“子育ても仕事も同時に行うのはもう疲れた!”
仕事と子育てを両立して頑張っているママたちから、こんな声をよく聞くことがあります。
一人で子育てと仕事を行うということは実質ダブルワークを行っていることと同じとも考えられるため、一人で二役をこなすことは決して簡単なことではありません。
この記事では主に
- 子育てと仕事の両立が心身的疲労に繋がる理由
- 心にゆとりを持つための「子育て」と「仕事」のポイント
- 子育てと仕事を両立しやすい”おうち仕事”とは何か
について解説していきます。
「子育てと仕事の両立が大変すぎて心身共に限界」
「仕事を辞めたいけど、自分も働かないと生活が苦しくなる」
「イライラして旦那や子どもにあたってしまうのを辞めたい」
「子どものことで職場や周りに迷惑をかけたくないけど、正直もう疲れた」
そんなママたちは是非参考になさってくださいね。
子育てと仕事の両立、なぜこんなにも疲れるの?
「子育てと仕事の両立って、思っていた以上に大変…」
「しっかり食事も睡眠もとっているのに、どうして子育てと仕事のどちらかが終わるとすぐ疲れてしまうんだろう?」
子育てと仕事の両立ということに対して、このようなギャップを感じているママたちも少なくありません。
ここからは、数多くのママたちが子育てと仕事を両立して行うことによって心身共に疲れやすくなってしまう原因についてを解説していきます。
数多くのママたちが子育てと仕事を両立して行うにあたって疲れやすくなってしまうのは
- 「子育てにより体力的に疲弊してしまう」
- 「生活習慣を保つことが困難になる」
- 「気持ちに余裕を持って子供に向き合うことが出来なくなる」
- 「旦那とのコミュニケーションの中ですれ違いが起こる」
- 「心身的なストレスによる女性ホルモンの乱れが起こる」
以上の5つが主な原因として挙げられます。
ここからは、これら5つの子育てと仕事の両立を行うにあたって疲れやすくなる原因について解説していきますので、是非参考になさってくださいね。
子育てと仕事の両立に疲れる原因① 子育てにより体力的に疲弊してしまう
数多くのママたちが子育てと仕事の両立に疲れる1つ目の原因は、子育てにより体力的に疲弊してしまうことです。
お子様が未就学児の場合は幼稚園、保育園の送り迎えや身の回りの世話、3歳未満の場合は時間や場所を問わずお子様を見守る必要がありますよね。
また、旦那さんの帰宅時間が遅かったり休日が合わない場合、子育てや家事のほとんどはママが行うことになるため心身共に疲労が溜まりやすくなります。
勤務時間外でも気の抜けない時間が続くことで、気付いたら限界まで疲れてしまっていた、そんな状況を避けるためにも、無理をしすぎないということをしっかり心掛けておきましょう。
子育てと仕事の両立に疲れる原因② 生活習慣を保つことが困難になる
数多くのママたちが子育てと仕事の両立に疲れる2つ目の原因は、生活習慣を保つことが困難になることです。
特に3歳以下の小さなお子様の場合、夜泣きや昼寝などで生活習慣がコロコロと変わってしまうため、ママたちご自身の生活習慣も自然とお子様に依存しやすくなってしまいます。
更に深夜のお子様の寝かしつけやおむつ替えなど、気持ちの面だけでなく肉体的にも休まる暇がなくなってしまうこともあるため、なかなか体を休める時間がなくなってしまうのです。
子育てと仕事の両立に疲れる原因③ 気持ちに余裕を持って子供に向き合うことが出来なくなる
数多くのママたちが子育てと仕事の両立に疲れる3つ目の原因は、気持ちに余裕を持って子供に向き合うことが出来なくなることです。
“子どものことで誰かに迷惑をかけたくない”そう真摯に考える責任感の強い人ほど、心身共に追い込まれて気持ちに余裕がなくなることが多いとも言われております。
仕事が忙しくなることで体力的に疲弊してしまった時は、ちょっとしたことで子どもに強くあたったりしてしまう、そんなママたちも少なくないのではないでしょうか。
子育てと仕事の両立に疲れる原因④ パートナーとのコミュニケーションの中ですれ違いが起こる
数多くのママたちが子育てと仕事の両立に疲れる4つ目の原因は、パートナーとのコミュニケーションの中ですれ違いが起こることです。
特にパートナーの帰りが遅い場合や家事を中々手伝ってもらえない場合、パートナーへの不満が募ることで、時には喧嘩に発展してしまうこともあるかもしれません。
