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テレワークのメリットとデメリットを企業側・従業員側からご紹介します。

最近はテレワークという言葉を聞くことが多くなっています。

テレワークが導入されている知人の方もいるのではないでしょうか。

テレワークとはICT(情報通信技術)を利用して自宅や移動中、コワーキングスペースなど会社のオフィス以外で働くことです。

 

テレワークが導入されている企業はありますが、導入されることによってどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

今回はテレワークのメリットとデメリットについて、企業側と従業員側の双方の視点からご紹介します。

テレワークは主に雇用型と自営型がある

テレワークの雇用型と自営型

テレワークは時間や場所を有効に活用して、柔軟な働き方が可能です。

そんなテレワークは主に雇用型と自営型があります。

雇用型のテレワーク 企業に勤務する従業員が実施する
自営型のテレワーク 個人事業主・小規模事業者などが実施する

 

 

また雇用型と自営型のテレワークは以下に区分されます。

雇用型 在宅勤務 自宅を就業場所とするもの
モバイルワーク 施設に依存せず、いつでも、どこでも仕事が可能な状態なもの
施設利用型勤務 サテライトオフィス、テレワークセンター、スポットオフィス等を就業場所とするもの
自営型 SOHO 主に専業性が高い仕事を行い、独立自営の度合いが高いもの
内職副業型勤務 主に他のものが代わって行うことが容易な仕事を行い独立自営の度合いが薄いもの

出典:「テレワークの意義・効果」(総務省)

 

テレワークがもたらす環境・地域への影響

テレワークの影響

テレワークが導入されることによって環境や地域へ、どのような影響があるでしょうか。

テレワークを推奨する総務省はテレワークの意義・効果で、テレワークによって以下の効果があるとされています。

 

・環境負荷軽減・・・交通代替によるCO2の削減等、地球温暖化防止への寄与

 

・地域活性化の推進・・・UJIターン・二地域居住や地域での企業等を通じた地域活性化

 

 

環境への影響はテレワークが導入されることで車や公共機関の移動時間が減り、CO2の削減につながるからでしょう。

また地方への影響は地方から都心部へ引っ越しすることなく、地方に住んでいながら都市部と同じように働けるからではないでしょうか。

 

企業がテレワークを導入するメリットとデメリット

企業がテレワークを導入するメリットとデメリット

ここでは企業がテレワークを導入するメリットとデメリットについてご紹介します。

 

企業のテレワークのメリット

企業のメリット

・交通費、水道光熱費などの経費削減

・人材の確保と流出防止

・移動時間の短縮による営業効率の向上

 

 

・交通費、水道光熱費などの経費削減

企業は事業遂行のために事務所の地代家賃やパソコン・机などの設備費など、さまざまな経費を支払っています。

働く人が増えれば増えるほど大きな事務所が必要となり、働きやすい環境を整える必要があります。

従業員の増加に伴い、自宅から職場まで出勤するための交通費の負担も増えるでしょう。

しかしテレワークが導入されれば全従業員が働けるオフィスを準備する必要がなくなります。

その結果、水道光熱費やコピー用紙などの経費削減が可能です。

 

・人材の確保と流出防止

テレワークが導入によって人材の確保、人材の流出防止が期待できます。

職場から通勤できる距離でなくても働くことが可能なため、遠方に住んでいる人材の確保ができます。

また結婚や出産などライフスタイルの変化によって退職していた人は、テレワークによって柔軟な働き方が実施できるため退職せず働くことが可能になるでしょう。

 

・移動時間の短縮による営業効率の向上

移動時間が短縮されれば移動時間に費やしていた時間に営業でき、営業効率が向上します。

例えば今まで顧客訪問のために1件1時間近くかかっていた移動時間が削減されます。

テレワークによって短縮される時間のメリットは大きいのではないでしょうか。

web会議などを利用した営業であれば、自宅に居ながら簡単なマウス操作で可能です。

 

企業のテレワークのデメリット

企業のデメリット

・セキュリティ対策

・タスク、進捗管理

 

 

・セキュリティ対策

テレワークはセキュリティ対策が課題になります。

企業に比べて自宅やサテライトオフィスなどは、ネットのセキュリティ対策が万全でない可能性があります。

またネットのセキュリティ対策だけでなくパソコンやUSBの紛失、盗難など物質的なリスクもあります。

パソコンには企業の大事なデータがたくさん蓄積されています。

横からの覗き見防止など、情報漏洩リスクの対策は必要でしょう。

 

