「あと月5万円あったら……」をかなえるために、本業や家事・育児と両立しながらできる在宅での副業は、もっとも現実的な手段のひとつといえるでしょう。

目標を達成するには、時間の確保・スキル投資・案件選定・リスク管理、この4本柱をバランス良く整えることが成功のカギ。この記事では、初心者からどのように副業を始め月5万円の収入を達成していくか、についてくわしく解説します。

在宅ワーク副業ってどんな働き方？

在宅ワークは、会社に出勤するかわりに自宅やカフェなど好きな場所を拠点にして働くスタイル。そして「副業で在宅ワーク」というと、おもに、クラウドソーシングに代表されるWebサービスを通じて受注する、ライティング・動画編集・プログラミング・オンライン秘書など、パソコン上で完結する仕事がよくあげられます。

ポイントは、納期さえ守れば時間帯は自由ということ。朝の家事を終えたあとに1時間、子どもの寝かしつけ後に2時間、週末にまとまった時間、と自分のペースで働けます。

生活リズム別・おすすめの職種

在宅ワークにおける時間の自由度は職種によりさまざまです。ライティング・動画編集・デザインなどのコンテンツ制作系は、早朝や夜間でも進めやすい一方、オンライン秘書やカスタマーサポートは平日日中の稼働が求められることもあります。

職種を選ぶ際には「自分の生活リズムに合うか」を事前に確認しましょう。

また、在宅ワークではオンラインによる円滑なコミュニケーションがとれることも重要です。

通信環境の整備はもちろんのこと、メールやチャットツール、ビデオ会議ツールなどの使用方法をあらかじめ把握しておくことで、スムーズなやり取りが可能になります。

こうしたツールを使いこなし、タイムリーに情報を共有、トラブルに対応したり、タスクを効率的にこなしていくことで、クライアントの信頼を得やすくなり、次の仕事へとつながるチャンスも広がるでしょう。

月5万円までのロードマップ

「月5万円といえど、されど5万円」。月々在宅で安定的に稼ぐためには、テレワーク可能な業種で需要の高いデジタルスキルの習得が不可欠といえます。

また会社勤めでも主婦でも、本業や家事労働とは別に副業に時間を割く必要がありますし、これまでの余暇、家族と過ごす時間や趣味に使える時間が減ると、精神的な負担が大きくなる場合もあるでしょう。

これらの課題を克服しながら、在宅ワーク副業で月に5万円を稼ぐためのロードマップを考えていきましょう。

ステップ1　空き時間を可視化する

まずは現在の1週間の生活を、30分刻みで書き出してみてください。

朝活派なのか夜型なのか、家事・育児のピークはいつか、スケジュールのスキマが見えると「週10時間なら確保できる」といった具体的な数字が出てきます。

時給換算1,500円なら月10時間で1万5千円、約34時間が5万円の収入の目安となります。時間の棚卸しこそ、成功する副業の第一歩です。

ステップ2　スキルを磨く

時間の棚卸しで確保した時間の約30％は、学習に振り分けましょう。

動画編集なら動画をあつかうソフトについてのオンライン講座で学ぶ、ライティングなら模擬記事の執筆で基礎固めなど。

口頭で「できる」と伝えるだけでは実力が伝わらない場合が多いため、スキルを磨きながら自分の作品や実績をWebサイトやSNSに掲載したり、自分の作品をまとめたポートフォリオを作成しておくことが重要です。

学習には、いつでもどこでも学べるオンラインスクールがおすすめ。

「でじたる女子＋」は自治体も採用するe‑Learningプログラムです。24 時間いつでも質問できるオンラインチャットサポートに加え、受講生の 8 割以上が 40 代以降の女性。仲間と高め合いながら新しい働き方を目指せる環境が整っており、学習のモチベーションを保ちやすいのが特長です。

でじたる女子+のプログラムを見る

ステップ3　小さな案件に挑戦する

スキルの土台ができたら、クラウドワークスやランサーズで初心者歓迎の案件にエントリーしてみましょう。

実績ゼロの時期は単価より経験を優先し、丁寧なコミュニケーションと納期厳守で信頼を積み上げます。最初の1〜2件で高評価を得られれば、その後は単価交渉や直接契約に発展する可能性がぐっと高まります。

ステップ4　継続とアップグレード

月1万円から3万円、さらに5万円と段階的に目標を設定するようにし、同時に学習の継続でスキルの幅も広げていきましょう。

「動画編集＋サムネイルデザイン」「ライティング＋SEO設計」「Python＋RPA自動化」のようにスキルを足していくと、同じ時間でも報酬単価が2〜3倍になるケースも珍しくありません。

