
【保存版】40代・50代女性におすすめ!暮らしも心も整う、一生モノの趣味10選
仕事や家事、育児に追われた日々が少し落ち着き、自分のための時間を持てるようになった今、これからの人生を、もっと豊かに、”私らしく”過ごしたい——。この記事では、そう感じ始めた40代・50代の女性におすすめの趣味10選をご紹介します。
趣味は、自分自身を整え、心を癒し、ときにスキルとして実益にもつながる、あなたの人生を彩るものです。暮らしに寄り添い一生楽しめる趣味を、スキルにつながるポイントも含めて解説していきます。
目次
趣味がもたらす心のゆとりと人生の彩り
趣味とは、単なる気分転換にとどまらず、「好き」を通じて自分と向き合う時間をもたらしてくれます。
忙しさの中で忘れがちな「自分だけの時間」を大切にして、静かに集中することで得られる達成感や満足感は、日々の暮らしに前向きな気持ちをもたらしてくれるでしょう。
また、趣味を通して誰かと楽しみを共有することも、人生を豊かにしてくれる要素のひとつ。いくつになっても「好き」でつながる人の輪を広げることができます。
資格を取って副業にも!スキルにつながる趣味
近年では、趣味が新たな収入源や副業、さらにはセカンドキャリアに発展するケースも増えています。
オンライン講座や認定制度を活用すれば、自宅にいながらスキルアップも可能。
たとえば、この記事後半部で紹介していく趣味にまつわる、以下のような認定制度があります。
着付け技能士
日本の伝統文化である着物の着付けを学び、資格を取得すれば、着付け講師として活躍したり、着付けサービスを提供することができます。結婚式や成人式などのイベントでの需要も高く、副業としても魅力的。
整理収納アドバイザー
片付けや収納のノウハウを学び、資格を取得することで、個人宅や企業向けの整理収納コンサルティングを行うことができます。最近ではオンライン講座やSNSを活用して情報発信し、仕事につなげる人も増えています。
フラワー装飾技能士
花のアレンジメント技術を学び、資格を取得することで、フラワーショップやイベント装飾の仕事に活かせます。自宅でフラワーアレンジメント教室を開くことも可能で、趣味を仕事にするチャンスが広がりますね。
教室・サロン開業も目指せる”こだわり系”の趣味
また、趣味を楽しみながら、教室やサロンを開業し、仕事につなげることも可能。以下のように、趣味から専門知識を深めることで講師やプロとして活躍できる分野があります。
コーヒー・紅茶の専門資格
コーヒーや紅茶の知識を学び、資格を取得することで、専門店の開業や講座の開催が可能になります。
- コーヒーソムリエ:コーヒーの産地、焙煎方法、抽出技術を深く学び、コーヒー講座の開催やカフェ経営に活かせる資格
- 紅茶マイスター: 紅茶の種類や淹れ方、ブレンド技術を習得し、紅茶専門店の開業や紅茶教室の開催が可能な資格
Photoshopクリエイター能力認定試験
撮った写真を美しく仕上げるための画像編集スキルを証明する資格。スタンダードレベルなら初心者でも受験可能で、在宅学習にも向いています。
photoshopスキルは、バナー制作・画像加工・EC商品画像の補正などの案件で需要が高く、クラウドソーシングでの仕事獲得に有利。
また、Photoshop講座の講師として活動する際のスキル証明にもなります。
趣味や「好きなこと」のスキルを高め、仕事へつなげていくヒントは以下の記事でもチェックしてみてくださいね。
では、これからの暮らしを充実させたい大人の女性だからこそハマる趣味10選を紹介していきます!
