きのある仕事を求めている人にはデータ入力のお仕事は向いていないと言えます。
几帳面な人
データ入力は一見簡単そうなお仕事ですが、正確にミスなく入力することが求められます。
顧客リストなど、会社にとって重要な書類の作成を任されることもあるため、些細なミスが会社にとって痛手になることもあるのです。
その為、慎重に作業ができる人、また細かいところまで目を配れる几帳面な人は向いているお仕事と言えます。
タイピングが速い人
データ入力は特別なパソコンスキルは必要ありませんが、たいていの場合処理能力の速さは求められます。
タッチタイピングができる、とまではいかなくても、タイピングの速さを高めておく必要はあるでしょう。
特にタッチタイピングができる、エクセルやパワーポイントを使えるなど、タイピングに加えて+αの能力があれば、企業から即戦力として評価してもらいやすくなります。
データ入力以外で主婦ができる在宅ワークとは?
データ入力は、初心者でも始められる簡単なお仕事ですが、その分報酬も安価な案件は多いです。
より高収入を得たいという場合は、他の在宅ワークがおすすめです。
これからご紹介する在宅ワークは、スキルを学ぶ必要はありますが、スキルさえ身につければ在宅ワークをメインのお仕事にできる可能性もあります。
①RPA
②Webサイトのデザイン・作成
③Webライター
④翻訳
⑤イラストレーター
①RPA
RPAとは”Robotic Process Automation”の略で、簡単に言うと「人の代わりにロボットが自動で業務をこなしてくれるツール」です。
このRPAを利用した在宅ワークの求人も近年増えてきており、先ほどご紹介したクラウドソーシングサイトなどでもRPAスキルを必要とする高単価案件が増えています、
ただ、RPAを利用するには、専門のスキルが必要です。
例えば、株式会社MAIAでは、自社のRPAランニングツールを利用して、RPAスキルを身につけた女性の育成をおこなっています。
そして、RPA企業やクラウドソーシングサイトとの連携を図るなど、女性の在宅ワークの幅を広げるお手伝いをしています。
RPAスキルを身につければ、より高単価のお仕事を受注できる可能性も高くなります。
②Webサイトのデザイン・作成
企業や個人事業主のホームページを作成するお仕事です。
ページのデザインをしたり、コーディング、バナー作成など、Web業界未経験の方には少し難しいでしょう。
illustratorやPhotoshop、HTML/CSSの知識などが必要となるので、独学でできる人もいますが、オンラインスクールやパソコン教室に通って習得する人が多いです。
技術を身につければ、月何十万の報酬を得ることも可能になります。
③Webライター
企業ホームページのブログサイトや、キュレーションサイトのコラム、アフィリエイト運営など、Webライターのお仕事もどんどん増えています。
Webライターに関しては、Webサイト作成とは違い、必要なスキルはそこまで高度ではありません。
文章力や情報収集力、タイピングスピードが備わっていれば、初心者でも比較的始めやすいお仕事でしょう。
クラウドソーシングサイトにはたくさんのライティング案件があるので、最初はそこから始める人が多いです。
④翻訳
英語が得意な人、語学力がある人は在宅ワークで翻訳のお仕事もおすすめです。
クラウドソーシングサイトにも、企業ホームページ、海外ブログ、商品詳細の翻訳など、様々な案件があります。
最近では、YouTube動画の翻訳などの需要もあり、高単価なお仕事が増えてきています。
⑤イラストレーター
広告やポスターのイラスト、雑誌や本の挿絵、ゲームのキャラクターなど、イラストを描くお仕事です。
資格や経験はなくても始められますが、絵を描く力と、illustratorやPhotoshopを使う力が必要になります。
クラウドソーシングサイトや、自分の得意なことやスキルを販売できる「ココナラ」を利用してお仕事を受注することができます。
まとめ
「データ入力」は、在宅ワークの中でも初心者向けで、気軽に始めやすいお仕事として人気を集めています。
紙の資料や名刺、レシートなどを文字入力したり、音声データを聞いて文字に起こすなど、データ入力の中でもいろんな種類の業務があります。
報酬も時給制、成果報酬制と様々で、やればやるだけ収入を増やすこともできるので、その点も魅力のひとつでしょう。
しかし、データ入力は比較的安価な案件が多いので、高収入を目指す方には不向きかもしれません。
在宅ワークでも高収入を得たい場合は、RPAやWebサイト制作、Webライターなど、スキルを学ぶ必要はありますが、高単価なお仕事を受注できる職種もあります。
つまり、在宅ワークをメインのお仕事にすることも可能ということです。
子育てのため一度は仕事から離れた主婦の方でも、子育てをしながら自宅で仕事ができて収入が得られるのです。
今まで多くの方が子育てを仕事の両立に断念してきました。
しかし、在宅ワークのような新しい働き方を取り入れれば、その両立も夢ではありません。
ご自身の理想の働き方や収入などを考えて、どんな在宅ワークが合っているのか、じっくり考えてみてくださいね。