案件を選ぶときの注意点

「早く実務経験を積みたい」との思いから、つい仕事の獲得に対して焦りがちですが、個人情報などのやり取りなども発生し深刻なトラブルにも発展しかねないため、応募する案件は慎重に選びましょう。

「報酬が相場の2倍以上」「初期費用〇万円」「詳細はLINEで連絡」こういった募集を見かけたら要警戒。また、低評価だったり実績不足のクライアント、納期や作業量が曖昧、仮払い制度がない案件も避けましょう。

チェックリスト10項目

• 報酬が相場とかけ離れていないか
• 作業ボリューム・納期が具体的か
• 依頼者の評価が高評価か
• 報酬を前払いで預かってくれる 安心決済（仮払い）制度があるか
• コミュニケーションツールは複数あるか
• 途中キャンセル時の取り決めが明記されているか
• 高額な商材購入を求めていないか
• 個人情報の過度な提出を要求していないか
• 著作権・守秘義務の扱いが明確か
• 追加修正の範囲と回数が契約書に記載されているか

「税金はどうなる？」「副業を会社に知られる？」問題をスッキリ解決

2023年に産業雇用安定センターが実施した調査によると、企業の副業・兼業に対する対応は以下のような結果となりました。

• 「雇用による副業・兼業」を認めている：　25.7％
• 今後「雇用による副業・兼業」を認める予定：　6.2％
• 「個人事業主等としての副業・兼業」を認めている：　13.4％
• 今後「個人事業主等としての副業・兼業」を認める予定：3.1％

引用：公益財団法人：産業雇用安定センター「従業員の「副業・兼業」に関するアンケート調査結果の概要」

これらの結果を合わせると、「副業・兼業を認める、または認める」予定の企業と、「認める予定はない」「検討していない」と回答した企業の割合はほぼ半々となっています。

このデータが示すように、副業・兼業の受け入れにはまだ慎重な姿勢を示す企業も少なくないことが分かります。

しかし最近では、社会全体で多様な働き方を求めたり、認めたりする動きも広がってきており、企業の間でも副業・兼業を認める傾向が強まりつつあります。

厚生労働省も「副業・兼業の推進に向けたガイドライン」を整備し、適切なルールのもとでの副業が可能となるよう支援しています。

確定申告のプチ知識1　住民税を自分でおさめる「普通徴収」

「どうしても会社に副業を知られたくない」という場合、確定申告書Bで住民税の徴収方法で「普通徴収（自分で納付）」 を選択する方法があります。

このように確定申告をすることで、副業分の住民税を自分で納付することになり、どれくらいの収入があるかについて会社に知られることはなくなります。「普通徴収（自分で納付」が選択できるかどうかは、納付先の市町村のルールによるので、可能かどうかの確認が必要です。

年末調整を受けている会社員の社員の場合、副業で得た所得が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。副業で使用したパソコン代・通信費・電気代などは必要経費として控除できるため、税負担は思ったほど重くありません。

一方で、副業や兼業を認めない企業側の懸念としては、過重労働の防止、情報漏洩のリスク、人材流出の懸念などが挙げられます。在宅ワーク副業を始めるときには、こうした企業側のリスクを念頭におくことも重要です。

確定申告のプチ知識2　青色申告のメリットを活用

副業をしている方にとって、確定申告は避けて通れないものですが、申告方法には「青色申告」と「白色申告」があることをご存じですか？

節税や手続きの利便性を考えるなら青色申告が有利。では、青色申告の具体的なメリットを見てみましょう。

freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを使えば簿記の知識がなくても直感的なフォーム入力で帳簿を作成できます。年度末に慌てないよう、月1回の「経費仕分けデー」を設定しておきましょう。

トラブル・詐欺から身を守るには

近年は「誰でも簡単に月100万円」と案件への応募をあおるSNS広告も増加しています。無料説明会からLINEグループへ誘導され、高額商材を販売されるというパターンが典型例です。少しでも不安を感じたら、国民生活センター（局番なし188）や家族・友人に相談しましょう。

