「コロナ渦でポジティブに考えれば、家族は幸せに向かっています!」
そう語るのは、弊社(株式会社MAIA)の執行役員 兼 アートディレクターの森山 譲治氏。
常にポジティブシンキングの持ち主である森山氏に、コロナ渦で掴んだ「新しい働き方」と「家族との向き合い方」についてインタビューを実施しました。
大きく変わった働き方と家族との時間
私の家族は、私・妻・長男・次男の4人です。
子どもは、上の子が中学生、下の子が小学生になります。それ以外にも犬を2匹と猫を1匹飼っています。
2020年春に発生したコロナウイルスの影響により、
・家族の働き方
・家族と触れ合う時間
私たちの家族は、大き過ぎるほど変わりました。
コロナ前の働き方
▲写真はコロナ前のMAIA本社オフィス(We Workアークヒルズ)
もともとMAIAは創業当初から、「テレワークが前提」での働き方の会社であったため、MAIAでの業務では大きな影響もなく、ソフトランディングできていました。
とはいえ、東京都港区の本社へは週3〜4回程度出社していました。
・仲間との細かなコミュニケーション
・お客様とのお打ち合わせ
・ウェビナー等の運用会場
上記の理由で、本社へ出社していましたね。オフィスでは、振り返れば社員の仲間がいて「あの場合はどうしますか?」「これってどこまで連絡したんだっけ?」など、細かい確認が出来ていたのは、業務が円滑に進んでいたのも当時は事実です。また、既存の取引先の方はWeb会議でお打ち合わせを実施していましたが、新規の取引先の方については、訪問することやお招きして会議室でお打ち合わせをしていました。MAIAが開催しているウェビナーは、機材等があることもあり本社から配信していましたね。
当時の僕は、家にいると集中できないという理由で、本社で仕事をしていない時も基本的にはカフェなどで仕事をするため外に出ていました。
あまり家で仕事をすること自体好きではなかったですし、仕事専用の書斎デスクなどのテレワーク環境もありませんでした…(笑)
コロナ後の働き方
Withコロナ序盤
2020年4月に発令された1回目の緊急事態宣言以降、外出して仕事をすることは徐々に減りました。
元々、コロナ前から業務上での社内のやり取りは
・メールでのやり取りよりも、全部チャット(Slack)を活用
・会議は基本的にWeb会議
・ファイルの共有はGoogle Workspace
・契約書類はクラウドサインを利用
とMAIA内の業務は、クラウド製品を多様してたため、全社員が強制テレワークになりましたが、何の問題もなくソフトランディングできました。
しかし、取引先とのお打ち合わせや新規お客様との商談等は、まだまだ障壁が多くありました。
2020年4月時点では、まだまだ多くの企業や自治体が「リモートで働く」という概念がなく、IT企業ですら「会ってお打ち合わせ」「会って◯◯」などの状況が続きました。
ゆえに、取引先とのお打ち合わせや会議等の時は、月に何回かは外出していました。
まだこの時期はお相手の取引先や自治体などは、ツールや運用など「リモートワークをする環境」の整備が構築されていなかったのも事実であったため、仕方ないと捉えていましたよ。
コロナでテレワークがお尻を叩かれた
2020年6月から7月以降は、世の中のご時世もありお相手の取引先などは、徐々にリモートワーク環境の構築が進み、お打ち合わせや会議等もリモートで行うことが多くなってきました。それを肌で感じていましたね。
また、弊社代表の月田などは、多く取材などを受けることもありますが、今まではオンサイトでインタビュー等をされていましたが、取材などもZoom等を利用した遠隔でのWebインタビューなどといった形式がほとんどになってきました。
何より、自治体とのお打ち合わせもリモートで出来ることが多くなってきたことによって「あぁ〜世の中が良い方向に変わってきたなぁ」と実感した時期でもありました。
ウェビナー等も、講師の方が北海道だろうと沖縄だろうと、ほぼ9割以上はそれぞれ各人が遠隔でWeb開催するすることになりました。
▲写真はコロナ後のMAIA本社オフィス(We Workアークヒルズ)
オフィスへ数ヶ月に1度程度行くこともありますが、現在は上の写真のような状況です。
MAIA本社は、六本木のWe Workを利用しており、その他の企業の方も普段はいますが、コロナ後は上の写真のような状況で閑散としています。
テレワークを存分に楽しむ
まずは環境ヅクリ「書斎デスクをDIY」
コロナの感染リスクも考慮して、緊急事態宣言後はこうして僕の完全テレワーク生活が始まりました。
家族のことを考えると、こりゃカフェなどで仕事をしている状況はマズイと思いましたね(笑)。
しかし、先ほどもお話したとおり、もともとテレワークが出来た業務ではありましたが、自宅では仕事専用デスク等の「テレワーク環境」が全くありませんでした…。
そんなに大きな家ではないので、今まではダイニングテーブルで仕事をしていたんです。
家には、子どももいる、妻もいる。
どうしよう…。
答えはカンタンでした。僕専用の「仕事用デスクを作っちゃえ!」
それ以外に答えはありませでした(笑)。
「どうせ作るなら、誰とも被らないカフェのようなお洒落なテーブルを作りたい…」
そんな理想のもと、木材の予算を1万円と自分で決めて、ホームセンターに駆け込みました。
丸ノコで切って、木材をあえて傷つけて、ワックスを塗って。
もちろん、コロナ渦で家族もみんな家にいるので、子どもたちにも工作ついでに手伝ってもらいながら、どんどん作っていきました。
コロナだからこそ、出来た家族との時間、コミュニケーションが理想のデスク作りを手助けしてくれたんです。
自分の働く環境=仕事へのモチベーションへ繋がる
子どもたちの手伝いもあって、順調に仕事用のデスクは完成しました!
