女性が在宅で稼げる仕事8選 ライフスタイルに合わせられる仕事から高収入を目指せる仕事まで

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時間や場所にとらわれず、自宅で仕事をして収入を得られる「在宅ワーク」が、プライベートと仕事の両立を目指す女性たちから注目されています。この記事では、「ライフスタイルに合わせられる仕事」と「高単価が期待できる仕事」に分けて在宅ワークをご紹介しています。ぜひ在宅ワークを探す際の参考にしてみてください。

目次

    「在宅ワーク」とは、どんな仕事?

    そもそも、在宅ワークとはどのような働き方なのでしょうか。

    在宅ワークと似ている言葉に「テレワーク」がありますね。まずは、テレワークの定義を確認しておきましょう。

    テレワークとは「情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」のこと

    出典:テレワーク総合ポータルサイト

    場所にとらわれないテレワークには、さらに「在宅勤務」、「サテライトオフィス勤務」、「モバイル勤務」があります。

    在宅ワークは、自宅で仕事をすることや、テレワークのひとつ「在宅勤務」と同様の意味で使われる場合があります。一方で、個人で業務を請け負い在宅で仕事をするという、自営業の意味合いを兼ねた言葉として、在宅勤務とは区別して使われる場合もあります。たとえば、厚生労働省では「在宅ワーク」を「自営型テレワーク」と呼び、「自営型テレワークの適正な実施のためのガイドライン」(旧「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」)を策定しています。

    個人で仕事を請け負うとなると、不利な契約条件を提示されたり、契約を一方的に打ち切られるなどのトラブルも想定されます。「自営型テレワークの適正な実施のためのガイドライン」には、注文者が守るべき事項や、自営型テレワークに関連する法律なども記されています。フリーランスや個人事業主として働くことを考える場合は、「HOME WORKERS WEB 自営型テレワークに関する総合支援サイト」(厚生労働省)などで、まずはこのガイドラインに目を通しておくことをおすすめします。

    企業に属する「雇用型」、自営業である「フリーランス」 在宅での働き方とは

    在宅ワークには、「在宅で働く」仕事全般を指す場合と、とくに「自営業でテレワークで働く」仕事を指す場合があります。この記事では、「在宅でできる仕事」として、広い意味での在宅ワークを取り上げます。

    まずは、「雇用型」と「フリーランス」、2種類の働き方とそのメリット・デメリットを見てみましょう。

    企業に属して働く雇用型

    「雇用型」の働き方とは、企業と雇用契約を結び、正社員、アルバイト、派遣などとして働く働き方のことです。企業に属するというと、出社して働くイメージを持つかもしれませんが、テレワークの普及により在宅での勤務を認める企業が増えています。

    企業に属さずに働く自営業(フリーランス)

    「自営業」の働き方とは、飲食店や美容院などを営んだり、フリーランスとして企業から仕事を請け負ったりして働く働き方のことです。

    働き方改革やDX推進により働き方が多様化し、場所や時間にしばられず自分の裁量で働く自営業(フリーランス)を選択する人が増えています。このうち税務署に「開業届」を提出した個人のフリーランスを「個人事業主」といいます。個人事業主は税法上の区分であり、確定申告では一定の控除が受けられる青色申告を行うことができます。

    在宅ワーク8選 難易度、報酬の目安などを紹介

    自宅でできる仕事にはどのような種類があるのでしょうか。この記事では雇用型・自営業(フリーランス)問わず、おもなものを8種類選び出しました。

    以下の早見表では、在宅でできる職業の8例を難易度ごとに挙げています。

    難易度★~★★は、単価は低いものの、時間の融通が利くため子育て中の方や副業で在宅ワークを始めたい方におすすめ。難易度★★★は、高単価が期待できるものの、1日の稼働時間が決められていることが多いため本業として稼ぎたい方におすすめです。

    現在の自分自身の生活環境や状況を確認し、希望する働き方や収入に合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

    では、それぞれの仕事についてくわしく解説していきます。

    ライフスタイルに合わせて働ける在宅の仕事

    未経験の方におすすめ「データ入力」

    在宅ワーク初心者の方におすすめなのが、データ入力です。データ入力は、WordやExcelなどに文字データを入力していく仕事です。例えば、議事録の作成、イベントなどで回収した手書きのアンケート結果をデジタルデータ化する、データの校正作業などが挙げられます。必要な資格やスキルがないため、在宅ワークの中では比較的はじめやすい仕事です。

    【データ入力の報酬例】
    ■出来高制の報酬例
    ・文字入力0.1円〜1円/文字
    ・文字、テープ起こし50円〜100円/分

    ■時給制の報酬例
    ・事務全般1,050円程度/時間

    【データ入力の目安月収】
    5万円前後(※対応する案件数により異なる)