リスクを減らす3つの習慣

クラウドソーシングなどオンラインで副業を始める際には、慎重な案件選びが重要です。特に初心者の方は、以下の3つの習慣を意識することでリスクを減らせますよ。

1. 契約書を交わす：条件を明確化
   契約内容を文章化し、納期・報酬・業務範囲を明確にしましょう。事前に契約書のテンプレートを用意しておくと安心です。
2. 仮払いの確認：未払い防止
   作業前に「仮払い」の仕組みを確認し、報酬が確実に支払われるかチェック。支払い条件を事前に確認することが大切です。
3. “いい話”ほど第三者に相談：冷静な判断
   高額報酬や簡単に稼げる案件には要注意。応募前に家族や友人に相談し、冷静な視点を持つことで詐欺を避けられます。

業務委託で案件を受注する場合に知っておきたい「フリーランス保護法」についての知識をまとめた記事もご参考に。

スキルアップにおすすめのオンラインスクール

在宅ワークで副業をおこなう際には、パソコンや各種ITツールの基本的なスキルが求められますし、スキルや知識のアップデートは継続して仕事を受注するために欠かせません。

そこでここでは、ビジネスに必要なITスキルを学ぶ際におすすめのオンラインスクールをご紹介します。

個人事業主として在宅ワークを行う際は、多くの場合企業であるクライアントと一人で契約・交渉などをしなければなりません。オンラインスクールの中には、受講者や受講修了者が参加するコミュニティが運営され、互いにサポートしあえる仕組みを整えているスクールもありますので、その点もチェックしてみてくださいね。

ITスキルアップとコミュニティ参加を実現するプログラム「でじたる女子+」

「でじたる女子＋」は、多くの地方自治体で採用されている、とくにビジネスITスキル分野を学びたい女性のためのe-Learningプログラムです。

でじたる女子＋では、副業につながる需要が高いWebデザインや動画編集、またSAPやRPAなど高度なITツールを操作するスキルなどを学ぶことができます（定額で学び放題）。

また、参加者同士が学び合いや情報共有がおこなえる機会、受講修了者が集うオンラインコミュニティも運営されており、全国各地の女性たちが時と場所を選ばず参加できる場が提供されています。

でじたる女子+のプログラム内容紹介サイトにて、「体験談」も読むことができます。プログラムを修了し、習得したスキルを活用した案件獲得に挑戦している先輩女性たちのリアルボイスをチェックしてみてくださいね！

先輩女性たちの経験談を読む

今すぐ行動！副業を始めるための具体的なステップ

在宅ワークに向いている副業は、デジタルスキルや特技を活かせるものが多く、ほとんどの作業をパソコン一台で完結できる点が魅力です。

これらの副業は比較的自由な時間に働けるものが多いですが、場合によってはクライアントの稼働時間に合わせる必要もあります。

副業に十分な時間を確保できるか不安な場合には、小さな副業から始めてみるのが、今よりも豊かな生活を得るための現実的な方法でしょう。

市場で需要が高く、自分が興味のもてるスキルの習得も重要。スキルは常にアップデートしていく必要があります。

「でじたる女子＋」のプログラムなら、動画編集やRPA、SAPなど、市場でニーズの高いITスキルを、定額で学び放題。プログラム修了後には、同じく学んだ全国の女性たちと交流できるコミュニティに参加でき、実務経験を積むための案件に応募できる機会もあります。

在宅ワーク副業でまずは「月5万円」を目標に、今すぐできることから始めてみましょう！

在宅副業を始める際によくある疑問

Q. パソコンはどんなスペックが必要？
A. ライティング中心なら一般的な家庭用ノートパソコンでも十分。動画編集ならメモリ16GB・SSD512GB以上が快適に作業ができる目安です。
Q. 家族の時間が減るのが心配…
A. 「家族カレンダー」で作業予定を見える化し、子どもとの約束タイムを先にブロックするとストレス減。
Q. 副業収入はいくらから確定申告？
A. 一般的に経費差し引き後の所得が20万円を超えたら必要。確定申告の際に住民税「普通徴収（自分で納付）」を選択すれば会社へは通知されません。（自治体へ要確認）
Q. 仕事が途切れたらどうする？
A. ポートフォリオ更新やスキルアップ期間と割り切り、「学びの仕込み期間」に充てると次の案件単価が上がります。
Q. モチベーションが続かない時は？
A. 同じ目標を持つ仲間と会ったり、コミュニティへ参加、オンライン作業会を開くと良い刺激を得られるでしょう。

でじたる女子＋のLINE公式アカウントでは、無料でカウンセリングも受け付けています。興味をお持ちの方は、ぜひ友だち登録のうえお気軽にご相談くださいね。
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