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エンジニアがフリーランスになるために!会社に縛られない働き方とは?


会社員としてエンジニアをしていると、会社に縛られずに自分に合った働き方をしたいと思うこともあるでしょう。

エンジニアがフリーランスになれば、確かに自分のペースに合わせた働き方もできますし、案件によっては高報酬も得られ、収入アップも見込めます。

しかし、それは継続的に仕事を得ることができればです。

本記事では、エンジニアの仕事内容やフリーランスになるときのメリットやデメリット、仕事を得る方法などをご紹介いたします。

エンジニアがフリーランスになるとどうなるのかを事前に知ってからフリーランスの道に進むかどうか検討してみましょう。

 

 

エンジニアとは?

エンジニアとは?

 

エンジニアとは、「工学(エンジニアリング)に関する専門的な才能や技術を持った人」を指す言葉です。

最近では、インターネット関係のITの専門知識やスキルを備えた「ITエンジニア」が活躍していますが、一言でエンジニアといっても、実際にはさまざまな種類があります。

そこで、代表的な13種類のエンジニアの仕事内容について簡単に説明していきます。


point!
①システムエンジニア
②Webプログラマー
③インフラエンジニア
④ネットワークエンジニア
⑤セールスエンジニア
⑥Webエンジニア
⑦サーバーエンジニア
⑧フロントエンドエンジニア
⑨マークアップエンジニア
⑩データベースエンジニア
⑪IoTエンジニア
⑫クラウドエンジニア
⑬セキュリティエンジニア

 

 

①システムエンジニア

システムエンジニア(SE)の仕事は、顧客からヒアリングした内容を元に問題を解決するシステム作りを提案し、そのシステムの設計図となる「仕様書」を作成することです。

システムエンジニア(SE)に必要な能力は、顧客の要望を聞き出す「コミュニケーション能力」や、問題解決できるシステム構築の「技術的能力」、予算や人員、進捗管理などの「マネジメント能力」です。

 

 

②Webプログラマー

Webプログラマーの仕事は、システムエンジニアが設計した仕様書に沿って、Webシステムの開発・プログラミングすることです。

経験値の高いWebプログラマーになると、システムエンジニア(SE)がするようなシステム設計や全体の管理などにも携わることがあります。

 

 

③インフラエンジニア

インフラエンジニアの仕事は、サーバー構築やネットワーク管理、クライアント端末の設定などのITインフラの監視やメンテナンスをすることです。

もし障害が起きた場合は、即座に原因を特定して復旧作業を行います。

 

 

④ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの仕事は、ネットワークのシステム構築や保守管理などを行うことです。

案件内容やネットワークの規模によってはネットワーク設計から構築、運用まで1人で行ったり、複数人で担当したりします。

 

 

⑤セールスエンジニア

セールスエンジニアの仕事は、セールス(営業)とエンジニア(技術者)の両方の要素を兼ね備え、自社製品の導入提案や導入後のサポートをすることです。

企業の商品・サービスを販売するセールスと技術的な知識を持つエンジニアの能力でお客様に充実したサポートをすることができます。

 

 

⑥Webエンジニア

Webエンジニアの仕事は、WebサイトやECサイトなどで使われるシステムの設計・開発・運用・保守などを行うことです。

Web上で提供されるシステムに特化したプログラミングを行うことで、おすすめ商品や商品購入履歴が表示されるようなことができます。

 

 

⑦サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの仕事は、サーバーの構築作業、運用・保守作業などをすることです。

サーバーとは、ネットワーク上において他のパソコンにさまざまな機能やサービスを提供するコンピューターのことを指し、このサーバーを構築・運用しています。

 

 

⑧フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアの仕事は、Webデザイナーのデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScript、PHPの設計や実装をしたり、WordPressなどのCMS構築やカスタマイズをしたりすることです。

Webデザイナーと連携する機会が多いため、PhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトのスキルがあるとベストでしょう。

 

 

⑨マークアップエンジニア

マークアップエンジニアの仕事は、テキストデータにタグを埋め込んでWebページの文書構造を記述するHTMLによるマークアップをすることです。

HTMLに特化していますが、CSSのスキルとデザインセンスや、Webマーケティングの知識をもとにSEOに強いコーディング能力も必要になります。

 

 

⑩データベースエンジニア

データベースエンジニアの仕事は、データをデータベースに保存したり、必要なときにデータを瞬時に取り出せるようシステムを構築・運用したりすることです。

企業の経営戦略にデータベースを活かすためには、どのようなデータを集め、どのような形で分析すれば貢献できるのかを見極めるスキルが求められます。

 

 