    【収入アップのヒント】

    出来高制の場合、ブラインドタッチやショートカットキーを使って作業スピードを上げることで、対応する案件数を増やすことができ、収入アップにつながります。

    未経験の方におすすめ「コールセンター」

    コールセンターというと、顧客に対する電話対応を何人ものオペレーターが並んで行う様子をイメージするかもしれませんが、在宅で業務に従事することも可能です。

    業務の例としては、受信型の電話対応なら顧客からの問い合わせや自社の商品やサービスに関しての疑問や相談を受けたり、発信型の電話対応なら新規顧客に自社のサービスや製品を紹介し、アポイントの獲得を目指す電話営業や商品やサービスの利用状況、満足度調査などが挙げられます。必要な資格やスキルがないため、在宅ワークの中では比較的はじめやすい仕事です。

    【コールセンターの報酬例】
    ■歩合制の報酬例
    ・歩合制だと1アポイント2,000~3,000円程度(※対応する案件数により異なる)

    時給制の報酬例
    ・1,100円程度/時間

    【コールセンターの目安月収】
    5万円前後(※対応する案件数により異なる)

    【収入アップのヒント】
    ノルマ達成時に、事前に決められていた割合の報奨金を受け取ることができる「インセンティブ」がある仕事を選ぶと、収入アップを目指せる可能性があります。

    専門スキルがある方におすすめ「Webデザイナー」

    Webデザイナーは、Webサイトの企画・デザイン・制作をする仕事です。

    Webデザイナーの仕事では、ページの見た目と使いやすさを重視してデザインするスキルが求められます。また、クライアントとの打合せや画像の作成、サイト制作の進行管理など請け負う案件により業務内容はさまざまです。

    Webデザイナーになるにあたって、資格は必要ありませんが、デザインの基礎知識や技術、クライアントの要望を聞き出すコミュニケーション能力が必要です

    【Webデザイナーの報酬例】
    一般的なフリーランスWebデザイナーで3000円程度/時間といわれており、実績のある上級者になると5000円程度/時間になる場合もあるようです。

    【Webデザイナーの目安月収】
    20万円~

    【収入アップのヒント】
    国家検定である「ウェブデザイン技能検定」や「Webデザイナー検定」等に合格して得られる資格を取得していると、知識やスキルがあることの証明になり、仕事探しの際高単価な仕事を狙える可能性が高まります。

    専門スキルがある方におすすめ「動画編集」

    YouTubeやInstagram、TikTokなどのSNSにアップロードされている動画を見て、動画編集の仕事に興味を持たれる方も多いのではないでしょうか。

    動画編集の仕事は、主に撮影した映像などの素材をパソコン上でつなぎ合わせたり加工したりしながら適切な形に編集することです。動画編集にあたって特に資格は必要ありませんが、基本的な動画編集スキルは必要であり、また、案件によっては実務経験が求められることもあります。

    【動画編集の報酬例】
    5,000~10,000円程度/件

    【動画編集の目安月収】
    20万円~

    【収入アップのヒント】
    SNSを活用して仕事の依頼を受けるなど、営業をかけることで仕事を獲得できる可能性が高まります。また、比較的高単価な企業のPR動画等に応募したり、継続案件を選ぶことで安定して収入を得ることができるでしょう。

    専門スキルがある方におすすめ「ハンドメイド」

    ヘアアクセサリーや雑貨などの制作、販売、出品作業を行う仕事です。仕事をするにあたって資格は特に必要ありませんが、購入したいと思わせるクオリティの高い作品を制作できる技術が必要です。また、ハンドメイド販売サイトやフリマサイト上での商品販売スキル・ノウハウも必須でしょう。

    【ハンドメイドの報酬例】
    約1,000円/作品

    【ハンドメイドの目安月収】
    1万円~3万円程度

    【収入アップのヒント】
    「ハンドメイドマイスター」等の資格を持っていると自分の自信につながります。また、プロフィールなどで資格を持っていることを公表していれば、信頼度、ひいては売り上げアップにつながる可能性があります。

    高単価が期待できる在宅の仕事

    ビジネススキルがある方におすすめ「オンラインアシスタント」

    オンラインアシスタントは、バックオフィス業務全般をオンラインでサポートする仕事のことです。

    バックオフィス業務とは、企業の活動を支える裏方の業務のことをいいます。例えば、メール対応、スケジュール管理・調整、出張手配、会食手配、備品手配、議事録作成などが挙げられます。基本的に定型業務や単純作業など、明確な指示や手順書がある業務が対象で、未経験でも比較的取り組みやすい仕事のひとつです。

    テキストコミュニケーションやオンライン会議が中心となるため、基本的なITツール(Office、Google、各種WEB会議ツールなど)を使いこなせることと、コミュニケーション能力が求められます