【衣・食・住】暮らしを整える趣味5選
今、コロナ禍を経て、リモートワークの普及などにより、家での過ごし方が注目されています。
また、家族や仕事の状況や年齢によって、身の回りの着ること、食べること、住環境を見直し、「丁寧な暮らし」を意識すると、日々の充実感も増すことでしょう。
このような「丁寧な暮らし」につながる趣味は、この先の人生でもずっと、生活のなかで楽しんでいくことができます。
趣味をとおして、身の回りを心地よく、ときに心ときめくように整えれば、きっと前向きな気持ちも生まれてくるはず。
趣味が高じれば、資格の取得などにも挑戦してスキルとして身につけ、趣味と実益をかねた活動の可能性も広がります。
着物で日本の美をまとう
かつてはハードルの高かった着物も、今ではポリエステル素材や作り帯などで気軽に楽しめるようになりました。
中古の着物も豊富で、着付け教室や「きもの文化検定」などでの学びを通じてスキルアップも可能です。
着物は、日本の伝統美にふれ、技術を身につけることができるだけでなく、街歩きイベントや着物カフェなどコミュニティに参加するきっかけにもなります。
着付け講師として活動したり、美容室と連携して仕事にする人も少なくありません。和文化に興味のある方にはぜひおすすめです!
- 着付け教室に通う:着物の着方や美しい所作、シーンに合わせた着物の装いなどが学べる。着付け講師、美容院での着付けなど、仕事につながるスキルにも。
- 検定を受ける:「着付け技能士」(一般社団法人 全日本着付け技能センター)はプロとして他人に着物を着付けるスキルを証明する国家検定。「きもの文化検定」は、一般社団法人 全日本きもの振興会が行っている事業で、着物に関する歴史や文化の知識を深められる。
茶道・コーヒー・紅茶で心を整える
茶道は、作法や道具を通じた精神性を育む日本の総合芸術です。客としていただき、亭主としてもてなすことを学ぶ過程で、所作や礼儀が身につき、内面の落ち着きも得られるでしょう。
コーヒーや紅茶も、豆や茶葉、器、淹れ方にこだわるほど奥深く、知識と感性の両方を育てる趣味となります。
一人でもお客さんを招いても楽しめ、飲み物に合わせた食べ物のセレクト、器やテーブル・セッティングにも気をまわしてみたり、生活そのものに心地よい変化をもたらしてくれるでしょう。
「紅茶アドバイザー」や「コーヒーソムリエ」などの認定資格もあり、イベント開催やカフェ開業などの夢にもつながりますね。
- 免許・許状を取る:茶道では、家元制度のもと、修道の段階によって受けられる免許や許状があります。
- 認定制度:紅茶やコーヒーの知識やスキルについては、日本安全食料料理協会による「コーヒーソムリエ」、「紅茶アドバイザー」、「紅茶マイスター認定」などの認定制度がある。
花とともに季節を感じる
いけばなやフラワーアレンジメントは、空間を華やかに彩るだけでなく、旬の花をいけることで季節の移ろいに気づかせてくれます。
教室に通えば、花の組み合わせ方、空間になじませる技術などを学ぶことができます。
近年では、「いけばなも床の間だけではなく、テーブル上、チェストや床に花を飾るなど、現代の暮らしに合わせてアップデートされてきているので、気軽に楽しむことができますよ。
また、園芸や家庭菜園も人気で、植物の成長や土いじりに癒される方が増えてきています。
広い庭がなくとも、野菜を鉢で育てるキット、コンパクトなコンテナガーデン、野菜と一緒に花も楽しむ「ポタジェ」など、環境や生活ペースに合わせた園芸の楽しみ方がたくさんありますよ。
多肉植物や観葉植物を室内で育てたり、キッチンの窓辺でハーブの栽培も可能。
小さな鉢から始めて、季節ごとの植え替えや成長、収穫などを楽しむ過程は、心の安らぎにもつながるでしょう。
- 免許・許状を取る:華道の家元制度のもと、修道の段階によって受けられる免許や許状がある。
- 資格を取る:冠婚葬祭でのフラワー装飾などに必要となるスキルと知識を対象とするフラワー装飾技能士、おもにオフィスやリビングを観葉植物で演出したり維持管理する園芸技能士(ともに中央職業能力開発協会)という職種のための技能検定(国家検定)がある。