⑪IoTエンジニア

IoTエンジニアの仕事は、IoT技術やIoT製品を利用したシステム開発を行うことです。

IoTは”Internet of Things”の略でモノのインターネットといい、モノがインターネット経由で通信することを意味します。例えば、植物が水やりの時間を教えてくれたり、電気のつけっぱをお知らせしてくれたりするような感じです。

IoTエンジニアには、ネットワークやセキュリティ、ハードウェア、アプリケーション開発など幅広い知識が求められます。

 

 

⑫クラウドエンジニア

クラウドエンジニアの仕事は、クラウド製品を利用したシステムの設計、構築、運用・保守などをすることです。

近年、コスト削減や開発スピードの向上を目的にインフラ環境をクラウドへ移行する企業が増加しているため、クラウドに関する専門知識をもつクラウドエンジニアの需要が高くなっています。

 

 

⑬セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアの仕事は、サーバーの構築や運用・保守や情報セキュリティに配慮したシステム設計・運用をすることです。

サーバーの構築や運用・保守を専門とし、セキュリティに配慮したシステム設計・運用、未然にサイバー攻撃を防ぐための調査や対策などを行います。

変異するウイルスやサイバー攻撃を未然に防ぐことが求められるため、責任感の強い人物にとって適職といえます。

 

 

エンジニアがフリーランスになると収入アップするって本当?

エンジニアがフリーランスになると収入アップするって本当?

 

会社員エンジニアがフリーランスになると、同じ仕事量であれば収入は増えます。

理由は1つ。

1案件の報酬がそのままフリーランスの売上(収入)になるからです。

会社員であれば、1案件の報酬は会社に入り、会社の売上になります。

会社員エンジニアは会社からお給料をもらうわけで、どれだけ案件をこなしても固定給なのです。

会社員エンジニアがフリーランスになれば、案件をこなせばこなすほど、売上(収入)が上がるため、ガッツリ稼ぐことが可能です。


ここで、情報処理推進機構『IT人材白書2016』のフリーランスとIT企業IT技術者の年代別の年収のデータを見てみましょう。

IT企業IT技術者では年代が上がると年収が高い割合が高くなる傾向がありますが、フリーランスの場合は、年代が変わっても年収の階層ごとの割合が大きく変わらない傾向が見て取れます。

 

フリーランスの年収とIT企業IT技術者の年収【年代別】
【出典】「IT人材白書2016」P81(独立行政法人情報処理推進機構)https://www.ipa.go.jp/files/000052198.pdf(2021年7月29日に利用)


また、フリーランスの30代以下では「1,000万円以上」の割合が、IT企業IT技術者の1.2%と比較して、8.8%と高くなっています。

フリーランスは案件をこなせばこなすほど収入アップが見込めるため、若いうちから収入アップが可能になります。

ただし、フリーランスの場合、得られる報酬は、本人の能力に比例し、案件によっては一人で請け負う限界がある場合もあり、仕事を選ばざるを得ないこともあります。

会社員であれば、会社がしてくれていた社会保険や経費等をすべて自分で負担しなければならず、年末調整もしてもらえないため、自分で確定申告しなければなりません。

さらに、会社員は勤続年数や年功序列による昇級や賞与などがあり、社会保険も会社が半分負担し、年末調整もしてくれるため、与えられた仕事をこなし、安定した収入を得ることが可能です。

要するに、フリーランスの場合、若い年代でも保有する技術や実務能力に応じて、高い収入を得られる可能性がありますが、自分のペースに合わせて仕事量を調整できるため、若い時からたくさん案件をこなして収入を上げることも可能なのです。

逆にライフスタイルに合わせて仕事量を減らすこともできることから、会社員とは働き方が異なる性質があるため、一概にフリーランスになれば収入アップできるから良いとは言えないかもしれません。

 

 

エンジニアがフリーランスになるメリットとデメリット

エンジニアがフリーランスになるメリットとデメリット

 

会社員エンジニアとフリーランスのメリットとデメリットを書きます。

エンジニアがフリーランスになると収入アップは見込めるし、会社に縛られない自由な働き方ができるなら、今すぐフリーランスになりたいと思われる方も多いのではないでしょうか?

エンジニアがフリーランスになる前に、フリーランスになることのメリットとデメリットをそれぞれ5つお伝えします。


エンジニアがフリーランスになる5つのメリット
・報酬がそのまま自分に入る
・働く場所、時間が自由に選べる
・自己研鑽の費用が経費になる
・自分のペースでタスクを進められる
・子育てや親の介護などライフステージに合わせやすい


エンジニアがフリーランスになる5つのデメリット
・収入が不安定
・社会的信用がない
・自分で人脈を広げなくてはならない
・お金の管理をすべて自分でする必要がある
・自分で仕事を獲得しなければならない

 

エンジニアがフリーランスになるメリットには、確かに「収入アップ」や「自由な働き方」が挙げられますが、その反面、デメリットには「収入が不安定」や「自分で何でもできなくてはならない」という自由であるがゆえに求められることが挙げられます。

自分で何でもするか、一部が外注するか、いろんな選択肢はありますが、デメリットになる面をカバーできるのであれば、エンジニアがフリーランスになるのはメリットが大半かもしれません。

 

 

エンジニアがフリーランスになるための必要スキルとは?