    【オンラインアシスタントの報酬例】
    1,000円~/時間

    【オンラインアシスタントの目安月収】
    20万円~

    【収入アップのヒント】
    バックオフィス業務の中でも経理やマーケティング、人事などの専門的なスキルがあり、あわせて実務経験もアピールできれば収入のアップにつながる可能性があります。

    高度な専門スキルがあるなら「システムエンジニア、プログラマー」

    システムエンジニアやプログラマーになるためには、資格は必要ないものの専門スキルは必要不可欠です。それぞれの業務内容を大きく分けると、システムエンジニアはコンピューターシステムの開発において提案から設計・開発・テストまでの一連の流れに携わり、プログラマーはシステムエンジニアが作成した詳細設計に基づきプログラムを作成します。案件によっては、それぞれの業務を兼ねる場合もあります。

    【システムエンジニア、プログラマーの目安月収】
    30万円~

    【収入アップのヒント】
    基本情報技術者試験」、「応用情報技術者試験」、クライアントの業界に関連する資格を保有していると、客観的なスキルの証明になります。企業に属している場合は基本給に加えて資格手当が支給される可能性があります。

    高度な専門スキルがあるなら「SAPエンジニア、RPAエンジニア」

    SAPエンジニア

    SAPエンジニアとは、SAPのソフトウェア導入やカスタマイズ、運用、管理などを担う技術者のことです。SAP導入には技術力に加えて業務に関する深い知識が求められ、SAPの導入や運用を通じて企業が抱える業務プロセスの問題解決に貢献することも期待されます。

    【SAPとは?】
    SAPとは、SAP社が製造するERP製品で、業務プロセスの効率化を目的としたソフトウェアのことです。全世界のあらゆる業界の企業が利用しており、日本でもメーカーや企業だけでなく、官公庁などでも導入されています。

    【収入アップのヒント】
    モジュールのパラメータ設定やABAPのコーディングなど、より専門的なスキルを身に付けると、活躍の幅が広がり収入アップが期待できます。

    RPAエンジニア

    RPAエンジニアは、RPAのロボット開発や保守・運用を行います。

    RPA開発エンジニアは、RPAツールを使用し、実装を想定しながらロボットを構築します。RPAをどのように活用するかはクライアントによって異なるため、RPA開発エンジニアは、クライアントの業務プロセスを十分に理解している必要があります。

    RPA保守・運用エンジニアは、主にRPA導入後エラーなどが起きた場合にロボットの修正対応やクライアントに助言する職種です。運用していく中で改善点や修正点などが見つかることもあり、エンジニアはクライアントの運用状況に応じて、軽微なカスタマイズに対応することもあります。

    【RPAとは?】
    RPA(Robotic Process Automation)とは、これまで人間がやっていたおもに定型作業を、RPAツールを使いAIやルールエンジンも活用しながら自動化すること。

    【収入アップのヒント】
    UiPath、WinActor、BizRobo!、Automation Anywhereなどのツールを使いこなせるスキルにプラスして、それぞれのツール開発企業が行う検定によって資格を取得すると、客観的に自分が保有するスキルをアピールでき、案件獲得に役立つでしょう。

    【SAP・RPAエンジニアの目安月収】
    30万円~

    在宅ワークの探し方

    在宅での仕事探しのコツは、仕事探しのサイトなどで検索する際に、自分の希望する業種や働き方、現在の生活状況などに合わせて、複数のキーワードを入力して検索することです。例えば、「リモート可」「在宅可」「事務」「未経験OK」などの複数のキーワードを組み合わせて検索することで、最適な案件に出会う確率を上げることができます。

    また、仕事を探すためのサイトやプラットフォームによって「在宅ワーク」、「在宅勤務」、「テレワーク」、「リモートワーク」などの用語の使い分けがちがっていることがあります。在宅ワークでも企業に属して働くのか、フリーランスとして働くのか、目的に合わせた検索を行うためにも、キーワード選びを工夫してみましょう

    雇用型の場合の仕事探し

    企業と雇用契約を結び、正社員、アルバイト、派遣などとして働く「雇用型」の在宅ワークを探すには、転職・求人サイトから応募する方法があります。現在は働き方が多様化し、完全在宅での就労を目指す人向けの特集が組まれていることもあります。また、サイトによってはキャリアアドバイザーに無料で相談ができるなど、仕事探しのサポートをしてくれることも。

    自営業(フリーランス)の場合の仕事探し

    自営業、フリーランスとして業務委託の案件を探す場合は、クラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。クラウドソーシングサイトは、インターネットを介して仕事の受発注を行うことで、ネット環境さえあれば誰でも利用することが可能です。仕事の内容は様々で、未経験でも取り組める仕事や専門スキルを要する高単価な仕事など、自分に適した仕事を見つけることができます。

    在宅ワークで稼ぎたいならまずスキル獲得がおすすめ

    在宅ワークを探すうえで、専門スキルがあれば高単価な仕事を獲得できたり、仕事探しの際に有利になります。

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