食卓を豊かにするうつわ選びを楽しむ
料理の時間や食事を「特別」に変えてくれるのが器の力。産地めぐりや「うつわ検定」などを通じて、知識を深めながら審美眼を育てるのも趣味としておすすめです。
最近では作家ものの器を扱うショップやギャラリーも増えており、ときには作り手と交流しながら集める楽しみも。
さらに、陶芸や金継ぎなど「自分で器を作る・直す」趣味にまで発展させることもできます。
うつわは毎日使うものだからこそ、丁寧に選ぶこと、手入れをすることが、暮らしの質を高めてくれるのです。
- 検定を受ける:2023年から始まった一般社団法人 テーブルウェアスタイリスト連合会が主催する「うつわ検定®」は、種類や産地、文様などうつわに関する知識を問う検定。
- 産地めぐり:日本には、中世からの歴史をもつ「日本六古窯(瀬戸・常滑・備前・信楽・丹波・備前)」のほか、多くのうつわの産地が各地にあり、陶器祭りなどの開催もあり。
インテリアで自分らしい空間をつくる
部屋の模様替えや整理収納は「暮らしの質」を大きく左右するもの。インテリアを趣味にしたいという方も多いでしょう。
たとえば、DIYやリメイクに挑戦したり、お気に入りの雑貨を集め、雑誌やネットを参考に心地よい空間を演出してみるなど、インテリアへの愛着は多くの興味や行動を引き起こしてくれます。
自分の気分や季節に合わせて、カーテンやクッション、照明を変えるだけでもリフレッシュ効果がありますし、カバー類の手作りに挑戦してソーイングの趣味に発展させたりもできますね。
「整理収納アドバイザー」などの資格を取得すれば、生活空間へのこだわりを仕事に活かすことも可能です。
住まいを整えることは、自分自身を整えることにもつながっていきます。
- 資格をとる:「整理収納アドバイザー」(特定非営利活動法人ハウスキーピング協会)は、2級から1級まであり、2級は1日で取得可能、1級を取得すればプロとして活動できる。
- ワークスペースを整える:テレワーク環境を整える際に、家中の整理や収納も見直すのがおすすめ。仕事をする環境を整えるのと同時に行えば、プライベートの片づけもはかどる可能性大。
想像力を育てる「内面型」趣味
想像の世界に浸る時間は、忙しい毎日のなかでとても贅沢な時間です。
わたしたちは日々、膨大な情報にふれていますが、文字・音声・映像のうち、脳に入力される情報量がいちばん少ないのが、文字。
だからこそ「読む」こと(とくに紙の本)は、このなかで想像する情報量がいちばん多いといいます。(出典:致知出版社ホームページ 脳は紙の本でこそ鍛えられる。言語脳科学で明らかになった読書の知られざる効能(酒井邦嘉))
想像力を使う読書などの趣味は、脳の活性化にもつながり、ストレス発散や週末のリフレッシュにおすすめの趣味ですよ。
読書で深く考える静かな時間を
紙の本をじっくり読む時間は、脳を活性化し想像力を高めてくれます。
読書はストレス軽減にも効果的で、リラックスしながら知識を得られるのが魅力。
書店や図書館巡り、ブックカフェなどの外出との組み合わせもリフレッシュにぴったり。読書記録をつけたり、SNSで読んだ本を紹介したりと、コミュニケーションのきっかけにもなります。
入眠前の読書:よく睡眠をとることも脳の活性化に大切で、スマートフォンが入眠を妨げるのに対し、読書は寝つきもよくなる。
歴史で視野を広げる
歴史好きといえば、2009年に「歴女」という言葉が、ユーキャンの「新語・流行語大賞」でトップ10入りしました。
以来、各メディアで歴女向けのコンテンツが提供されたり、各地の歴史にまつわるイベントがさかんに開催されてきました。
歴史を知ることは、過去の人々の生き方にふれること。城や史跡を訪ねる旅、博物館や資料館をめぐることで、たくさんの学びと感動を同時に得られます。
歴史小説や大河ドラマから興味を持つのも入り口としておすすめ。