お互いの状況やコミュニケーションにおいてのすれ違いが起こらないようにするためにも、定期的にパートナーとの話し合いの時間を作ることを心掛けておきましょう。
子育てと仕事の両立に疲れる原因⑤ 心身的なストレスによる女性ホルモンの乱れが起こる
数多くのママたちが子育てと仕事の両立に疲れる5つ目の原因は、心身的なストレスによる女性ホルモンの乱れが起こることです。
女性ホルモンの乱れが起こる主な原因として挙げられるのが
・多忙な生活や大きな気温の変化、人間関係などによる強いストレス
・睡眠不足や不摂生な生活習慣
・月経周期の乱れ
・加齢による身体の機能の低下
以上の4点などであり、これらの多くの原因は子育てによる生活習慣の乱れや心身の疲労などに直結することが多くなっております。
これらの女性ホルモンの乱れの原因の中に自分の現状に当てはまるものが複数個ある場合、自律神経失調症のような大きな病気に発展するリスクもあるため注意が必要です。
これらの原因の他にも、
・子育てと育児の大変さに対する旦那の理解不足
・育児書や人と子どもと自分の子どもを比べてしまう
・自分の時間がなくなる
などといった原因が、数多くのママたちが子育てと仕事の両立に疲れてしまう原因として挙げられます。
ここからは、ママたちが子育てと仕事を両立して行っていく上でのポイントを子育て、仕事に分けて紹介していきますので、是非参考になさってくださいね。
心にゆとりを持つための「子育て」のポイント
ここからは、ママたちが子育てと仕事を両立して行っていくにあたっての「子育て」のポイントについて解説していきます。
仕事と子育てを両立するが心にゆとりを持つための「子育て」のポイントとして
- 「子育ては思い通りにならないのが当たり前」と考える
- パートナーと話し合って子育て・家事の役割をお互いに決めておく
- 家族や友人、プロに子育てを手伝ってもらう
- 「完璧主義」を捨てる
以上の4点が挙げられます。
ここからは、これら4点の子育てのポイントについてそれぞれ解説していきます。
「子育て」のポイント① 「子育ては思い通りにならないのが当たり前」と考える
仕事と子育てを両立するママたちにとっての1つ目の「子育て」のポイントは、「育児は思い通りにならないのが当たり前」という考えを常に頭の片隅に置いておくということです。
確かに世間には多くの子育てに関する書籍などが多く存在するものの、ママたち同様にお子様の性格やタイプ、生活習慣や特徴も一人一人違うことが事実なのは言うまでもありません。
また現在はTwitterやインスタグラムなどのSNSに多数投稿されている子育てに関する投稿に関しては、あまり他人比較せずあくまで参考程度に目を通すこともポイントです。
どうしても子育てが自分の理想通りにいかずイライラしてしまう場合、自分を育ててくれた経験のある母親に直接アドバイスをもらうのも一つの選択肢と言えますね。
「子育て」のポイント② パートナーと話し合って子育て・家事の役割をお互いに決めておく
仕事と子育てを両立するママたちにとっての2つ目の「子育て」のポイントは、パートナーと話し合って子育て・家事の役割をお互いに決めておくことです。
パートナーと話し合って子育てや家事の役割を決めるにあたってのポイントは
- ・お互いが毎日担当する家事を決めておく(料理、皿洗い、お風呂掃除、洗濯物など)
- ・週末にお子さんの面倒を見る時間を分担する(◯時〜◯時まではパパ、◯時〜◯時まではママなど)
- ・お互いの仕事についての状況を把握しておく(帰宅時間、残業の頻度、繁忙期など)
以上の点などが挙げられます。
また家事の役割分担については一度決めて終わりではなく、週や月に1度など時間を決めてパートナーと近況を話し合うことで、お互いにとって最適な方法を見つけることが出来ます。
もし仕事と子育てを両立して行う今の状態に辛さを感じている場合、思い切ってパートナーに相談してみましょう。
優しいパートナーなら、きっと忙しい中頑張っているあなたの力になってくれますよ。
「子育て」のポイント③ 家族や友人、プロに子育てを手伝ってもらう
仕事と子育てを両立するママたちにとっての3つ目の「子育て」のポイントは、家族や友人、プロに子育てを手伝ってもらうことです。
特にお子様が保育園に上がりたての場合や複数人の小さい兄弟がいる場合、子育ての大変さも比較的大変になってくるため、ママ一人で2つの役割をこなすのは非常に困難なことなのです。