出来上がってみて、みんなで「バンザーイ!バンザーイ!」とハイタッチ(笑)。
完成したデスクに座ってパソコンやサブディスプレイを配置してみて感じたこと。
「めっちゃテンション上がるー!!」
その空間にいるのが気持ち良くて仕方ないといった感情でしたよ。
それから毎日、その場所に居ることが心地よく、楽しいと思うようになりました。
「テレワーク最高じゃん!」
コロナ前は、家にいると集中力もなくなり、外で仕事をすることが自分にとって最良なんだと思っていましたが、Withコロナをネガティブに考えるのではなく「今置かれた環境をどのように最高の環境に持っていくか」と考えるようにしたら、働く環境ってモチベーションに繋がるなぁと実感しましたね。
激的に世の中の状況が変わるような見込みがなかったので、自分自身で変化するようにしました(笑)。
▲写真は完成した森山氏のDIYデスクとテレワーク環境
そこから、観葉植物を徐々に購入していったり、毎日飲むコーヒーのマグカップを集めていったり、自分にとっての心地よい音楽をかけながら仕事をしたり。
アイデアと工夫次第で、テレワークが最高の環境に生まれ変わりました。
嫌でも毎日、そこで仕事をするわけなので、いかに「働いていて自分にとってモチベーションが上がる環境を作るか」がテーマでした。
みなさんも是非、お時間がある時にでも制作してみてください。
作っている家族との時間、コミュニケーションは何にも代えがたいトキですよ!
また、自分で働くデスク作ると思いれも一入です(笑)
DXの普及がテレワークを促進させる
自分自身のテレワーク環境を作り働くモチベーションを上げた森山氏だが、重要なのは「DXの普及」と語る
そもそも「テレワークで働く」といった環境を構築できるのも、MAIAが創立時からテレワーク前提での運用を想定していたからです。
業務運用で使用する
・コミュニケーションツール
・会議形式
・ファイル共有方法
が、コロナ前から全て整って運用していたから、働きやすい今の自分があります。
そのためには、日本全国の企業での「DXの普及」による環境整備が一番だと考えています。
そもそも「テレワークができる職種なのに、テレワークができていない」というのは、企業としてのDX環境の整備が一番ではないかと思っています。
今後は、これから社会に出る新卒の人や、中途採用の場合「同じ年収で」
・A社はテレワークができる
・B社はテレワークができない
といった場合、どちらの会社を選択するか? 答えは1つです。
つまり、優秀な人材はテレワークができる会社へ集まることになります。
そのためにも、今からでも遅くない!環境構築とそれを想定した運用づくりが本当に必要になってくると思います。
とはいえテレワークのデメリットもある
テレワークをしていると、一般的には
・運動不足になる
・コミュニケーション不足になる
などが言われています。
そこでもっとも大事なのは、僕自身「家族の理解」「家族とのコミュニケーション」と思っています。
🔻後半のインタビューをご覧になるには、下記画像をクリックまたはタップしてください🔻
ありがとうございます。
それでは、後半に森山氏が語る「家族の理解」「コミュニケーション」などや、冒頭でお話していた「大きく変わった家族の働き方」についても詳細にお聞きしたいと思います。
後半の記事は「家族」に焦点を当てて、このご時世で働く上で何が大切かを森山氏に語って頂きます。
【インタビュー協力】株式会社MAIA 執行役員 兼 アートディレクター / 森山 譲治
【インタビュワー】株式会社MAIA / 黒須 優貴