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【後編】コロナ渦で家族の働き方が一変!? 〜新しい働き方で見えた家族と働き方〜

「コロナ渦でポジティブに考えれば、家族は幸せに向かっています!」

そう語るのは、弊社(株式会社MAIA)の執行役員 兼 アートディレクターの森山 譲治氏。
常にポジティブシンキングの持ち主である森山氏に、コロナ渦で掴んだ「新しい働き方」と「家族との向き合い方」について、前編に引き続きにインタビューを実施しました。

▼前編をご覧になるには、下記の画像をクリックしてください▼

 

コロナ渦で夫婦の状況が逆転に

夫は家に、妻は外に

2020年4月の緊急事態宣言以降、私は完全テレワークになったため、ほぼ家で仕事をするワーク環境になりました。
対して、妻はもともと某メーカーにてアパレル販売員をしていました。
パート勤務をしていたため、週の半分は家にいる生活でしたが、1回目の緊急事態宣言の時には百貨店やショッピングモール等が休館になり、収入も減ることもありました。

それを機に転職を考えはじめた妻は、驚く進化を遂げました。パソコンやITリテラシーの全く無い妻が、異業種への転職を考え始めていたんです
もともと、インテリア系が大好きだったのもあり、eラーニングで「CAD」を学習し、初級・中級と合格し、あれよあれよという間に異業種である建築業界の「CADオペレーター」として正社員で働きはじめました。

CADオペレーターの仕事はパースを書くこと自体は自宅でも作業は出来ますが、住宅を取り扱っているため
 ・現場への現地調査
 ・施主様とのお打ち合わせ
など、現場仕事も多いため基本的には外出しています。
ITリテラシー0、建築業界の知識0からの転職には、本当に感心しましたし、尊敬しています。
もともとずっと販売員をしていましたので、ヒューマンスキルはバッチリ!それで今ではCADスキルも上がり、必然的に収入UPにも繋がってきています。

それが2020年夏です。
この時期から、「夫は家で仕事、妻は外で仕事」と今までとは反対の逆転現象が起き始めたんです(笑)。
今現在も、その状態は続いていますよ。

家事や育児の比重にも変化が!?

今まで私が出勤していた時間に妻が出勤することになった我が家は、自然と家事や育児の比重にも変化が生まれてきました。
もともとは、
 ・ゴミ出し
 ・風呂掃除
 ・犬の散歩
 ・たま〜に料理
ぐらいしかしていませんでしたね(笑)。ホント妻の家事や育児の負担は多かったと思います。

しかし、今では
 ・洗濯
 ・子どもの宿題チェックと指導
 ・子どもの習い事の送迎
 ・皿洗いとご飯を炊く
が僕の役割になりました。

それで気がついたことがあります。
「俺、洗濯好きかも!?」と。

やってみて思ったのですが、洗濯がものすごい好きなことがわかりました(笑)。
風上がこっち、陽がこう当たるから厚手のものをこっちに干して…というように、いかに短時間で効率的に乾かすかという戦略を考えながら干すことが楽しいんです。
それで上手くいったとき、上手く乾かなかったときの喜怒哀楽が楽しいですよ。
畳むのは好きではないですが…(笑)。

子どもが◯時になったら学校から帰ってくるから、◯時にはアレやって、これやってって。
我々MAIAは、様々な業務効率化を世の中に発信していますが、効率化という部分では一緒なんですね。

私はテレワークであり成果主義の働き方の職種ゆえに、家事や育児に時間を割いた時は夜の時間などで仕事はカバーできるので、テレワーク・DX様様です。
ゆえに、夜中まで仕事をしてデスクで朽ち果ててしまうこともありますけど…(笑)。
それでもコロナ前の自分と比較しても、充実していると実感できます。


▲写真はテレワークゆえに夜中まで仕事をしてしまい、朽ち果てる森山氏

 

家族との時間は今までなかった宝物

子どもとこんなに会話をする時間は今までなかった

1回目の緊急事態宣言では学校が休校になり、
 ・私は家で仕事をしている
 ・子どもは常に家にいる
という状況が続きました。その後、学校が再開されてから今に至るまで、こんなに子どもと向き合い、会話をすることは私の過去を振り返ってもありませんでした。
もともと子どもと一緒に遊んだりすることは大好きでしたし、会話することも自分なりには多いと思っていましたが、比じゃないですね(笑)。

 ・今日学校でどんなことがあったのか
 ・習い事や塾ではどうだったのか
 ・どんな宿題をやっているのか
 ・友達と何をして遊んだのか

今までになく、子どもたちと会話をしています。なので、今何に興味があって、どんなことに悩んでいるのか、など少しずつ子どもの気持ちに寄り添っていれている気がします。
一緒にいる時間が多いので、イライラすることも多々ありますが…(笑)。
子どもたちも、父親の僕に話しかけること、今まで以上に寄ってきていることが多くなっていることも肌で感じています。
父親としては嬉しいですね〜。