エンジニアがフリーランスになるための必要スキルとは?

 

エンジニアがフリーランスになるための必要スキルは、会社員だった頃は必要なかった経営者としてのスキルです。

簡単に言うと、次の3つのスキルが必要になります。

 

point!
・営業スキル
・交渉スキル
・経理、総務スキル

 

もちろん、エンジニアとしてのスキルは不可欠ですが、技術や経験だけあってもフリーランスとして生きていけません。

会社員エンジニアならば、営業や販売、製造など役割分担されていますし、経理や総務も別に部署があったはずです。

エンジニアがフリーランスになると、自分のスキルに見合った案件や報酬の交渉、契約などを1人でしなければなりません。企画やマーケティング、業務管理スキルなどが長けている必要があります。

また、売上だけでなく、経費や利益、税金対策など、経理や総務のような仕事も自分でしなければなりません。

エンジニアとしての自分の技術やスキルを常にあげることは、時代が変わっても対応していけるようになるために必要ではありますが、同時にいままで会社がしてくれていたことを全て1人でこなす必要があるのです。

とても大変なことですね。

正直なところ、1人で全てをできるとは限りません。

自分ですべてできない場合や慣れてくるまでは、苦手分野やできない部分だけでも外注できるように、会社員時代からの横のつながりや広く人脈を作り、大事にしましょう。

 

 

エンジニアがフリーランスとして仕事を得る方法

エンジニアがフリーランスとして仕事を得る方法

 

エンジニアがフリーランスとして仕事を得る方法の前に、まずはフリーランスとして独立する方法をお伝えします。

会社員エンジニアからフリーランスになりたい場合は次の3つのステップであっという間にフリーランスになれます。


point!
会社を退職

税務署に開業届などの書類提出

フリーランスとして独立

 

エンジニアがフリーランスになるのはとても簡単ですね!

しかしながら、この後、フリーランスを継続することの困難さにぶつかります。

仕事がなければ、フリーランスとして活躍し続けることはできません。

はじめは、今までの人脈などで何とかなったとしても、それがこの先どうなるかはわかりません。

エンジニアがフリーランスとして仕事を得るためには、まず自分で営業をかけることや前職からの個人的なつながりによって顧客獲得しているケースが大半です。

前職からの個人的なつながりであれば、あなたのスキルとある程度知っている中で紹介されていますが、自分で営業をかけるとなると、あなたのスキルがどのくらいあるのかを相手の方にアピールする必要がありますので、今までの実績や資格、経験などをアピールできるように整理しておきましょう。

また、自分で営業をかけることで、企業などと契約をするという方法もあります。

 

point!
・フリーランスと企業が直接契約する。
・フリーランスの営業・事務を代行するエージェントを活用する。
・複数人のフリーランスで会社等を設立し、企業と契約する。

 

その他、企業や個人からの仕事の発注をインターネット上で仲介するサービスである「クラウドソーシング」など、自分で仕事を探す方法は増えてきている為、積極的に仕事をとれるように働きかける必要があります。

このようにいろいろと仕事を得る方法がありますが、独立する前に副業エンジニアとしてある程度顧客を得てから独立するケースもあります。

エンジニアがフリーランスになるのはとても簡単なので、フリーランスとして続けられることを念頭におき、行動していきましょう。

 

 

まとめ

まとめ

 

エンジニアがフリーランスになるのは、とても簡単です。

しかも、フリーランスは案件をこなせばこなすほど収入アップが見込めるため、若いうちから収入アップが可能になります。

ただし、フリーランスの場合、得られる報酬は、本人の能力に比例し、案件によっては一人で請け負う限界がある場合もあり、仕事を選ばざるを得ないこともあります。

会社員であれば、会社がしてくれていた社会保険や経費等をすべて自分で負担しなければならず、年末調整もしてもらえないため、自分で確定申告しなければなりません。

さらに、会社員は勤続年数や年功序列による昇級や賞与などがあり、社会保険も会社が半分負担し、年末調整もしてくれるため、与えられた仕事をこなし、安定した収入を得ることが可能です。

エンジニアの仕事内容やフリーランスになるときのメリットやデメリット、仕事を得る方法などを知り、自分ができるかどうかをしっかり考えて、フリーランスの道に進むかどうか検討してみましょう。

 

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