40代女性が選ぶ!人生100年時代のセルフブランディング実践法と役立つ資格

生き方

これからの時代、「自分らしい働き方」を叶えるカギはセルフブランディングにあります。とくに40代女性にとって、キャリアや家庭、将来の安心を見据えた自己発信は、今後の人生を豊かにする心強いツールとなります。

本記事では、自分の強みを活かして、40代からの転職や副業、趣味を仕事にするチャンスを広げるスキルや資格取得についても詳しくご紹介。人生100年時代を迎える今、変化する社会に柔軟に対応しながら、安心して自分らしく働き続けるためのヒントをお届けします。

目次

    セルフブランディングとは? 40代からのキャリアと人間関係に役立つ理由

    セルフブランディングとは、「自分自身を一つのブランドと見立てて、自分の価値や魅力を発信していくこと」です。

    似たような言葉でよく聞かれるのが「パーソナルブランディング」。こちらは、多くの場合、長期的な視点や戦略をもって個人のブランド価値を高めていく活動を意味します。

    セルフブランディングは、より身近な活動で、どんな立場の人でも始めやすく、日々の仕事や生活を通じて自分らしさを伝えるための考え方と言えるでしょう。

    とくに40代は、これまでに積み重ねてきた経験やスキルが豊富。これらを活かした「自分らしさ」を発信することで、「この仕事ならこの人に」と覚えてもらえる存在になりましょう!また、仕事面だけでなく、人間関係の広がりにもつながります。

    ファッションや見た目もブランディングの一部ですが、今回はおもに「自分に合ったキャリア設計をするためのセルブランディング」として、スキルや資格など、仕事上でアピールする・信頼を得るための方法にフォーカスします。

    なぜ今、40代女性にセルフブランディングが必要なのか

    急速に変化する社会――AIやデジタル技術が進化するなかで、働き方も価値観も大きく変わってきています。

    40代女性にとっても、これまでの経験を活かしながら、新しい働き方に適応する柔軟性が求められます。

    そんなとき、自分の強みを「見える化」しておくこと=セルフブランディングが、未来の自分を助ける心強いツールになります。

    たとえば、40代からの転職は大きな決断ですが、セルフブランディングをすることによって、「私はこういう人です」と自信を持って企業に伝えることができますね。

    理想のキャリアパスへつなげるセルフブランディングの流れ

    普段の生活では、なかなか自分の得意分野に気づきにくいもの。でも、ちょっとした自己分析や周囲からのフィードバックを通じて、「あ、これが私の強みだったんだ」と再発見することができます。

    そして、その強みを証明してくれる資格を取得すれば、さらにブランディング力は高まります。

    自分の強みを知ってそれを高めると同時に、伝え方を身につけることで、時間や場所にあまりとらわれないフリーランスという働き方を選んだり、オリジナリティを活かした地域での活動やオンラインでの発信など、多様な働き方に広げていくことも可能です。

    セルフブランディングを始める3ステップ

    セルフブランディングを始めるには、まず自分の得意分野を把握することが大切です。難しく考えず、普段の生活の中で自分の得意なことを思い浮かべるようにしてみましょう。

    1. 自分の得意なことを「見える化」する

    まず、自分の得意分野を洗い出してみましょう。

    普段の生活で人から感謝されたことや、楽しく取り組めたことをメモに書き出します。

    • 人から褒められたこと
    • 楽しくて時間を忘れるほど夢中になれること
    • 家族や友人から相談されること
    • 過去に表彰されたことや成果を出した経験

    これらをメモに書き出すだけで、意外な強みに気づけることがあります。スマートフォンのメモ機能などを使えば、思いついた時にいつでも追記できるのでおすすめですよ。

    ■例)Aさん(40代)の場合:「旅行プランを考えるのが得意で、よく友人に提案する」 → リサーチ力や企画力が強みかも!