子育てと仕事の両立に時間、身体的に辛さを感じた時は、決して強がらず思い切って自分の家族や親しい友人に手を借りることも検討してみましょう。
家族や友人に子育ての手伝いをお願いするにあたってのポイントは
- ・具体的に何を手伝って欲しいのかを結論として最初に話すこと
- ・手伝いに来て欲しい日時や時間を決めて相談させてもらうこと
- ・仕事や子育てに関するスケジュールに変更があった場合、お手伝いをお願いしていた相手にすぐに連絡すること
以上の3点などが挙げられます。
また、どうしても周りに頼れそうな人が見つからない場合は、ベビーシッターに子供の面倒を見てもらったり、家事代行を行っているサービスを利用するのも一つの選択肢と言えます。
ベビーシッターに子供の面倒を見てもらう場合、料金の相場は1時間につき約1,300円〜2,500円、家事代行サービスを使う場合の料金は1時間につき約1,100円〜1,500円となっております。
ベビーシッターに子育てを依頼したり家事代行サービスを使ったりする場合、これらのサービスの料金は皆様の家計によっては決して安い額ではないかもしれません。
しかしベビーシッターや家事代行サービスから派遣されてくるスタッフはその道のプロであることは間違いないため、安心して家事や子供を任せることが出来ることも特徴です。
もし今の状況に少し辛さを感じている場合、幸せかつ健康的な子育てや仕事を行うための”自己投資”としてこれらのサービスを試してみるのもありかもしれませんね。
「子育て」のポイント④ 「完璧主義」を捨てる
子育てと仕事を両立させようとすると、どうしても時間や心に余裕がなくなってしまいがちです。
また、ご家庭によってはパートナーと勤務形態が合わず、協力を得られにくい…という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな中、家事も子育ても完璧にこなそうと思うと、うまくいかないことが多くなってしまいます。
「たまにはスーパーのお惣菜やレトルト食品に頼ってみる」「今日はリビング掃除だけは頑張る」というように、全てを完璧にこなすという考えをなくしてみることで、少しでも心に余裕を持たせてみましょう。
また、最近は家事を楽にする時短家電も普及してきています。「全部手作りじゃないと!」「洗濯物は干さないといけない!」と思ってしまうママも多いかもしれません。
ですが、子育てと仕事を両立するためには、家事の部分をできる限り自動化していくことで、心と時間にゆとりができます。
自分の心にゆとりができると、子育てや仕事にももう少しのゆとりが持てるようになります。
心にゆとりを持つための「仕事」のポイント
ここからは、仕事と子育てを両立するママたちが心にゆとりを持つための「仕事」のポイントについて解説していきます。
仕事と子育てを両立するママたちが心にゆとりを持つための「仕事」のポイントとして
- ・周りと比べず社内・社外の人に相談してみる
- ・今の職場の雰囲気や制度についてを今一度確認する
- ・家事・仕事に負担がかからない働き方を選択する
以上の3点が挙げられます。
ここからは、これら3つの仕事のポイントについてをそれぞれ解説していきます。
「仕事」のポイント① 周りと比べず社内・社外の人に相談してみる
仕事と子育てを両立するママたちにとっての1つ目の「仕事」のポイントは、周りと比べず社内・社外の人に相談してみるということです。
仕事を行う上でコミュニケーションが大切と言われているように、子育てを行うにあたっても問題や悩みが出てきた場合、一人で抱え込まずに周りに相談することが大切です。
特に普段からストレスをなかなか発散できずに溜め込んでしまう性格の方の場合、気付いたら心身共に限界まで疲労してしまっていた、そんな方も少なくありません。
もしも現在の仕事の状況に少し苦痛を感じている場合、昼休憩など比較的自由な時間に周りの職場の方々に相談してみるのも一つの選択肢と言えます。
また、ママたちが子育てと仕事を両立して行っていく上でのもう一つのポイントは、”周りの人と比べすぎず、周りからの意見に流されすぎない”ことです。
子どもの性格や子育てのやり方は十人十色であるため、絶対的な正解はありません。
社内の方々に子育てや仕事の状況を相談する上で注意しておきたい点は
- ・仕事の内容の変化により子育てとの両立が厳しくなってきた場合、無理をせずにしっかりと自分の状況についてを周りに話して共有しておく
- ・子育てに関係する相談は仕事中ではなく昼の休憩時間などに行う
