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女性で年収300万円は多い?少ない?将来に向けて年収アップを目指そう!

 

女性で年収300万円は一般的に多い方でしょうか?少ない方でしょうか?

例えば、一生独身でいる場合、将来年収300万円のままでも1人でやっていけるのでしょうか?

また、結婚出産する場合では、それまでにたくさん稼いでおいた方が良いのでしょうか?

どんな人生を歩むにしても、女性で年収300万円では心もとないような気がしてなりません。

本記事では、女性で年収300万円は一般的にどうなのか?未婚と既婚とで生活は違うのか?女性が年収300万円以上稼ぐために取り組むべきことなどをお伝えいたします。

年収300万円で不安な女性の方に今後の生き方の参考にしていただければ幸いです。

 

 

年収300万円台の女性の傾向

年収300万円台の女性の傾向

 

年収300万円台の女性はどのくらいいるのでしょうか?

また、年収300万円台の女性はどんな職種についていることが多いのでしょうか?

世の中の年収300万円台の女性たちの仕事についてみてみましょう。

 

 

年収300万円台の女性の割合

はじめに、年収300万円台の女性が世の中にどのくらいいるのか見てみましょう。

令和元年9月に国税庁から発表された「平成30年分民間給与実態統計調査」の「(第 16 表)給与階級別給与所得者数・構成比」によると、年収300万円台の女性の割合は、全体の17.1%です。

 

①給与階級別給与所得者数・構成比

 

 

年収300万円以下の女性は59.8%と6割になるため、年収300円台の女性は全体から見て一般的に高めの年収といえます。

 

 

年収300万円台の女性の職種の傾向

次に、年収300万円台の女性はどんな職種についていることが多いのかを見てみましょう。

令和元年9月に国税庁から発表された「平成30年分民間給与実態統計調査」の「第8表 業種別及び給与階級別の総括表(300万円超400万円以下)」によると、年収300万円台の女性の職種は、卸売業・小売業が501,879人、製造業が463,056人と合わせて964,935人いることから全体の1,514,037人の6割強を占めています。

 

②業種別及び給与階級別の統括表(300万円超400万円以下)

 

 

 

未婚・既婚別のお財布事情

未婚・既婚別のお財布事情


それでは、年収300万円台の女性の毎月の収支の内訳はどのようになっているのでしょうか?

未婚か既婚で毎月の収支の内訳がどう違うのかみてみましょう。

毎月の収入は年収300万円台の女性を基準に、毎月の支出の内訳は、日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト「e-Stat」で、2021年2月5日公表された「家計調査 2020年(令和2年)平均」の収支の内訳から試算しております。

 

 

年収300万円台の女性の毎月の収支(未婚の場合)

年収300円代の未婚女性の毎月の収支を見てみましょう。

【試算条件】
妻・・・30代(会社員)
年収は300万円で平均収入月額 250,000円(月20万円・賞与2回で60万円くらい)
賞与の社会保険料等の計算は別途せず、平均収入月額で社会保険料等の計算をしているため、実際に計算した金額とは若干異なりますが、大体このくらいが手取りになるとみてください。

③年収300万円の平均手取り額

※1「東京都の令和3年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表」と「令和3年度の雇用保険料率」で算出
※2「給与所得の源泉徴収税額表(月額表)」から算出
※3「東京都主税局 個人住民税」から前年収入と同じとして試算
※4 収入から各種税金を差し引いた金額(概算)

 

年収300万円の女性の平均収入月額250,000円の手取り額は、197,493円になります。

 

日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト「e-Stat」で、2021年2月5日公表された「家計調査 2020年(令和2年)平均」から年収300万円~400万円の女性の支出は171,415円で内訳は次のとおりです。

 

⑤勤労者世帯(単身・年収300万円~400万円)

年収300万円の女性の手取りが197,493円ですから、年収300万円の未婚女性の消費支出171,415円とすると、残りの26,078円を貯金する感じになりますね。

 

 

 

年収300万円台の女性の毎月の収支(既婚の場合)

年収300万円代の既婚女性の毎月の収支を見てみましょう。

既婚女性ですから夫がいます。

仮に、夫の年収が500万円としたら、社会保険料、所得税を考慮すると手取りは次のようになります。

【試算条件】
夫・・・30代(東京都在中)
妻・・・配偶者控除(扶養親族等1人)
子・・・小学生1人(子ども手当があるため住民税の扶養しかみれない)
夫の年収は500万円で、平均収入月額 416,666円(月32万円・賞与2回で116万円くらい)
賞与の社会保険料等の計算は別途せず、平均収入月額で社会保険料等の計算をしているため、実際に計算した金額とは若干異なりますが、大体このくらいが手取りになるとみてください。

 

④年収500万円の平均手取り額

※1「東京都の令和3年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表」と「令和3年度の雇用保険料率」で算出
※2「給与所得の源泉徴収税額表(月額表)」から算出
※3「東京都主税局 個人住民税」から前年収入と同じとして試算
※4 収入から各種税金を差し引いた金額(概算)

 

夫の収入月額416,666円の手取り額は、333,658円になります。

年収300万円の女性の平均収入月額250,000円の手取り額は、197,493円になります。

夫婦合わせて年収800万円で手取り額は、531,151円になります。

 

日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト「e-Stat」で、2021年2月5日公表された「家計調査 2020年(令和2年)平均」から年収800万円~900万円の二人以上の世帯のうち勤労者世帯の支出は321,989円で、内訳は次の通りです。

 

⑥勤労者世帯(二人以上の世帯・夫年収500万円・妻年収300万円)

 

年収300万円の女性は結婚していれば夫の収入もあります。夫婦合わせての手取りが531,151円ですから、消費支出321,989円ですと残りの209,162円を貯金する感じになります。

かなり多くの貯金ができそうに見えますが、夫の収入や家族構成等にもよりますし、持ち家かアパートかでも変わってきます。

ただ、未婚女性よりも既婚女性の方が2人分の収入があるため、同じ年収300万円でも比較的貯金がしやすいとみれます。

 

 

年収アップを目指したい女性が取り組めることとは?