    リサーチ力や企画力をキャリアに活かす例

    旅行の計画を立てるのが好きで、友人から「おすすめの旅行先を教えて!」と頼まれることが多いなら、情報収集力やプランニング能力が高い証拠。

    これを活かせば、社内イベントの企画・運営やマーケティングリサーチを担えたり、旅行やイベントのプランナー、コンサルティングの仕事にもつながるかもしれません。

    ■例)Bさん(50代)の場合:「子どもの進学相談をよく頼まれる」→聞く力や整理力が強みかも!

    聞く力や整理力をキャリアに活かす例

    人生の大切な転機について相談されるなら、聞き上手で情報を整理し、適切なアドバイスを導き出せる力があるということ。こうした強みを新人教育・研修の企画、顧客対応・カスタマーサポート、プロジェクトマネジメントで活かすこともできるでしょう。

    人生に寄り添う役割を果たせる仕事には、キャリアコンサルタントや教育カウンセラー、ファイナンシャルプランナーなどもあります。

    ■例)Cさん(30代)の場合:「文章を添削してほしいと頼まれる」 → 言語センスや論理的思考が強みかも!

    言語センスや論理的思考をキャリアに活かす例

    友人や同僚から「この文章、チェックしてくれる?」と頼まれることが多いなら、言葉の選び方や構成を考える力があるということ。これらの強みを活かせば社内文書の作成・校正や社内研修資料の作成、マニュアル・ガイドの作成といった役目を引き受けることができるでしょう。

    Webライターやブログ・SNS運営などの仕事につなげることもできます。

    こうした自己分析には、厚生労働省のマイジョブ・カードや、USJの再建で知られる経済コンサルタント森岡毅さんが提唱する「TCL分析」などの自己分析ツールを活用してみてもよいでしょう。

    2. 強みをどう発信するか考える

    得意なことが見えてきたら、それをどのように表現していくかを考えましょう。

    • どんなイメージで見られたい?
    • どんな価値を周囲に提供できる?
    • どんな場所・媒体で発信するのが自分らしい?

    こうした視点で考えると、自分らしいセルフブランディングの方向性が明確になります。

    さらに、肩書キャッチコピーを考えたり、強みを組み合わせると、より印象的に伝えられるようになりますよ。

    ■例)Aさん(40代、イベントプランナー)の場合:「イベントプランナー」としてのセルフブランディング

    セルフブランディングのヒント 例)イベントプランナー

          

    • イメージ:「人をつなぐイベントの仕掛け人」「楽しい体験をデザインするプロ」
    • 提供価値:企画力と調整力を活かして、魅力的なイベントを設計
    • 発信媒体:SNS・YouTube・イベント運営サイト
    • 肩書・キャッチコピー:「人と人をつなぐイベントプランナー」「記憶に残る体験を創るプロデューサー」

    ■例)Bさん(50代、教育アドバイザー):教育アドバイザーとしてのセルフブランディング

    セルフブランディングのヒント 例)教育アドバイザー

          

    • イメージ:「学びの道を照らすナビゲーター」「進学・キャリアの相談役」
    • 提供価値:進学相談や学習計画のアドバイスを提供
    • 発信媒体:ブログ・オンライン講座・教育系SNS
    • 肩書・キャッチコピー:「未来を切り拓く教育アドバイザー」「学びの選択をサポートする専門家」

    ■例)Cさん(30代、ライティング専門家):ライティング専門家としてのセルフブランディング

    セルフブランディングのヒント 例)ライティング専門家

          

    • イメージ:「伝えたいことを言語化するプロ」「論理的で分かりやすい文章を作る人」
    • 提供価値:情報を整理し、分かりやすく伝える文章を作成
    • 発信媒体:ブログ・note・企業向けコンテンツ制作
    • 肩書・キャッチコピー:「言葉で価値を伝えるライター」「情報を整理し、伝わる文章を作る専門家」