今ではGIGAスクール構想ということもあり、自宅にChrome BOOKを持ち帰ってきていますので、会話の中に「パソコン」のことに関してのキーワードも増えました。
子どもの学習教育の中にも「DX」が入り込んできていますよ。

妻との会話も今まで以上に増え、同じ悩みを共有できた

コロナを機に妻がCADオペレーターに、そして正社員として働いたことにより、夫婦の会話もめちゃくちゃ増えました。
 ・社会に出たゆえの仕事の悩み
 ・テクノロジーを使った職種ゆえのパソコンの会話
 ・子どもの学校や習い事ことを報告し合う
など、今まで以上に会話が増えました。社会人として、ビジネスマンとしての苦悩や葛藤など同じ悩みを共有できることは本当に大きなことですね。

何より私が家に居ること、家事や育児の比重が変わったこと、妻が外で出て働き出したことでお互いがお互いを尊重し、認め合うことで家族全体で「ありがとう」という言葉がものすごい増えましたね。
これが大きく一番変わったことかもしれません。
私自身もテレワークで仕事をし、家にいることが多くなったことで、今まで妻にかけていた負担を本当に痛感し「ありがとう」感謝の気持ちを持つことができました。

夫婦のカタチ、家族のカタチは人それぞれあると思います。
私たち家族は、このご時世でネガティブになることなく、家族と向き合えていること、ポジティブシンキングの大切さを実感しています。
子どもが起きている時間は、子ども中心で家族は会話が進みますが、子どもが寝たあとは「コロナが明けたら、どこに行く?」など前向きな会話ばかりしています。

 ・

DXの全国推進が家族のカタチを変える

コロナ渦の逆境の中、こうした家族のカタチ・考え方が生まれたのも「DX」が出来ているからこそだと思っています。
よくテレビなどで「品川駅」の通勤風景を見ると、全国的にはテレワークやDXの普及状況は順調に進んでいるとは言い難い状況にはあると思っています。
地方に至っては尚更だと思います。

「コンピューター = 冷たいコミュニケーション」と未だ潜在的なイメージの方もいるかもしれませんが、コンピューター・テクノロジー・DXが仕事の効率化を生み、仲間や家族との距離を近くするといったことも多くあります。
世の中には、天変地異や災害など変えることが難しい変化があります。
それと同様、いや、それ以上に大きな変化が生まれているのが「テクノロジーの進化」だと思っています。

今までと同じやり方、働き方では通用しない世の中がこのコロナを機に表面化してきています。
ゆえに、僕たち自身や企業の経営者の変化が求められています。
その変化に対応するためには「DXの全国的な普及」、これが最重要の課題だと思っています。

 

デジタルとアナログを融合することも大事

テクノロジーの進化、デジタル進化が進む一方だからこそ、アナログの重要性も大事であると僕は思っています。
昨今のキャンプブームもそうですがアナログに触れることで、また違った感性に触れることもできます。

僕はテクノロジーを駆使して完全テレワークで働く一方、OFFの日には家族で山に行ったり、海に行ったりと自然(アナログ)に触れ合うことを重要視しています。
「デジタルで便利の恩恵を受け、アナログで感性を磨く」
これが、仕事やプライベートの充実度合いを上げてくれる考え方だと感じています。
仕事中は心地よく作業ができるよう音楽をかけていますが、CDではなく必ずレコードをかけるようにしています。
デジタルな音ではなく、ノイズのあたたかみを感じながら仕事する。

すべては「デジタルとアナログの融合」が仕事を、生活をより快適に、充実を感じるためのキーですね。

それが、僕の働き方や生活を送る上でのもっとも大事なことと捉えています。
日々の効率化をテクノロジーで実践し、毎日の家族の変化を会話し、OFFはアナログに触れる。

世界的な逆境のこの環境をいかにポジティブなものに変化させていくかを考え、失敗を繰り返しながら行動し、前を向いて進んでいく。
今のご時世、誰も正解がわからないからこそ、トライアンドエラーをして自分にとって最適な◯◯環境を見つけていく。
僕も未だ研究中ですが、今は幸せであると言えます。

コロナに負けるな!今を楽しもう!
この記事を読んでくださっている皆さまへの刺激、カンフル剤、明日からの変化に少しでも寄与できればと思っています。

ありがとうございました!!



【インタビュー協力】株式会社MAIA 執行役員 兼 アートディレクター / 森山 譲治
【インタビュワー】株式会社MAIA / 黒須 優貴

 

 

 

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