- ・”私の場合は〇〇だった”という意見はあくまで参考程度に聞いておく
- ・子どもに何かあった場合、早退する可能性もあるということを周りに伝えておく
大きく分けて以上の4つとなります。
もしどうしても社内の人に子育てや仕事についての話をしたくない場合は、家族やプライベートで関わりのある友人に相談してみるのもありかもしれませんね。
「仕事」のポイント② 今の職場の雰囲気や制度についてを今一度確認する
仕事と子育てを両立するママたちにとっての2つ目の「仕事」のポイントは、今の職場の雰囲気や制度についてを今一度確認することです。
“職場の雰囲気と言っても、周りと比べたりしたことがないから何を見れば良いのかわからない”
“周りはもっと辛い中頑張っているかもしれないのに、自分だけ子どものことで迷惑をかけたくない”
このように考える方も多いと思われます。
子育てと仕事の両立に疲れたママたちが職場や仕事の内容を今一度見つめ直す上で確認しておきたいことは
- ・職場の産休、育休制度について(産後何年まで取得可能かなど)
- ・家から職場までの距離・通勤時間(通勤路の混雑状況も含む)
- ・月の平均残業時間(月残業時間20時間以内が理想的)
- ・有給を取りやすいかどうか(子どもに何かあった場合のため)
- ・出社の頻度(在宅勤務制度などがある会社の場合)
以上の5点などが挙げられます。
これらの点を今一度見直した上で、子育てを行いながら今の職場で仕事をするのが自分にとって困難だと感じた場合、働き方や職場を変えることも検討してみましょう。
「仕事」のポイント③家事・仕事に負担がかからない働き方を選択する
仕事と子育てを両立するママたちにとっての3つ目の「仕事」のポイントは、家事・仕事に負担がかからない働き方を選択することです。
“フルタイムで8時間働きたいけど、子どもの側にも居てあげたい”
“子育てや家事に専念したいけど、家計のために私も働かなければいけない”
このような状況下に置かれているママたちも多いのではないでしょうか。
そんな頑張るママたちへのアドバイスとして伝えられるのは、家事・仕事両方に負担がかからない”働き方”を探すということです。
子育て中のママたちにとって働きやすい仕事の方法の一つとして挙げられるのが、職場ではなく自宅で仕事を行うテレワークです。
テレワークは”おうち仕事”とも言われる新しい働き方の一つであり、家で子どもを見守りながら仕事を行うことが出来ることが大きな特徴です。
以下の段落では“おうち仕事”についてを更に詳しく紹介させていただきますので、子育てをしながら仕事をしているママたちは是非参考になさってくださいね。
”おうち仕事”で子育てと両立という選択肢も
ここからは、上記の段落で少し触れさせていただいた
「おうち仕事を行うことで子育てとの両立を図る」
という選択肢についてを紹介させていただきます。
本記事にて紹介させていただく”おうち仕事”とは、会社へ通勤せずに自宅で仕事を行う”テレワーク”という就業スタイルのことを指します。
子育てと仕事を両立して行うママたちがテレワークという働き方を選ぶにあたって
- 通勤や職場の人間関係のストレスから開放される
- 子どもの近くで面倒を見ながら仕事をすることが出来る
- 案件によっては自分で働く時間を決めることが出来る
といったメリットが生まれるため、体力の消耗やストレスの軽減に繋げることが出来るようになるかもしれません。
しかし、テレワークをしながら子育てを行うことを検討するにあたって、
- 子育てをしながらでも無理なく働ける業務内容であるかどうか
- 自分の自由な時間はどれくらいあるのか
- 家に長時間引きこもってしまうことにならないかどうか
以上の点をしっかりと考えておくことも大切です。
ママたちが働きやすいテレワークに関しては、以下の記事も参考になさってくださいね。
専業主婦が働きやすい在宅ワークの種類を一挙紹介します
テレワークを始める女性が考えること・知っておくべきことを紹介します
まとめ
この記事では、ママたちが心にゆとりを持って子育てと仕事を両立していく中での負担を軽減する方法についてを解説させていただきました。
子育てと仕事というダブルワークをこなすのは容易なことではありませんが、工夫や現状の改善を行うことで心身の負担が軽減されることは珍しいことではありません。
この記事により、ゆとりや自信を持って子育てと仕事ができるママが増えることを願います。