    3. SNSや職場で少しずつ発信していく

    自分の強みとそれを活かす方向性が定まってきたら、SNSやブログを通じて、自分の強みを発信しましょう。

    投稿内容には一貫性を持たせ、興味・専門分野に関するテーマで情報発信を続けることで、信頼感や認知度がアップします。

    職場や友人同士の集まりでのやり取りを通じて、など最初は小さなことからでOK。自分の経験や学びを共有するだけでも、人とのつながりが生まれやすくなります。

    自分に合った資格でセルフブランディングを強化する方法

    実際にスキルが身についている場合、資格は必ずしも必要ないといわれることもありますが、資格は、あなたの「できる」を客観的に証明してくれるものです。

    資格を自分の強みと掛け合わせれば、ブランディング力をより高めることができます。

    以下では、関心分野ごとにおすすめの資格、セルフブランディングにおいて資格がブランディング力を高める例をご紹介します。

    対人スキルを活かす資格

    人と話すことが得意な人は、営業や心理学に関する資格の取得がおすすめです。顧客対応や人間関係の構築に役立ち、日常生活でもコミュニケーションの質が向上します。

    • 営業士:営業の基本から応用まで幅広く学べ、提案力が強化されます。
    • 行動心理士:心理学を基盤に、人間関係や子育てにも役立つ知識が得られます。

    ■例)Bさん(50代)の場合:教育アドバイザー×行動心理士資格

    資格でブランディング力を高めるヒント 

      例)教育アドバイザー×行動心理士資格
         

    1. 専門性の向上:教育アドバイザーとして心理学的な知識を活かした深いアドバイスができる。
    2. 信頼性の向上:心理的アプローチを取り入れることで、クライアントに安心感を与え、より信頼される存在になれる。
    3. 差別化の強化:心理学の知識をもった専門家として他と差別化できる。
    4. 新たな市場への展開:教育相談や企業研修など、心理学を活かした幅広い活動が可能になる。
    5. 自己PRの強化:資格取得によって専門性を効果的に発信でき、SNSやセミナーを活用したセルフブランディングがしやすくなる。

    家計管理・生活設計に活かせる資格

    家計管理が得意な人は、簿記や社会保障に関する資格を取得することで、経理や人事業務に活かせられます。より効率的な家計管理を実現できたり、家族や友達へのアドバイスにも役立ちますよ。

    • 簿記:お金の流れを理解し、家計にもビジネスにも応用可能。
    • ファイナンシャルプランナー:将来の資産設計に役立つ国家資格。
    • 終活ライフケアプランナー:高齢の家族を持つ方にもおすすめ。

    ■例)Bさん(50代)の場合:教育アドバイザー×ファイナンシャルプランナー

    資格でブランディング力を高めるヒント 

      例)教育アドバイザー×ファイナンシャルプランナー
         

    1. 専門性の拡充:教育とお金の両面からアドバイスできる専門家として、より包括的な支援が可能になる。
    2. 信頼性の向上:教育資金の設計やライフプランに関する知識を持つことで、保護者や受講者からの信頼が厚くなる。
    3. 差別化の強化:「教育+金融」の知識を持つことで、一般的な教育アドバイザーとの差別化ができる。
    4. 新たな市場への展開:教育資金計画や奨学金のアドバイスを提供することで、従来の教育相談に加えて新しいニーズに対応できる。
    5. 自己PRの強化:SNSやブログ、セミナーで「教育とお金の専門家」として情報発信し、ブランド価値を高められる。

    ITスキルを証明する資格

    ITやパソコンの操作が得意な人には、幅広いITの知識を証明する資格や、Microsoft Officeのスキルを証明できる資格が役立ちます。これらは職場だけでなく、日常生活での効率化にも役立つ可能性があります。

    • ITパスポート:デジタル社会に対応するための基礎知識が学べる。
    • MOS(Microsoft Office Specialist):事務スキルの証明に最適。
    • Webデザイン技能検定:副業やフリーランスに活かせるクリエイティブ系資格。