・タスク、進捗管理

従業員は目で見えない場所で仕事をすることになるため、タスクや進捗管理が難しくなります。

テレワーク導入によって仕事の進捗が遅れては、顧客に迷惑をかかります。

また労働実態が見えにくいため、勤務態度などの評価が適正にできにくいです。

社員の労働実態が把握できるような、勤怠管理が必要ではないでしょうか。

 

 

テレワークがスムーズにできる便利なグッズ20選をご紹介します。

 

 

テレワークが導入される従業員のメリットとデメリット

テレワークでメリットを感じている女性

ここではテレワークが導入される従業員のメリットとデメリットについてご紹介します。

 

従業員のテレワークのメリット

従業員のメリット

・通勤時間、満員電車のストレス減少

・ライフスタイルにあった働き方の多様化

・社会保険の負担が減る

 

 

・通勤時間、満員電車のストレス減少

自宅から職場まで毎日通勤するのは大変です。

通勤ラッシュは満員、通勤に1時間以上かかる方もいます。

また台風や大雨などは出勤が大変で、場合によってはタクシーで出勤することも珍しくありません。

しかしテレワークが導入されると通勤時間、満員電車のストレスが減少するメリットがあります。

自宅がテレワークの場所になっている場合は、通勤時間を気にする必要がなくなります。

 

・ライフスタイルにあった働き方の多様化

子育てや親の介護、産後などライフスタイルは人によってさまざまです。

育児や介護中の従業員は家庭と仕事の両立が難しく、ときには退職を選択することもあります。

しかしテレワークが導入されると、自分のライフスタイルにあった働き方の実現が可能です。

保育園や幼稚園に預けることができない場合も、自宅で子どもの世話をしながら働くことができます。

 

・社会保険の負担が減る

テレワークが導入されると社会保険の負担が減ることが考えられます。

それは交通費が少なくなるからです。

社会保険を決定する報酬月額には交通費が含まれています。

しかしテレワークが導入され会社から支給される交通費がなくなると、その分社会保険の等級が下がる可能性があるため結果として社会保険の負担が減るでしょう。

 

従業員のテレワークのデメリット

従業員のデメリット

・仕事とプライベートが曖昧

・コミュニケーション不足

 

 

・仕事とプライベートが曖昧

テレワークは自分で仕事の始まりと終わりを管理します。

そのため仕事が忙しいときなど、仕事が原因でプライベートの時間を脅かす可能性があります。

また一人暮らしの場合は、仕事とプライベートのスペースが混在し仕事とプライベートが曖昧になりがちです。

頭からずっと仕事のことが離れないと、仕事をしていなくても疲れてしまいます。

テレワークするときには、仕事とプライベートを区別できるような工夫が必要になるでしょう。

 

・コミュニケーション不足

一人で仕事をする機会が増えると、コミュニケーション不足になる可能性があります。

同僚や上司など仕事のことについて相談したいことがあっても、いつでも気軽に聞くことができません。

またコミュニケーションが少なくなると、情報の共有が難しくなります。

チームで仕事をする場面など情報共有が上手くいかないと仕事の効率が下がりますが、グッズなどを利用すると対策可能です。

 

 

テレワークを始める女性が考えること・知っておくべきことを紹介します

 

 

テレワークの実施効果を半分以上が感じている

テレワークは効果があるのでしょうか。

国土交通省の平成31年度(令和元年度)テレワーク人口実態調査では、54.7%の人がテレワークの実施効果について全体的にプラス効果があったと回答しています。

テレワークを実施した効果

出典:「平成31年度(令和元年度)テレワーク人口実態調査」(国土交通省)

 

プラス効果の内容は通勤・移動時間の減少や自由に使える時間が増えた、家族と過ごす時間が増えたなど時間に対する内容が目立ちます。

また業務の効率が上がったと回答している人は43.5%、テレワークによって仕事効率の向上が期待できるのではないでしょうか。

 

一方、仕事時間が増えた・残業の効率が下がったとマイナス効果の回答もあります。

また21.6%の人がコミュニケーションが取りづらかったと回答しており、テレワークにはコミュニケーション不足の解消が重要なポイントになりそうです。

 

まとめ

テレワークの導入によって企業側は経費削減、従業員側はライフスタイルにあった働き方などのメリットがあります。

一方コミュニケーション不足や仕事とプライペートが曖昧、勤怠管理の複雑化などのデメリットもあります。

 

テレワークの実施で「全体的にプラス効果があった」と半分以上の人が回答しており、テレワークを導入する効果が期待できます。

テレワークの導入にはコミュニケーション不足・セキュリティ問題などの対策が必要ですが、ツールやグッズを利用することで対策が可能です。

テレワークを導入して、ライフスタイルにあった働き方を実現してはいかがでしょうか。

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