歴史を訪ねる旅に出るなどアクティブな趣味にもなりますし、歴史サークルやイベントを通じた友達づくりも人生を豊かにしてくれるでしょう。
歴史イベント:戦国大名・北条氏五代を称える小田原北條五代祭り(神奈川県小田原市)、東西武将隊に扮したパフォーマーによる演武合戦など歴史ファンやコスプレイヤーにも大人気の関ヶ原合戦祭り(岐阜県)、忠臣蔵ファンや江戸時代好きに根強い人気がある赤穂義士祭(兵庫県赤穂市)など、全国各地でその地の歴史にまつわるイベントが開催されています。
体を動かしてリフレッシュする趣味
運動や散歩、旅などを趣味とすれば、必然的に身体活動が増えて健康維持につながります。
体を動かすことで、身体や脳を活性化させ、ストレス軽減や心身のリフレッシュなどの効果を体感できる趣味をご紹介します。
ヨガ・ピラティスで心身を整える
自宅の室内で始められ、年齢に合わせて無理なく続けられるのが魅力。体の変化に気づきやすくなり、ホルモンバランスが乱れがちな女性のセルフケアとしても役立ちます。
方法や目的は違いますが、ヨガもピラティスも、身体の柔軟性や筋力を高めたり、深い呼吸を重視することから有酸素運動と分類されています。呼吸法や瞑想と組み合わせることで、心の安定や睡眠の質の向上にもつながります。
最近では、オンラインレッスンや地域のサークル活動なども充実しており、仲間とともに取り組むことで継続しやすくなります。
オンラインレッスン:高い人気のあるヨガやピラティスは、無料で見られる動画コンテンツも豊富。ライブ配信や録画レッスンを通じてプロの指導を受けられるレッスンもあり。
写真でセンスを養う
スマホから気軽に始められ、視点を変えるだけで日常の風景も特別になるのが写真撮影。撮影を通じた散歩や旅との組み合わせも楽しみの幅を広げてくれます。
写真共有アプリやコンテストへの応募も、自信を深めるステップになります。
花、空、街並み、愛犬・愛猫など、好きな被写体を見つけることで日々に小さな喜びが増えますし、アルバムを作ったり、フォトブックにする楽しみも広がっています。
資格を取る:写真の基礎知識やカメラの仕組み、構図、画像処理などを学べる「フォトマスター検定」(文部科学省後援)、SNSやブログで写真を発信したい方に人気の「フォトスタイリスト検定」、需要の高いツール操作のスキル証明になり、副業やフリーランス活動につながりやすい「Photoshopクリエイター能力認定試験」などがある。
旅で”非日常”なときを過ごす
人は、新しい土地を訪ねるることで、脳や感情がリフレッシュされ、幸福度が高まるという研究もあります。(出典:朝日新聞GLOBE+「人は移動するほど幸せを感じる」という研究成果 「遠出するとスカッ」は本能かも)
自然や歴史、グルメなどテーマを決めて旅をすると、目的意識がより高まり思い出がより鮮明に。旅行記をまとめたり、おすすめの宿やグッズを集めるなど、旅を日常に活かす楽しみも増えています。
最近はひとり旅や少人数でのツアーも人気。自分のペースで自由に過ごす旅は、ストレスを発散でき、内面的な充足感をもたらしてくれます。
御城印・御朱印巡り:全国の神社仏閣の御朱印に加え、近年はお城を訪れた証として「御城印」を集めるのも人気。御城印帳も、家紋や和柄など、大人かわいいデザインが多めです。歴史と旅を組み合わせた新しい楽しみ方として定着中。
趣味は“私の特色”になる
履歴書の「趣味」欄に書く内容は、まさにあなたを語る“個性”そのもの。
さらに、この記事で紹介してきた趣味は、資格取得やスキルの蓄積を通じて、特技や副業、人生の第2ステージにつながる可能性も秘めています。
趣味を通して出会う仲間との交流や、新しいチャレンジは人生に張り合いを与えてくれます。オンラインサロンや地域活動に参加することで、共通の興味を持つ人とつながることも可能でしょう。
40代・50代は、新たな挑戦を始めるのにぴったりな時期。これからの人生を豊かにする“私らしくなれる趣味”を、ぜひ見つけてくださいね。
40代からの資格取得については、以下の記事もご参考に。