    ■例)Cさん(30代)の場合:ライティング専門家×Webデザイン技能検定

    資格でブランディング力を高めるヒント 

      例)ライティング専門家×Webデザイン技能検定
         

    1. 専門性の拡充:文章だけでなく、視覚的なデザインに関する知識をもつことで、コンテンツ制作業務の幅が広がる。
    2. 信頼性の向上:Webデザインの知識も活かした、読みやすく魅力的なコンテンツを提供できるため、クライアントや読者からの評価が高まる。
    3. 差別化の強化:「書けるだけでなく、デザインもできるライター」として独自のポジションを確立し、競合との差別化を図れる。
    4. 新たな市場への展開:ライティングに加えて、Webサイトの構築やデザイン提案が可能になり、より幅広い仕事に挑戦できる。
    5. 自己PRの強化:SNSやポートフォリオサイトを活用し、ライティング×デザインのスキルをアピールできるようになる。

    ライフスタイル系の資格

    日常生活を豊かにする資格も、セルフブランディングに効果的です。ファッションやインテリア、おもてなしに興味のある女性にぴったりです。

    • パーソナルカラーリスト:第一印象を左右する色選びのプロ。
    • 整理収納アドバイザー:生活の質を高める整理術が学べる。
    • 日本茶検定:おもてなしの心を形にできる知識が得られる。
    • 食生活アドバイザー:健康や栄養に関心がある方におすすめ。
    • イベント検定:イベントの企画・運営に関する基本的な知識を身につける。

    ■例)Aさん(40代)の場合:イベントプランナー×イベント検定×食生活アドバイザー

    資格でブランディング力を高めるヒント 

      例)イベントプランナー×イベント検定×食生活アドバイザー
         

    1. 専門性の拡充:イベントの運営知識に加えて、食や健康の視点を取り入れた企画ができるようになる。
    2. 信頼性の向上:イベント運営の基礎知識と食生活の専門性を兼ね備え、食に特化したイベント内容の信頼性を高められる。
    3. 差別化の強化:「食のイベントプランナー」として独自のポジションを確立し、競合との差別化を図れる。
    4. 新たな市場への展開:食育セミナーや健康イベントの企画・運営を手掛けることで、ヘルスケア業界にも進出できる。
    5. 自己PRの強化:SNSやブログで注目度の高い食生活や健康に関するイベントを主催できるプランナーとして発信し、ブランド価値を高められる。

    スキルや資格取得で「自分らしさ」を形にする一歩を進めよう

    「私はこれが得意です」「こういう価値を届けられます」と言える自分になるために、セルフブランディングは40代からの女性にとって、人生の選択肢を広げる大切な鍵。

    この記事では、セルフブランディングの始め方として

    • 得意なことの「見える化」
    • 発信の仕方を考える
    • 資格でブランディング力を高める

    という実践方法について解説しました。

    なかでも、スキルや資格取得は重要なステップ。自分らしさを輝かせるセルフブランディングの強い味方になります。

    まずは気軽に、好きなこと、得意なことを見つけることから、ぜひ自己発信への一歩を踏み出してみてください。

    「でじたる女子+」で見つけるセルフブランディングのフラグ

    「でじたる女子+」は、動画編集やWebデザインほか、Microsoft Officeについて、またRPAやSAPなどの高度ITツールなど、幅広いIT分野の講座が定額で受け放題のプログラムです。

    人気の高いITスキルを横断的に学び、あなたのセルフブランディングに合うスキルを見つけてみてください。

    ともに学ぶ女性たちのコミュニティも運営されており、40代以上の参加者も多数。安心してスキルアップと自己発信が可能です。

    でじたる女子+のプログラムを見る

    でじたる女子+でITスキルを身につけた40代女性の中には、スキル習得によって働き方を在宅ワークへ切り替えたり、専業主婦から就労を実現した方など、学びをきっかけに生活の変化を経験した方も多くいます。

    でじたる女子+の公式サイトでは、実際にプログラムを修了された方々の体験談もご紹介しています。スキルを活かして新たな一歩を踏み出した先輩たちの声を、ぜひチェックしてみてくださいね!

    先輩女性たちの経験談を読む

    記事一覧に戻る