年収アップを目指したい女性が取り組めることとは?

 

一昔前は勤続年数や年齢などを重視して役職や賃金等を決定する「年功序列」と言う人事制度が採用されていました。

したがって、同じ職場で長くいればいるほど、ある程度年収アップが見込めました。

昨今では、勤続年数や年齢に関係なく、個人の能力や会社への貢献度により役職や賃金等を決定する「成果主義」を採用する企業が増えてきています。

そのような中で、年収アップを目指すにはどのようなことに取り組むと良いのでしょうか?

年収アップを目指す女性に適した4つの取り組みをご紹介いたします。

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・今の職場で昇格する
・転職して高収入の職につく
・複業をする
・独立開業を目指す

 

今の職場で昇格する

女性が年収アップを目指すなら、一番手っ取り早いのは今の職場で昇格することです。

年功序列を採用している企業ならば、真面目に仕事に取り組んでいれば、徐々に年収アップしていくことでしょう。

しかし、女性は結婚出産、育児などで給食や時短など男性と同じようにキャリアを積むのは難しい面があります。さらに親の介護までとなると年功序列を採用している企業ではなかなか思うような年収アップが見込めない可能性が高いでしょう。

その点、成果主義を採用している企業であれば、一時現場から離脱していたとしても、経験や実力から重要な役職に就くことも可能です。

さらに近年では、国が働き方改革を打ち出し積極的に女性リーダーの抜擢を推進しています。

今の職場が、国の方針をいち早く取り入れているのであれば、今の職場で昇格するチャンスは十分にあります。

 

転職して高収入の職につく

女性が収入アップを目指すなら、思い切って転職して高収入の職につくという方法もあります。

厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査「主な産業別にみた賃金」から試算すると、女性の産業別の平均年収は次のとおりです。

 

⑦女性の産業別の平均年収(万円)

 

 

女性が年収300万円台以上を得ようとすると、「情報通信業」、「学術研究、専門・技術サービス業」、「教育、学習支援業」の業種の平均年収が多いですね。これらの業種がどんな仕事をしているのか、簡単にみて見ましょう。

「情報通信業」
・・・通信業、放送業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業など

「学術研究、専門・技術サービス業」
・・・土木建築サービス業、公認会計士事務所、税理士事務所、法律事務所、特許事務所など

「教育、学習支援業」
・・・通信教育事業、学習塾、図書館、博物館、植物園など


女性が年収300万円台以上の収入アップを考えるときは、誰にでもできる仕事というよりは専門的な仕事をされている方が多いため、資格や能力を高める行動が必要のようです。

 

複業をする

女性が年収アップを目指すなら、副業をするというのも1つの方法です。

働き方改革により副業や兼業が推進されるようになり、今の仕事をしながら別の仕事をする人は増えてきています。

特に在宅でできる仕事は好きな時間に好きな場所ができると言う利便性から注目を集めています。

今の仕事をしながらすきま時間に副業すると言う形になるため、年収アップは期待できます。

 

女性が在宅で副業をするなら?副業の種類と選ぶポイントを解説します

 

独立開業を目指す

女性が年収アップを目指すなら、独立開業という方法もあります。

例えば、自宅で独立開業すれば今まで会社を往復していた通勤時間も有効に使えますし以前よりも仕事と育児家事等の両立がしやすくなります。

しかしながら自分の好きなことを仕事にしたいと勢いで独立開業してしまうと、失敗する可能性が非常に高くなります。

独立開業して失敗しないためにも、資金繰りや事業計画等企業についての最低限の知識を身に付けることが大切です。

 

主婦が自宅で起業するなら?人気の職業8つと成功させるためのステップ

ここまで、年収アップを目指すための4つの方法をお伝えしましたが、何を選択するにしても本人の努力と自立心、生涯学習の意識なしでは、成功にはつながりません。
年収アップを目指すなら覚悟をきめて行動にうつしましょう。

 

 

まとめ

まとめ

 

年収300万円台の女性はどのくらいいるのでしょうか?

年収300万円未満の女性が6割であるため、女性で年収300万円は一般的に少し高い方ではありました。

しかしながら、収入に対する支出を見てみると、月に貯金に回せるお金が未婚の場合だと26,078円、既婚女性だと世帯で209,162円となるため、できるならば年収300万円以上の収入アップを目指したいものです。

近年、国が働き方改革を打ち出し、女性リーダーの抜擢など積極的に推進したり、企業側も副業に対する考え方が柔軟になってきています。

先が見えない時代でもありますから、女性であっても年収300万円以上の年収アップを目指すことを今後視野に入れていきましょう。

 

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